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2004 今日のダンナ総集編 その1 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 神社におまいりしたら お神酒のお振る舞いがあった。 杯を受け取ったダンナは お神酒を注いでくれる巫女さんに 「大盛りで!」と注文していた。 ダンナとの距離:酒量約2倍(当家比)。 観察人(中国・カエル・20代ギリギリ) 昨晩、先に寝ていたダンナに ちょっと迫ってみた。 チューしようとしたら、 ビクッと目を開き、 手でベッドをバンバン叩いて、 非常に怒っているご様子。 「怒ってるの?」って聞いたら、 「考えさせてほしい。」と 深刻に言ったきり寝てしまった…。 チューしようとしただけなのに…。 何を考える必要が!? 次の日の朝そのことを話したら、 全く覚えてないとのこと。 深層心理…ですか? ねぇ、新婚なんだから… 言いたいことあったら、 言ってよ(泣)。 ダンナとの距離: 日本語と中国語の違いくらい? 観察人(兵庫・ぬばたまの・妙齢) 我が家の冷蔵庫には おいしいチョコレートが眠っている。 三週間ほど前にダンナが 「ねえ、買おうよ、買おうよ!」と 強く主張して買い求めたチョコ。 人一倍甘党のくせに ミルクとビターが並んでいたら ビターを選んじゃうのよね、ダンナ。 でもって ひとくちかじってそのままなのよね。 ほろ苦くておいしいんだけどな。 どうするのかなぁ、あのチョコ。 こっそり食べちゃおうかなぁ。 ダンナとの距離:あまい。 観察人(ようこ・岡山・30歳) 私が疲れていると、 いつも足マッサージをしてくれる 優しいダンナ。 先日も私の“ふくらはぎ”をもみながら、 「ふくらはぎは第2の心臓って言うんだよ。 知ってた?」 とエラぶって聞いてきた。 知ってるもなにも。。。 知り合って8年間、 その手が“ふくらはぎ”に差しかかると 必ずその言葉言ってるよ。 次回のマッサージも期待して、 今回も「へぇ、そうなんだあ。」 と感心しておいた。 ダンナとの距離:? 観察人(イギリス・サクラソウ・30代) 真夜中、隣で寝ていたダンナが ベッドを揺らすほど「ビクッ!!」と 身体を跳ねさせた。 「どうしたの?大丈夫?」 と慌てて聞くと 「うん。風船が割れた。」 と言って すぐまた眠りに着いた。 爆笑させてもらった。 ダンナとの距離 :ダブルベッドのマットレス分 観察人(長崎・ひな・31歳) 多くの家庭がそうなのだろうが うちの夫婦も、 育ってきた食べ物の環境がまるで違う。 特に違うのが「ごはん」だ。白いごはん。 コロッケや餃子は「主食」として ごはんが付かなかったわが実家に対し、 夫の家では、ラーメン、うどんは 「おかず」と見なされ、 ごはんが出てくる。 そういうわけなので、 出来るだけごはんを出すように 努力はしているのだが 夏、素麺の時に 「ごはんは?」と言われた時は かなりびっくりした。 世の中には素麺をおかずに ごはんを食べられる人もいるんだ! ダンナとの距離:ごはん一膳分 観察人(兵庫・ぬばたまの・妙齢) 内臓脂肪も測定できる 体脂肪計付き体重計を購入した。 夕食後、ものはためしと 身長性別年齢を入力し さっそく測定してみたダンナ。 内臓脂肪レベルが14とでたが それが過剰レベル直前の値であると知り 少し動揺。 続いて測定した女房の内臓脂肪レベルが 標準レベルの4であったのを確認し さらに動揺。 そしてダンナは風呂に向かった。 じっくり時間をかけて入浴し たっぷり汗をかいて再計測。 ダンナの内臓脂肪レベルは13だった。 ほっとした表情もつかのま、 続いて測定した女房の内臓脂肪レベルが 4から3になったのを確認したダンナは 布団の上で腹筋を始めたのであった。 ダンナとの距離:肉布団数枚分 観察人(滋賀県・yama・36歳) 義母に言いつけられた 風呂場の大掃除で 疲労困憊した私が、 「夕ご飯作るのしんどい」 と、ダンナに訴えたところ、 「今日はお母さんしんどいから、 ご飯作るの手伝いや」 と子供達にダンナが言ってくれた。 それはそれで嬉しかったのだが その後、ダンナの部屋という 納戸を出た後に子供に 「そういうお父さんは ずっとゲームしてるやん って言いそうになったわ」 という言葉に大きくうなずいたあたし。 