本読む馬鹿が、私は好きよ。
その8:村上春樹を読む人

なんとなく、年代順に。

ほぼにちわ。
このページの番外編、
「マンガ全巻一気読み特集!」も大盛り上がり。
こちらもメールおまちしてますよ〜。

さて、本編のほうも、
ジワジワとやってゆきますよ。
では、今日はいちばん昔のものから。


風の歌を聴け
講談社文庫
村上 春樹 (著)
価格: ¥352
文庫 - 155 p (1982/07/01)
講談社 ; ISBN: 4061317776 ; サイズ(cm): 15

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僕自身ずっと自分で蓋をしてきた、
自分の中にあるいろんな「見たくないもの」を
この小説が容赦なくさらけ出している。
だからある意味、ざっくりえぐられるし、痛い。
でもだからこそ、
彼の小説には
いつも救われる気がする。

しかし春樹を読んだおかげで
一人称が「おれ」から「僕」になった人は
僕だけじゃないだろうな〜・・・

らぢお
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文章が最小限で、きれいで、ユーモアがあって
短い映画のような感覚で読めると思います。
特に、幼い頃の「僕」と
精神科医のやりとりは、
何回読んでもすんばらしい!

村上春樹さんの作品を読み進めたあとに、
【風の歌を聴け】をもういっかい読んでみると
一回目読んだときとは、また違った感覚で
読める(読んでしまう!)と思います。

あらきち
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しまった!
「ノルウェイの森」ブーム以後のものしか
読んでいなかった
ワタシは不覚をとったかもしれない。
注文をしておかねば!
(こうして、よまないでおいておく本がたまるのだ。)

さて、
お次は、「羊をめぐる冒険」。


羊をめぐる冒険 (上)
講談社文庫
村上 春樹 (著)
価格: ¥448
文庫 - 245 p 上 巻 (1985/10/01)
講談社 ; ISBN: 4061836064 ; サイズ(cm): 15

羊をめぐる冒険 (下)講談社文庫
村上 春樹 (著)
価格: ¥448
文庫 - 231 p 下 巻 (1985/10/01)
講談社 ; ISBN: 4061836072 ; サイズ(cm): 15

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村上ワールドに、ミステリー性が加わって、
もうねぇ、簡単に言えば、とんでもなく面白いのです!
登場人物が名前を持たないのも特徴的です。
それ以外にも、
主人公の「名前」に対するスタンスが
随所に表されています。
それが村上氏の思想なのか、
それとも「僕」の持つ思想なのか、
考えるだけでも面白い。
小説を読み終えた後の喪失感、
その理由はきっと、
読み終えた人ならわかるはず。


カナメグ
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私の大好きな作家ナンバーワンの村上春樹作品のなかでも、
初めて読むのにオススメなのは「羊をめぐる冒険」です。
ストーリーの面白さとテンポの良さのなかに、
その後さまざまな作品で繰り広げられていく
村上春樹の世界がシンプルな形で
詰まっていると思います。


じゅんこ
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僕は「羊をめぐる冒険」を推薦します。
僕が村上春樹氏の小説を読む時は決まっていて、
気持ちがブルーな時です。
そういう時に読むといいんですよ、これが。
普段元気な時には感じられないような、
心の一番深ーいところに
そっと触れられたようなあの感じ。

あの感じを味わうと、
「あ、こんな気分になれるのなら、
 たまにはブルーな気持ちもいいかも」
と思ってしまうほどです。
ただ問題は、そのせいで
ブルーな気分からなかなか抜け出れなくなることですね。

サジタリウス
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「羊をめぐる冒険」を推します。
僕はこの本で、
人生がガラリと変わりました。

とても感謝しています。

うちぞう
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村上春樹さんの作品で、私が1番最初に読んだのは、
『羊をめぐる冒険』でした。
何度読んでも
最後の5行は最高です。

胸のなかになんとも言えない、淋しさのような、
切なさのような感情が残ります。
その5行の感情を味わうために、
上下巻を読みきってしまいます。
他にも、好きな村上春樹さんの作品はあるけれど、
やっぱり最初にこれを読んだときの気持ちには
かなわないかも。

ゆーゆ
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「羊をめぐる冒険」のほうは、
なんだか、ジワジワとメールの数を増やしております。
その、最後の5行を読むために、
ページをめくりたいっ!!

そろそろ、ムカシの著作ではなくて、
最近の著作やら、
エッセイをオススメされていくつもりであります。
そのあたり、メールがすくないのよ〜〜。
 みなさま、お願いいたします!


そろそろ、次の作家さんも
えらびださなくっちゃね〜。

では、また日曜日に!

2002-04-28-SUN

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