これは非常に複雑で難しいですね。
つまり、ぼかし肥料やカルシウムなど、
何か特別な肥料を入れたことが害になったのか、
もしくは今年のような異常気象なのか
栄養不足なのか、低温障害なのか、
原因はちょっとつかめないのですが、
ナスの花が咲いて、
それが着花せずに
花が落ちちゃうのは
低温障害か栄養不足が原因です。
昔から、
「親の意見と茄子の花は千に一つの無駄もなし」
ってことわざがあります。
それはナスの花というのは、
基本的に咲いたら
ほとんどが実になるんです。
そのぐらいナスは着花率がいいんです。
ナスに比べ、
スイカなどは着花率が相当悪いのです。
花が咲いてもスイカになるのって
たぶん、十個とか二十個に
一個しかありません。
今年はプランター栽培の場合
栄養不足ということが
非常に多いようです。
DVDでは
「一週間に一度の割合で液体肥料をあげてください」
と言ってますが
今年のような気候が続いた場合は
液肥を与える回数を
三日、四日に一度、
もし晴れた日があれば
本当に毎日続けてあげるという形が
いいと思います。
液肥の濃度も
夏は普通千倍で、
冬が五百倍なんですけど、
ちょっと濃い冬バージョン
つまり、三百〜五百倍の濃度で
意図的に回数も
増やしてあげてみてください。
それで回復してきて
実なりがよくなったりしていけば、
栄養不足が原因だった
ということが究明できると思います。
ある程度繁茂してきたら、
じょじょに液肥の濃度を戻していって、
理想的にはまた五百倍とか千倍を
一週間に一度に戻してください。
今考えられる原因で、
唯一探求できそうなのは肥料不足です。
まずはその濃度を上げて回数を増やす
というてことでやってみていただく
というのが一番いいと思います。
液体肥料でやってる
永田農法のいいところは、
非常にシンプルで、
その肥料の希釈倍数とか回数で
野菜にあげてる肥料の量を
コントロールしやすいことです。
そうすれば肥料が足りないんだったら
入れればいいし、
多いんだったらやめればいいっていう、
その差し引きができる、
調整ができるっていうのが、
永田農法の利点です。
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