ありがとうが爆発する夜
矢沢永吉バースデー記念
スペシャルイベントまでの日々。

TONIGHT THE NIGHT!
バースデー記念スペシャルイベント
“ありがとうが爆発する夜”まで、
あと12日!


EIKICHI YAZAWA CONCERT TOUR 1999の
ツアー初日、秋田県民会館でのコンサートを終えた
スタッフのT氏が、現場のようす、ツアーの雰囲気を
伝えてくれるメールを送ってくれました。感謝!!
文中に“ボス”とあるのは、矢沢永吉さんのことです。
スタッフは矢沢さんを“ボス”と呼んでいるんですね。


「秋田公演終了しました」

いよいよ今日(9/1)からツアーがスタートしました。
秋田です。

昨日まで秋田から車で1時間30分の湯沢という町で
ゲネプロ(本当のコンサート会場でやるリハーサル)を
4日間行ない、スタッフは昨晩深夜12:30に
この秋田に入ってきたのです。

ゲネプロではボスが、照明やサウンド、
メンバーの動きにいたるまですべての演出をやります。
ボスからダメだしをもらったあと、
各セクションのスタッフはその直しを、
その日のうちにやってしまいます。
湯沢でも連日深夜3時くらいまで
各セクションのチェックを行ない、
今日のために準備してきました。
したがってスタッフみんな睡眠不足です。

朝8:30、朝からドシャブリの雨の中、
トラックから機材をおろし仕込みを始めました。
最悪の仕込み状況です。その状況下で大声をだしながら
アルバイトを使い、仕込んでいきます。
ステージの上にどんどんセットができていきます。
このスタッフはほとんどが
矢沢永吉のツアーでは10年目を迎えます。
簡単に10年と言っても、単にビジネスだけの
つきあいでは続かないものです。
ひとつ言えるのは、スタッフ全員ボスを尊敬し、
愛し、信頼していることです。
そしてボスの仕事をやることにプライドを持っています。
つらくても、眠くても、誰も文句を言う人間はいません。
いろいろなアーチストのスタッフの中でも、
うちのスタッフは優秀だという評判で、
矢沢永吉のツアーに参加したスタッフは
どこにいっても使えるといわれています。
そういう話を外部から聞くとすごくうれしいし、
またそれがもっと頑張ろうという原動力にもなるようです。



ホールコンサートでは、11トントラック5台、
4トントラック2台、電源車1台でまわります。
11t5台と4t1台には、マーキングを入れて走ります。
並んで走るサマは、感動ものです。
昨晩もスタッフバスの前を走って行くトラックを
ながめながら、いよいよツアーが始まるという実感が
ひしひしとおしよせてきました。

午後から雨があがり、
本番前から多くのファンが会場前に集まりました。
みんな初日を是非見ようと、熱気ムンムンです。
駐車場にとめてあるトラックの前で
ファンのみんなは記念写真を撮っています。
私もトラックの写真をデジカメでとりこみましたので、
送ります。



コンサートのお客さんの層はすごく広くて、
小学生から50歳くらいの方までいらっしゃいました。
男女比は、男性6割、女性4割というところでしょうか。
一番多い年齢層は20代30代の方たちのようです。
こんな幅広い層の方々にもかかわらず、
オープニングが始まるやいなや
会場全体がひとつになっていきます。
私もいろんなコンサートに行きますが、
この一体感は他のライヴでは味わえないことです。

今日は、すごくいいコンサートでした。
お客さんも、ボスも、メンバーも、スタッフも
みんなハッピーでした。初日ならではのトチリにも
お客さんは大喜びで無事初日を終えました。
これからまだまだバージョンアップされていく気配です。
横浜に行くころには、ボス、メンバー、スタッフの呼吸も
さらにかみあってすごいステージになりそうです。
期待してください。

今22:45です。もうそろそろ積みこみが終わります。
これからスタッフはバスで次の町、
青森に4時間かけて移動です。
明日は朝9:00から仕込みです。
ボスの歌にある、まさに「トラベリンバス」ですね。

(文:スタッフT氏)


読んで、ちょっと泣けてきたことを告白します。
2日の青森公演のあと、
スタッフを乗せたバス、機材を乗せたトラックの一団は
4日と5日にコンサートをやる静岡に向かって、
高速道路を突っ走っていることでしょう。
“ありがとうが爆発する夜まで”あと12日。

(つづく)

1999-09-03-FRI

YAZAWA
戻る