2006年10
キュウリ、ナスはこれまでの農法に比べ
生育が悪いように思います。
肥料に問題があるのでしょうか?
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ほぼ日 キュウリ、ナスと
液肥の相性についての「しつもん」です。
永田先生 この方はどちらにお住まいですか?
ほぼ日 広島市内にお住まいです。
永田先生 それなら低温障害の影響はないですね。
今年は関東地方の北では
温度が足らなかったようですが
北海道ニセコでも ナスができているくらいですから、
これはおそらく肥料に問題がありますね。
諏訪さん 永田農法そのもののために
キュウリやナスが
悪くなったことはないと思います。
考えられることとしては、
最初に根を切りすぎたことか、
今年は日照不足でしたから
肥料の与え方が
影響しているのではないでしょうか。
北海道でもナスが作れたくらいですから
気温の問題ではなさそうです。
ほぼ日 そもそも、北海道で
ナスは作れないものなのですか?
永田先生 ええ。普通、北海道でナスは無理です。
プロの農家ならまだしも
作ったのはニセコのホテルの従業員たち、
いわば、素人なわけです。
たぶん、周りの農家がびっくりしてますよ。

液肥で育てないと
北海道でナスはできません。
それは粉の肥料だと生育が遅いからです。
液肥だと与えたら、
すぐに効きますから。
点滴みたいなイメージですね。

諏訪さん 液肥の方が根から栄養を吸収する
スピードが早いので
即効性があります。
このしつもんをくださった方の場合は、
さきほども言いましたように、
根の切りすぎか、もしくは
液肥濃度が薄かったか
回数が少なかったか、
ということが原因だと思います。
液肥を薄めて与えるときは
たっぷり与えてください。
土の表面が湿る程度では
効果がありませんから。
永田先生 この方の場合、
いずれにしても
施肥量が少なかったんでしょう。
今年のナスは劇的に
量産できたという人が
多かったようですね。
諏訪さん 長くとれたという人も多かった。
ほぼ日 それは永田農法の特徴なのですか?
諏訪さん 永田農法でキュウリやナスを育てると
長期間収穫できるみたいです。
永田先生 普通、夏に枯れてしまうものが
茎の下から上まで
長い間、実がなり続けるんです。
これも液肥の効果だと思います。
 
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