「世界よわいの会議」
〜よわいの よわいの よわくていいの〜




いつも真正面の席に座っている人が、
何かの都合で隣に座っているとかすると、
別に好きな人というわけでもないのに、
妙に緊張してしまいす。

だから、 いつも斜め前に座っている人に
用があるときは、
机の対角線2つ分離れた所から
話しかけます。

from  みーゆ(三重県)

ソブエ「……距離。
    よわさにとって
    大切なテーマだよね、MAYA MAXX」
MM 「距離は大切なテーマだよね。
    距離はすごく細かく
    微妙なものだからね。
    物理的なことが
    すごく心理的なものだからね」
ソブエ「みーゆさんの
    『机の対角線2つ分』の距離って
    なんだかおかしいね」
MM 「おかしいね。
    だけど大切な距離感なんだろうね。」
ソブエ「もうひとつ
    距離についてのよわいのメールいくね」


マンションで、集合玄関のドアを開けた時、
後ろに微妙な距離で
住人の方が歩いてこられることがあります。

1度、ガチャンと閉めてしまうと、
またカギを使わなければならないので、
……ドアを持っていたほうがいいのか。
かえって、慌てさせることになり、恐縮され、
エレベーターにいっしょに乗る
気まずい空気を考えると、
……気づかないふりをしたほうがいいのか。
一瞬の判断を迫られる、
近くも遠くもない距離に弱いんです。

from あさ(さいたま市)

ソブエ「近くも遠くもない距離……。
    ……どう? MAYA MAXX?」
MM 「どうって聞かれても……。
    MAYA MAXXは、実はマンションって
    やつに住んだことないんだ。
    これっていわゆる
    オートロックってやつでしょ。
    集合玄関って
    自分の家として経験ないからさぁ……。
    あんまりわからないんだよね。
    ソブエさん家はオートロックだし
    わかるんじゃない?」
ソブエ「ドア開けて待ってるとさ、
    やっぱり後からきた人が郵便受けから
    郵便物を取るのに慌てさせちゃうよ。
    だから、相手の荷物が多かったりすると、
    ドア開けてる間、
    ちょっと申し訳なくなるね。
    でも、荷物がすごく多かったりすると、
    ドアを開けててよかったなって……。
    で、『どーもどーも』とか
    笑顔でいいながら
    エレベーターにいっしょにのって……
    ……妙に静かな他人な時をすごすね。
    そのときは、たいてい狭いエレベーターの
    はじっこと、はじっこに。
    無表情で、だね。
    ドアに近い側にのった人は、
    たいてい上をむいてじっとしてて
    奥に乗った人は、
    ややソワソワするかもね。
    ……で、どっちかが降りるときになると
    お互いにさっきと同じ笑顔にもどって
    こんどは小さめの声で『どーも』って。
    ……で、ひとりになると
    ……たいてい踊るかな……」

2002-11-15-FRI

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