「世界よわいの会議」
〜よわいの よわいの よわくていいの〜




まだ姉妹でフトンを並べて
寝てた頃のはなし。

夢のせいで、夜中に
「わぁーーっっ!!」
って叫びながら起きたとき、
叫んでた自分が恥ずかしくて
そのまま、しばらく
「わぁ〜・・・」
って言ってしまってた。
それも、周りみまわしながら……。
はずかし〜。

その後は、何もなかったかのように
静かに眠りにつきましたとさ。

from じゅんころ(兵庫県)

ソブエ「…(うっとり)」
MM 「こわい夢かぁ…」
ソブエ「いいね〜、じゅんころさん」
MM 「いいねー。
    夢の中のこわさって、
    ホントにこわいからね。
    だって、ありえないことまで
    起こるんだもんね」
ソブエ「こわい夢から解放されたときは
    ほっとするね。
    さぞ隣にねむっている人の寝顔に
    安らいだんだろうね…」
MM 「そうなんだよね、
    あれ不思議なもんでさぁ。
    隣で寝てる人の寝顔を見てはじめて
    自分が現実にもどって来れたって、
    認識するよね。
    ああよかったって、ホッとするよね。
    それがどんな寝顔でもさ…」
ソブエ「寝顔が、おまぬけな顔であるほど
    ホッとするかもね。
    …夜中の静かな部屋で、ひとり
    『わぁー……』って言っている
    じゅんころさんの姿が、目に浮かぶよ…」
MM 「浮かぶね…。
    でも…
    その声で起きなかったらしい…妹さん、
    …スゴイね…」
ソブエ「起きてほしい気持ちと、
    起きてほしくない気持ちが、半々だね。
    でも、妹さんが、幸せな夢を見てたら
    ちょっとだけ、くやしいかもね。
    …あれ? お姉さんかな?」


2003-04-30-WED

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