ダンナとの距離:プレステの厚み分 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) キッチン用品売り場にて。 17〜18cmのシフォンケーキ型だと 材料の卵は3〜4個必要。 20〜21cmのシフォンケーキ型だと 材料の卵は7〜8個必要。 どちらにしようか悩む女房の隣でダンナは その売り場にあった一番大きな型を手に 「これにしようよ!」とニコニコ。 絶句する女房の隣でダンナは 「これだけ大きなシフォンケーキに クリームをたっぷり塗って食べたら、 すっごく幸せな気分になれるよ!」 確かにね。 体重計に乗るまでは すっごく幸せな気分になれると思うわ。 ダンナとの距離:カロリー過多。 観察人(東京都・マッスィー・三十路終盤) 「明日からデビューするから 用意しといてね。」 翌朝、着替えるダンナの下半身には ももひき(ユニ○ロ)。 ガテン系大工のダンナがもたらす 我が家の厳冬の季語。 ダンナとの距離:ホカ○ンも持ってく? 観察人(?・葉月・?歳) 寒い朝、 いつもどおり無口なダンナさまに 今朝は「何か話して!」と言った。 「何か?」と答えてくれた。 そして 「ご飯おいしかったら おいしいって言って!」 とも言った。 ご飯の時、ダンナさまは 「おいしい!」と言ってから 食べ始めた。 ダンナとの距離: おいしいを言うタイミング一回分 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) おまつりの屋台にて。 こどもたちがチョコバナナを買った。 そのうしろで品定めをしているダンナに 「どれにする?」と声をかけたら、 「ええっとね…」とバナナを指差しかけ、 それから一瞬間をおいて 「あ、いや、オレはこっちがあるから」と 手にしていたお酒を指差した。 妙に不自然な反応に女房があたりを見回すと すぐ近くに振袖姿の集団が。 ダンナ、もしかして、若い女の子の前で 「渋いオトコ」を演じようとしている? ダンナとの距離:あまい。 観察人(?・Kanae・?) 私の夫はパチンコをしません。 そして英語が出来ないばかりか、 ローマ字読みも怪しい事がわかりました。 「最近のパチンコ店は、 ソルトってチェーン店が 多いよな〜」 ってしみじみ言うのです。 「それってスロットだよ」 と教えてあげました。 SLOTってソルトとは読まないものね。 ダンナとの距離:? 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 体重計に乗ったものの 不本意な数値が表示され もう一度体重計に乗りなおした女房を見て、 体重・体脂肪・内臓脂肪レベルすべてを 昨日よりほんのちょっぴり減らしたダンナは 誇らしげに爆笑しております。 ふ、ふん! ダンナとの距離:再測定中。 観察人(愛知・ぶうふううう・42歳) 「PCオンチの上司が、 私用で調べたいことの 手がかりが無くて困ってるから、 助けてくれって言うんだけど、 どうしよう。 僕、今忙しいんだよねぇ。」 とダンナ。 ネットで簡単に情報を集め、 ダンナにメールした。 帰宅後、 「あの情報、とても喜んでくれて、 すんごく豪勢なランチ おごってもらっちゃった。 ありがとうね♪」 「私には何か・・・?」 と聞くと、 「うん、君のぶんも ちゃんといっぱい食べたから!」 って・・・。 ダンナとの距離: ホテルのランチと残りもの一掃ランチ 観察人(愛知・金魚姫・41歳) ダンナはご飯が大好き。 ラーメンはおやつだと言って譲らない。 近所に評判のラーメン屋さんが あるのですが 夕方開店なので、おやつにはなりません。 私は夕飯としてラーメンを 食べに行きたいのですが ダンナは拒否します。 「ライスも頼めばいいじゃない。 炒飯もあるかもしれないよ。」 と私が言ったら、 「ラーメンライスや 炒飯ラーメンを食べるくらいなら、 炒飯ライスを食べる。」 と言いました。 言いまつがいではなく本気の様子。 炒飯をおかずにして、ご飯を食べる? そこまでご飯が好きなのか・・・ ほんとうに注文されると恥ずかしいので ラーメンはあきらめて 今日もご飯を炊く私です。 ダンナとの距離:米3合 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 保温機能付きの鍋が特価で出ていた。 