「世界よわいの会議」 〜よわいの　よわいの　よわくていいの〜

観光地って、 カメラ持ってる二人連れ（カップルさん）が 多いんです。 カメラ…… 一緒に写りたいんですよね。 私、「撮ってください」っていわれるのが こわいんです。 写すとき、 何か掛け声かけるべきなのかしら？とか 現像したとき変な写真になってるかも ……って　ついつい考えちゃって。 避けて通っちゃいます。 　　目が合っちゃってるのに 逃げちゃった私を許してください。 from　ｐｅｃｏ（静岡県） ソブエ「あっ！ぼくは、そういうの撮るの好き好き！ 　　　　頼まれもしないのに撮っちゃうぞ。 　　　　ｐｅｃｏさんと逆だ。 　　　　このあいだひとりで東京タワーに行ったとき 　　　　小さな子ども２人連れのアジアの家族がいたの。 　　　　でね、お父さんとお母さんが交代で 　　　　自分たち家族の記念写真を撮ってたの。 　　　　すかさず『撮りましょうか？』って 　　　　しゃしゃりでたさ」 ＭＭ　「おぉ！　言葉通じたの？」 ソブエ「言葉は通じなかったけど、 　　　　とても心配そうにそのカメラを渡してくれた。 　　　　きっといい写真があがってると思うな。 　　　　心配そうなお父さんの表情が 　　　　またかくべつだったもの。」 ＭＭ　「撮りましょうかって 　　　　シュチュエーションになることは 　　　　あんまりないなあ……。 　　　　怖いのかなぁ…… 　　　　あんまり頼まれることないなぁ……。 　　　　そのかわり一緒に撮って下さいはあるよ。 　　　　全然問題ないよ、いつでもオッケーだよ！」 ソブエ「写真って、撮る側の性格も出ちゃうよね。 　　　　おもしろいよね」 シャッターチャンスによわいです。 カメラを構えて、 さあ、とファインダーを覗いても 今より一瞬後のほうが もっといいような気がしてきて、 どうしよ、どうしよと思ううちに 子供は走り抜け、鳥は飛び立ち、 風は吹き、陽はかげり、 なんだか　ぬぼーとした写真ばかり 撮ってしまいます。 　 　　from　のばら（東京は葛飾区） ＭＭ　「……ぷぷぷ」 ソブエ「……ぷぷぷ」

2002-06-18-TUE

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