ほぼ日 |
永田農法による
スイカ栽培の「しつもん」です。 |
永田先生 |
これは今年のスイカが
うまくできた諏訪さん、
どうですか? |
諏訪さん |
今年のスイカは良かったですよ。 |
永田先生 |
そうですね。
天気も良くなかったわりには
味はよかった。 |
諏訪さん |
これまで少なくとも3年間、
永田農法でスイカを
栽培してきましたが
永田農法にしてからの方が
ツルのもちもいいし、
皮も薄くなっています。
もちろん、実もおいしいです。
いろんな弊害の原因は、
苗の根を切ったせいではないと思います。
実が割れるのは
過熟で収穫の適期を
逃してしまった時に
おこるようなことですが‥‥。 |
永田先生 |
今年の天候を考えたら
これは水が原因ですね。
実が劣化してます。
雨で急に水を吸いすぎて
実が成長に追いつかなくて割れたんです。
さらに長雨で根腐れをおこして
ツルが枯れてきたのだと思います。 |
ほぼ日 |
この方は商品として
出荷できるレベルまで
もってきたいようですが? |
諏訪さん |
プロとして本格的に
スイカ栽培に取り組むのであれば
農業用のスイカの枝の作り方についての
専門書を参考にするとよいと思います。
一株に一個しか実をつけないやり方や
どの位置に着花させるかというのを
品種によって
研究する必要があると思います。
家庭菜園で栽培する場合には
一株で2〜3つはとりたいな、
という気持ちに
なってしまうものなので、
そこにこだわらずにやった方がいいです。
今年、赤いスイカと
黄色いスイカを作りました。
収穫前にカラスがきて
いくつかつつかれて割れたんですが
黄色いスイカだけは
カラスの被害がありませんでした。
最近、カラスが
黄色を嫌うということがわかってきて
地方自治体でも黄色のゴミ袋を採用したり
農業用のカラスよけも
黄色のビニールをつかってますが
カラスの被害があるようでしたら
黄色いスイカを作るといいかもしれません。 |
永田先生 |
黄色いスイカだと
カラスが食べないというのは
新発見ですね。 |