ダンナはとても熱心に購入をすすめる。 「これ、前から探していた鍋だよね」 「煮込み料理がおいしくできる鍋だよね」 購入を渋る女房にダンナはなおも迫る。 「光熱費が浮くんだってね」 「他の店よりぐーんとお値打ち価格だよ」 「今日はさらに会員セールで一割引だよ」 ねえ、ダンナ。 その熱心さはなにゆえ? ダンナとの距離:下心が透けてみえる。 観察人(岐阜県・むじ・三十路同好会員) 街をぶらぶら歩いているうちに 「お昼ご飯でも食べよう」 ということになって デパートのレストラン街へ。 「ガツンと重いものが食べたいなぁ」 と言っていたダンナが 立ち止まったのはそば屋の前。 ガツンと重い、そば……? ダンナとの距離: そば屋のテーブルのあっちとこっち 観察人(金沢市・りりこ・?歳) アメリカ人のうちのだんなさま。 ガソリンスタンドで 「レギュラーにしますか? ハイオクにしますか?」 と聞かれて、 とっさにレギュラーという言葉が出てこず、 「ふ、普通で。」と言っていた。 たまに「レギュラーで。」 と言えるとかなり嬉しそう。 ほんとに英語の国で育ちましたか? ダンナとの距離:ギュラーとハイオクの差額分 観察人(兵庫・ぬばたまの・妙齢) 風水パワー云々という触れ込みで 色とりどりの低反発枕が ワゴンセールで販売されていた。 ダンナはワゴンの中の枕を見ながら 「ピンクが残っていれば買うのに」と 残念がっていた。 ねえ、ダンナ。 ワゴン横の説明ポスターをよく見てね。 ピンクは恋愛運上昇の色よ。 ダンナとの距離: 女房の愛情だけでは不足? 観察人(アメリカ・せり・?) うちのダンナは寝つきがとてもいい。 寝つきの悪い私は、 ダンナが寝てしまうと暇になってしまう。 そこで、どこまでしたら ダンナは起きるか試してみた。 鼻をつまむ。 ・・・起きない ほっぺたをびろーんと してみる。・・・起きない 手をつかんで バイバイしてみる。・・・起きない 足をくすぐってみる。・・起きない こづいてみる。 ・・・起きない ひっくり返してみる・・・やっぱり起きない あまりに起きないので、 それはそれですごいが 泥棒がはいっても、 役には立たないだろう。 ダンナとの距離:番犬がいるくらい 観察人(茨城県・りぼん・?歳) 同居人がお正月に買った DVD&HDDレコーダー。 とりだめして、さーて見るぞー、 と再生すると、真っ暗闇が・・・ かくして正月番組を この三連休に見ようという計画は、 闇に葬り去られたのでした。 彼が一所懸命やっていた 配線の単純ミスだったよう。 がっかりして、休日出勤するといって 出かけて行った。 ダンナとの距離:S端子コード一本分。 観察人(大阪府在住・まさやん。・29歳) 寝るとき私だけ毛布をひいています。 旦那はあつがりなので、 毛布はいらないといいます。 でも、今朝起きたら 旦那がかすかに私の布団に 侵入していた・・・ ほんとは寒いんじゃないの?? ダンナとの距離:? 観察人(神奈川・ねこちゅう・?歳) 毎年、初詣に行くと、 夫婦でおみくじを引く。 私はふつうに神社の中にある、 「おみくじ」と 書いてあるところで 引くけれど、 だんなさまは、 参道沿いの屋台のはずれにある、 無人のおみくじ販売所で、 100円を入れて 自分で1枚とるのがお気に入り。 昔から 「そこのおみくじがよく当たる」 のだそうだ。 今年ももちろん、 だんなさまは、いつものようにお金を入れ、 1枚引いたところ、いきなり、 「ありがとうございました」 と声をかけられて、ものすごく驚いていた。 声の主は、となりの屋台のおばちゃん。 「はじめて知ったよ〜。 あのおばさんが商売してたのか…」 来年、だんなさまが どっちのおみくじを選ぶか、 ちょっと気になる。 ダンナとの距離:あいだに大きな鳥居。 観察人(神奈川・ねこちゅう・?歳) 昨日買った青いバナナを食べようと思ったら、 左端のバナナは青いままで、 右端に向かってだんだん黄色くなり、 見事なグラデーションになっていた。 どのあたりの色のがいいか、 本人に選んでもらおうと思い、 房ごと持っていって、 だんなさまに聞いた。 「ねぇ、見て見て、きれいでしょ? どれが食べたい?」 「そうだなぁ、僕としては〜、 …シールの貼ってあるやつ!」 バナナの色は、関係なかったようだ。 ダンナとの距離:緑から黄色まで。 観察人(神奈川・ぽち・みそじ半ば) 冬、かんきつ類を買う機会が増える我が家。 