糸井重里
・娘の娘が小学1年生になって、毎日たのしそうにやってる。
朝から支度をして学校に行って5時間の授業を受けて、
休み時間だってきっと遊んでいて、
その後は「学童」というところがたのしいらしくて、
そこでなんだかおおいにはりきって、なんなら
仲よくなったともだちと家に帰ってからまた遊んで、
家族で食事をしたり遊んだりなにやら映像を見たり、
ちゃんと宿題をしたりお風呂に入ったりして、
だいたいどこかで電池が切れたように、
なにかしらを手に掴んだまま床で寝てしまうという。
わしは「としより」じゃから、
同じことをやれと言われてもとても無理じゃよ。
しかし、そんなに元気な子どもでも、
大人に比べて「体力」がないのだという。
どうやら、子どもの体力というのは、
好奇心にまかせて走り回ったりすることには強いけれど、
持久力とかはあんまりないらしい。
ま、たしかにその通りという感じだな。
長い時間がんばっちゃうというのは、無理そうだもの。
大人は、エネルギーを小出しに長時間使ったりもするし、
筋力とかは鍛えるほどに上がっていくしな。
長いこと、いろんな意味での「たいした人」を見てると、
だいたいは「体力がある!」ことに気づく。
練習するにしても、がまんするにしても、
明るい見通しをつけるにしても、ねばるにしても、
「ああ、もうだめだ」と体力が尽きてしまったら、
そこでとどまったり後退してしまうだろう。
筋肉や身体のことばかりでなく、考えることも同じだ。
「やめない」体力、「もうちょっとやる」体力がないと、
どうしても、そこで「やめる」ことになる。
いざというときには「無理ができる」のも体力だ。
体力って、どうしたら身につくんだろうねぇ。
思えば、子どもは、あの夢中な遊びのなかで
「体力」の向上を育んでいるんだよな。
大人も老人も、もっと遊んで体力をつけろってことかな。
ミック・ジャガーとか、どうしているんだろうね。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
体力を育てるのも「遊び」、体力がつくと「遊び」ができる。
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