「世界よわいの会議」
〜よわいの よわいの よわくていいの〜





冷蔵庫にもう紙が茶色く古くなった
一年予定表が貼ってあります。

そこには
友人・知人・親類とかの誕生日が
書き込んであって、
それを何となく毎日のように目にして、
忘れずに連絡出来るようにしてあるんです。
「ごめん、遅くなって‥‥」
っていうのが出来なくって‥‥。

でも最近、友人の親の命日とか、
ペットの猫や犬の命日とかまで
書き込んじゃってるので、
すごくわけのわからない
代物になってしまっています。

from ひろこ(千葉県)*05

ソブエ「さすが、ひろこさん。
    大切なことが日に日に増えて
    大変!」
MM 「生きてるのもだんだん長くなってくると
    いろいろ増えちゃうよね」
ソブエ「うん、うん」
MM 「そのうち毎日が大切な日になるんじゃないか‥‥
    心配‥‥」
ソブエ「ほんとだね。
    あと『わけのわからない代物』って
    ‥‥ぷぷぷぷぷ」
MM 「ぷぷぷぷぷぷだね。
    なんか想像できるだけにね」
ソブエ「予定表って、本人じゃないと
    意味不明なことが多いけどさ
    書いた本人すら
    わかんなくなってしまうこともあるよね」
MM 「あるね、あるね‥‥。
    特にさ、秘密の記号とか作ってさ、
    誰にも知られないで‥‥とか思ってさ、
    しばらくすると自分が忘れてたりするんだよね」
ソブエ「わははは。そうそう。
    秘密の記号は、そうなるね。
    ‥‥でもさ、『わけのわからない代物』、
    キチンと書き直したりすると
    もっとわからなくなることだってあるよね。
    ‥‥書きこんだときのペンの太さや
    日が経って薄くなったインキとかが
    思い出させてくれるとかさ〜」
MM 「なんかソブエさん、昔のフォークソングの
    歌詞みたいだよ‥‥」
ソブエ「ありゃ、そう?」
MM 「そうだね‥‥フォーク世代だもんね。
    陽水さんの曲みたいだね‥‥」
ソブエ「てへへ。
    ‥‥でさ、冷蔵庫に1年分の予定ってことは、
    あまり大きな紙じゃなさそうだよね」
MM 「A4だろうね‥‥きっと」
ソブエ「かもね。
    ‥‥書ききれなくなる日が
    きっとくるね‥‥」
MM 「くるね‥‥きっと
    書ききれなくて字を小さくして‥‥
    ますます読めなくなる日もくるだろね‥‥」

☆ ☆ ☆ ☆ おまけよわいの ☆ ☆ ☆ ☆



ひとりで家にいるとき、
もったいなくて、
ちょっとしかエアコンをつけられません。
だんなさまが、
「帰るよ−」と電話をくれると、
ほくほくしてスイッチを入れるます。
だんなさまのために、
部屋を冷しておいてあげるんだから、
  これはいいかな‥‥って。

でも、
それから私は、
台所で夕ごはんの支度をするので、
やっぱり暑いです。

from ねこちゅう

ソブエ「ねこちゅうさん、
    このごろは過ごしやすくなってきて
    ちょっと安心だね」
MM 「そうだね、一年の間で僅かの
    エアコンいらずの時期だよね」
ソブエ「次は、暖房の問題だね」
MM 「暖房は、夕ご飯の支度をしてて
    火を使ってるからまだましでしょ。
    後はだんなさんが帰ってきたら
    ‥‥自然に暖かいもんね!」


2003-10-06-MON

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