「世界よわいの会議」
〜よわいの よわいの よわくていいの〜





MM 「シンちゃんが
    なかなか起きなかったからか
    目覚めについてのメールが
    たくさんきてるよ」
ソブエ「ぼくは毎日、さわやか目覚めさ。
    えっへん」
MM 「マジで ? 
    MAYA MAXXは、
    ほぼシンちゃんと同じだよ」


前の晩、小テストの勉強しないといけない。
  布団にもぐって、「もうちょっと休憩」と思いつつ、
うつらうつら起きながら、
深夜になり、気づいたら、朝。
目覚め、時計に目をやる。

2時間前。余裕。
やっぱり、1時間半前からやろ。
再びもぐる。

1時間半前……、
布団の中でぐずぐずしてると、
1時間前。
もう、やっぱり嫌だな、 完璧はあきらめて、
30分前に起きて、ちょこちょこっとやろ。

30分前……、
やっぱりテスト勉強なんていいっか。
布団の中で、ゆっくりする(これが気持ちいい)。

で、12分前、しょうがないと、
ガバッと起きる。
2分でテスト範囲を見る。
顔を洗って、歯磨いて、授業に行く。

もしくは、ずっと布団にもぐったまま、行かない。
  
from 涼快(アメリカ・マサチューセッツ州)

ソブエ「ぼくは、テストの前の日に
    勉強予定の時間割表を作るの好きだったよ。
    何時何分から何時何分まで何の勉強して、
    その後何分まで何して……って、
    色分けまでして。
    でもあんまりていねいに作ってたもんで
    予定表ができた頃には、
    もうスタート時間がずれちゃってさ、
    それを直し直ししてるまに……朝がきて。
    今おもうと、すんごくマヌケ」
MM 「やっぱソブエさんの場合さぁ……
    今の仕事を彷彿させるね。
    すごいかわいい予定表だったんだろうね。
    MAYA MAXXは
    予定表はあんまし作らなかったかも。
    でもさ試験の時って
    全然関係ないことしたくなったなぁ」
ソブエ「なるねぇ」
MM 「普段だったら全然読まない本を
    急に読みたくなったりね……。
    それは『次郎物語』とかさ……」
ソブエ「『次郎物語』、なつかしいな。
    図書館から借りるたびに頭から読んでたけど
    長かったんで、
    出だしだけを何度も読んだよ。
    また読みたくなっちゃったぞ。
    ぼくは、『船乗りクプクプの冒険』とかだった」
MM 「涼快さんは、熟睡も勉強も
    ほかのこともできなくて残念だったね」
ソブエ「でも、二度寝がたくさんできてよかったね。
    二度寝……緊迫時の睡眠、極楽だね。
    じゃ、もうひとつ、akiko さんからのメール」


私もよわいからなぁ。
  
あと5分早く起きれば…
走らなくてもいいんだけど、
と毎日思う…
  
子どもの頃から変わってません、全然。
でも間に合うように一生懸命頑張っている
じぶんが好きです。

from akiko(大阪府)

ソブエ「ぼくは、きめられた時間って、
    どうもにがてなんだ。
    こんなんじゃ ダメだ〜って毎日思うよ。
    あした締め切りの仕事よりも
    う〜んと先が締め切りの仕事を
    まずすすめたくなっちゃうし。
    スケジュール帳は、必ず毎日なくすし」
MM 「MAYA MAXXは逆に 
    決められた予定や仕事は、
    ずれてたまっていくと怖いから
    ドンドンやっていくよ。
    なんでかって言うとね、
    それ終わっておかないと
    決められてない仕事をやれないからだよ。
    決められていない仕事って、
    何でも好きに描いていい
    ……いわゆる作品ってヤツだよ。
    これを落ち着いて
    ゆったりした気分でやりたいから、
    決められたことを
    やっちゃわないとダメなんだな」


 年末によわいです。

なんかあの、何が何でも
区切りをつけなきゃいけないような雰囲気に
とてもよわいです。
区切りなんてつけずにダラダラと
心穏やかに過ごしたい…

from すーこ(東京都)

ソブエ「だよねー」
MM 「そーだよね。
    特にあの世紀末って
    またこれがただの年末よりすごかったよね。
    冷静に考えるとただの12月末が年末で、
    ただの2000年の年末が世紀末なのにね」
ソブエ「この時期に年末の話題……!
    すーこさん、よっぽど年末によわいのね。
    でも、あと半年ちょっとすればもう年末だし、
    あたりまえだけどこころ重いね」

2002-05-17-FRI

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