山野井泰史(やまのい・やすし)

1965年、東京生まれ。
酸素ボンベを使用せず、単独または少人数で、
難しいルートからのクライミングに
挑戦しつづけるクライマー。
10歳のときに登山をはじめ、
15歳のときに日本登攀(とうはん)クラブに入会。
1988年南米パタゴニア・フィッツロイで、
大岩壁の単独登攀に成功。
1991年から、ヒマラヤへ通う。
1994年、ヒマラヤのチョ・オユー南西壁を単独登攀。
2000年、世界第2位の高峰、
ヒマラヤ、K2の南南東リブを単独初登攀。
2002年にはヒマラヤ、ギャチュンカン北壁登頂するが、
凍傷により手足の指の10本を失う。
復帰後も独自のクライミング技術を編み出し、
各地の山や壁に通い続ける。
指を失うというハンデを持ちながらも、
中国のポタラ北壁やグリーンランドのオルカなど、
初登攀を成し遂げたルートもある。

1994年オペル冒険賞、
2000年文部科学省スポーツ功労賞、
2002年朝日スポーツ大賞・植村直巳冒険大賞を
それぞれ受賞。

ブログ・山野井通信
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