ARAI&YONEMITSU
夢中になりたい!
広島・東京・世界

第4回 『赤毛のアン』前編

ア: 今回のお題は、ルーシー・モンゴメリ作/村岡花子訳
『赤毛のアン』 です 。読んだ?
よ: 7巻、読み終わりました。
ア: もう『炉戸荘のアン』まで読んだの? 
よっぽどひまなんだねえ。
よ: 巻き物くんが好きで、むむっ もうがまんできん!
って、解説する姿にほれぼれするよ。
ア: そりゃ、『陰陽師』の話じゃん。
3つ前のネタ引きずってるのお?
よ: 近松門左衛門の時代浄瑠璃に「碁立軍法」というのがあって、
囲碁と戦い がシンクロしているという物語なんだって。
7巻を読むと、その時代浄瑠璃を観たくなってきました。
ア: 7巻読みごたえあったでしょう、
あんなドラマティックなストーリー、
そうそうお目にかかれませんよね。ほんと濃い〜の。
真葛ちゃん好き!
「目から出る水は役に立つな」って
道真を翻弄してるとこなんていいなあ。
よ: 鼻から出る水はすするとしょっぱいな。
ア: へそから水でたらやばいらしいな。
あのさ、今回のネタは『陰陽師』じゃなくて、アンだよ。
よ: まだ1ミリも読んでません、
というか、本を持ってないからな。
ア: やる気あんのか? 
広島には売ってなかったとかゆうんじゃないよ。
よ: 本日、『赤毛のアン』ゲットしてきましたが、
なんか、花畑のアンとか、
原子炉のアンとかって何種類もあったよ、
アンって何巻もあるの?
ア: ふふふ。10巻あるのよー。でもご安心あそばせ、連作なの。
一冊一冊で完結してます。今回の対象は『赤毛のアン』のみ。
ちなみに現在公開中の映画は『アンの青春』『アンの愛情』が
下敷きになっているもの。
あ、全部読んでももちろんいいんですわよ♪
よ: っつーことで、まだ読んでないので、
「げげげのアン」は次回ってところで。
ア: 黙って聞いてりゃこのおっさんは
デタラメなタイトルばかりならべやがって・・・。
よおし、もうキレた。
絶対に『アンの青春/完全版』3時間40分を観てもらおう。
アーンド帰りに『ピンクハウス』で
ペチコートを買ってくること、
領収書はなしだ!
よ: 「赤塚のアン-反対の賛成なのだ編-」ってのは、どう?
ア: どーしても、わたくしを怒らせたいみたいね。
しかもそれ、全然面白くないじゃん!

●『赤毛のアン』データ
アンの青春 完全版 データいらんと思うけど、いちおうね。
カナダのプリンスエドワード島を
舞台にした超メジャー少女小説。
主人公は終わりにeの字がついた
11歳の孤児の少女Anne。
女子でこの作品を読んだことのない人なんて、
ほとんどいないと思うな。
『アンの青春』を観る前に、
同じミーガン・フォローズ主演の映画
『赤毛のアン 』をチェックしよう。
原作のイメージを損なわない、
いい作品です、泣いちゃうよ。
でもね、個人的にはギルバートが違うと思うのね。
みなさんはどうなのかしら?(アライ記)

●次号予告
ア: いよいよ、『赤毛のアン』本編だ!
よ: 第2章まで読みました。現実にこんな子いたら、
「だまれよ、おまえっ」って頭をはたくと思うが、どーか。
ア: お、読んでますね? 感心感心。
そうそうアンはよくしゃべります、こらえてね。
  To Be Continued

1998-09-03-THU

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