2006年06
4/17に畑に、トマト、キュウリ、エダマメ、
トウモロコシを植えました。
畑の土がかなり粘土質で、水はけが悪いのか、成長が遅く、
あまり根が伸びていない様子です。
特にキュウリは買って来たときと変わりません。
液肥は週1で、マルチシートをはり、
稲わらを敷いています。
日当りは朝から昼の1、2時間ぐらいで、
病害虫の被害は特に目立ってはありません。
畑の周りには、ドグダミやフキがたくさん生えています。
改善の点をご指導お願いします。
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諏訪さん 午前中に1、2時間の日照では、
正直、少し野菜をつくるには
つらいものがあります。
最低、4、5時間は欲しいところです。
ドクダミ、フキがあるということは、
やはり半日陰の環境
という事になります。

成長が遅いのは、日照が足りないので、
光合成が活発に行われていないのと
地温が上がっていないことも原因です。
マルチシートを張った上に、
同時に敷き藁をしてしまうと、
シートに直射があたらず、
地温があがりません。
とりあえず、梅雨明けまでは、
藁を外してください。
日当たりが良いところだと、
真夏は熱くなりすぎるので
敷き藁を敷きますが、
ここでは必要ないかもしれませんね。
キュウリは夏野菜の中でも比較的、
日照が少なくても大丈夫です。
もう少し暖かくなれば、
成長していくと思います。

野菜づくりをベランダで考えていたのですが、
日当りがあまり良くなかったので、
室内で日当りの良い場所を探して、
そこで育てようと考えています。
室内で野菜を育てる上での注意点はありますか?
そもそも、室内で育てることは難しいのでしょうか?

夜に蛍光灯の明かりなどもあるため、
野菜の生育に邪魔になるのではと思っています。

野菜としては、ミニトマトをつくろうと考えています。
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諏訪さん 確かにベランダでつくる場合の
最大のポイントは、日当たりですね。
最低でも4、5時間は欲しいところです。
私の場合は、苗を庭で育てていますが、
季節によっては、
日当たりが3、4時間になります。
この日照時間だと、
苗が少しヒョロヒョロと伸びてしまい、
専門用語で言うところの
「徒長」(とちょう)する
場合もあります。
室内で育てるのは、
< 雨があたらず良いのですが、
日照が4,5時間無いと
(もちろん、畑でも晴天以外は、
 日が当たりませんので、
 あくまでも好天時のですが)
正直、トマトはちょっと厳しいです。
キュウリなら、
それよりも少ない日照でも大丈夫ですので、
おすすめかもしれません。

蛍光灯の明かりなどは、
トマトでは、
それほど問題にならないと思います。
アブラナ科の野菜、
例えば、コマツナやコカブなどは、
日照条件長さの変化によって
花が咲いてしまうような場合があるので、
影響が出る場合もあるかもしれません。
ご注意ください。

 
© HOBONIKKAN ITOI SHINBUN