2006年06
今年はDVDを見て、種から育ててみました。
カモミール、ニンジン、ポットマリーゴールド、
ストロベリーワイルドの4種類の種をまきました。
ポットマリーゴールドは
種が大きくて扱いやすかったためか、
10粒中6粒が発芽して元気に育っています。
しかし、カモミールとニンジンは、芽が出て来たなと思い、
上にかけていた遮光ネットを外したとたん、
枯れてしまいました。
ストロベリーワイルドは、
カモミール、ニンジンのあとに
発芽したのですが、また枯れるのが怖いので、
まだ遮光ネットをかけています。
(いまのところ枯れていません)
DVDで、
「発芽しはじめたら遮光ネットを外す」
と言われているのは、
だいたいどのくらいの発芽状態でのことでしょうか?
よろしくお願いします。
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諏訪さん 種をまいた時に、うまく発芽してくれるかどうか、
気になるところですね。
実は、植物の種類によって、
かなり発芽の具合に差があります。
確かに、マリーゴールドは、発芽も早く、
その後の成長もどちらかといえばタフです。
それと違って、
ニンジンなどは時間がかかります。
発芽したときに遮光ネットがかかっていると、
専門的には「徒長」(とちょう)と呼ばれる、
いわゆる「モヤシ」状態になってしまい、
その後の成長に良くありません。
必ず外してください。
特に、かぼそい新芽の場合、
重要となってくるのは、
「幸穂」さんが質問されたように、
その遮光ネットを外すタイミングです。
例えば、日中に発芽に気づき、
急にネットを外してしまうと、
たまたま直射日光に当たってしまい、
出たばかりの新芽が
枯れてしまう場合があります。
つまり、それまで暗いところで、
静かに生きていたのに、
急に強いカクテル光線が
当てられたようなものですから、
熱と光にやられてしまうのです。
遮光ネットを外した時は、
一両日は直射を当てない様にするか、
または、遮光ネットを夜に外すなどして、
明け方から、
徐々に光を浴びていくようにしてください。
なんでも急な変化には、
植物は対応できないのですね。

 
© HOBONIKKAN ITOI SHINBUN