2008年02
果樹の苗木の植え込み時も
元肥ではなく、液肥を使うのでしょうか?
その際、与える液肥は苗木を大きくするために
始めは「実もの」用では無く
「葉もの」用なのでしょうか?
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諏訪さん もともと永田農法は、
ミカンの木から始まっています。
ですから、液肥で全く問題ありません。
冬の間の生育初期は、窒素の多い「葉もの」用で、
春になったら、「実もの」用がよいでしょう。

葉物(からし菜など)と
ラディッシュ系の葉部分の「産毛」が
すごく硬いものができました。
生食するにはくちびるが痛いので
ゆがいたりしてるんですが、
売ってる同種類の野菜とはかなり違うようです。
こんなものでしょうか?
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諏訪さん 確かに新鮮な野菜の産毛は、
硬くて、若干、痛いときがあります。
茄子やキュウリは、産毛でなくトゲです。
新鮮なものは、
手に傷が着くほど痛いですよね。
こうした感覚は、売ってる野菜では、
なかなか味わえません
(すぐに、柔らかくなったり、取れたりするので)
葉物の産毛も新鮮なものほど硬いですが、
どうしても気になるなら
品種を代えてみるのが一番よいでしょう。

イチゴの苗をビニールマルチをかけた
畑に植え付けたんですが、
冬の寒さにあててから
マルチにしないと実が付かない(花が咲かない)と
ある園芸番組で言ってました。
永田先生の本では最初から
ビニールマルチだったような気がします。
2,3月頃まで、ビニールマルチを
はずしたほうが良いでしょうか?
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諏訪さん 最初からビニールマルチをかけて育てても
全く問題ありません。
ビニールマルチではなく、
イチゴをトンネルなどで保温してしまうと
そういう問題がでる場合がありますが、
ビニールマルチは大丈夫です。

 
© HOBONIKKAN ITOI SHINBUN