山口晃(やまぐち・あきら)

1969年、東京生まれ。群馬県桐生市に育つ。
1996年、東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。
2001年、第4回岡本太郎記念現代芸術大賞優秀賞。

時空の混在した、古今東西さまざまな事象や風俗を
緻密に描き込んだ都市鳥瞰図・合戦図などが代表作。

2012年には、平等院鳳凰堂の襖絵を奉納する。
(ちなみに、となりは狩野派の部屋)

うわー‥‥と、しばし見入ってしまう
卓抜した技術のなかに、
よーく見ると
馬みたいなバイクみたいな乗り物に乗った
お侍さんなどがいたりなど、
何とも言えないユーモアやシニカルを感じさせる
山口さんの作品。

絵画のみならず、立体や漫画、
あるいは「山愚痴屋澱エンナーレ」と名付けた
インスタレーションなど
さまざまな表現活動を行なっています。

最近、待望の大判作品集が刊行されましたし
2013年4月20日からは
横浜で展覧館も始まる予定なので、
みなさん、ぜひ、ごらんになってみて下さい。

近著
『ヘンな日本美術史』(祥伝社)
『山口晃大画面作品集』(青幻舎)