私の実家と同じく、 やってみようと思いつき、 ダンナに 「ミカンの皮、湯船に入れるので とっておいてね」 とお願いした。 先日、私がダンナよりも遅くに家に帰ると、 冷蔵庫の上には、グレープフルーツの皮。 確かに、これもミカンの仲間みたいだけど。 ダンナとの距離:? 観察人(日本・まるこ・?歳) インターネットのオークションを見ていた ダンナ。何を探しているかと思えば H本だった。私があきれていると 「あ゛〜ほら、こんなに高くなってる!!! あ、これも!」と言う声が。 私が、 「もともとは安いの?」 と聞くと 「そうだよぉ、俺持ってたのに。 捨てなきゃよかった。 お前が(嫁に)来る前に ぜ〜んぶ捨てたんだぞ!」 とすごく後悔した様子だった。 いったい何冊捨てたんだろう? ダンナとの距離:私のせい? 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) ダンナがPCのマウスを買ってきた。 嬉々として交換したマウスは 下半分が透き通った濃いピンク、 上半分がミルキーホワイト。 触ると全体がピンク色に光る、 やや小ぶりのとてもかわいい物である。 むくつけき中年のおじさまの LL寸の手袋に収まりきらない手には あまりにもかわいらしすぎる物である。 ダンナは新しいマウスがいかに高性能で 価格もいかにお値打ちであったのかを 盛んに強調しているが、 練乳掛けイチゴを連想させるフォルムに 一目惚れして購入したに違いないと 女房は確信している。 ダンナとの距離:光るマウス一個分。 観察人(?・U・?) 事情があって、結婚のことを 双方の職場に黙っていた私たち。 初めて結婚指輪をつけて出勤した日、 同僚の女性に指輪を凝視され、 緊張したダンナが 先手を打たねば!と発した一言。 「いや、これは健康リングです!」 さらに上司から「誰も聞いてないのに…」と ダメ出しされ、 「いや、左手の薬指に しろって言われたんです! コレはめてから健康です!」 と言い切ったらしい。 …ますますどつぼである。 ダンナとの距離:10号と20号 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 体脂肪を減らすべく奮闘中のダンナ。 いつもならパスタにはこってりとした ミートソースや生クリーム入りソース、 そこにチーズ山盛り、というダンナ。 本日は細めのパスタにハーブとレモンと岩塩。 温野菜のサラダも自分からすすんで食べている。 肉は網焼きで脂を落として、と指定する。 健康診断で毎年「肥満」と注意されても 気にも留めなかったダンナだが 体脂肪計付き体重計の「肥満」には なにやら感じるものがあったらしい。 ダンナとの距離:極めてヘルシー。 観察人(関西在住・ふたりとも37歳) うつ伏せになった彼の足先に頭を向けて 脹脛をマッサージをしていた時、 「あ、そこもうちょっと押して。」 『ここ?』 「違う」 『こっち?』 「反対・・・お茶碗を持つ方の足。」 言った直後に本人が受けてましたけど。 ダンナとの距離:左右が逆 観察人(山梨県・ぴぃ・36歳) ダンナが家に弁当を忘れていった。 超低血圧の私が 早起きをして作った弁当を忘れるという事は 我が家では即死を意味するので 早速電話で教えてあげた。 「弁当を忘れていくなんて ホントとんでもない奴ですよねー。 許せませんよねー。 奴はオレが殺しておきましたから もう大丈夫です。ご安心ください!!」 朝の自分と今の自分は 全くの別人だと言いたいらしいのだが 電話の声は 相当ビビッていた様に聞こえた。 ダンナとの距離:血圧の差20以上 観察人(北アメリカ・せり・?) うちのダンナは私の手を 孫の手のように使う。 むんずと私の手首をつかみ、 自分の頭に持っていき 「かゆい〜」と私の手で頭を掻く。 なぜ自分の手を使わないのかと聞くと、 「このいい具合に伸びた爪がいい」 とのこと。 でも、わざわざ居間からキッチンまで 来なくてもいいんじゃない? 私は猫の手も借りたいくらい 忙しいんだよ。 ダンナとの距離:爪の伸び具合2ミリ 観察人(元ダラス・やー・いい年) ダンナに車に乗せて貰って、 整骨院に通っていた私。 「もういいや、治ったから」と言うと 「えーっ」とガッカリされた。 治って喜んでくれるかと思ったのに 「待合室の漫画が、まだ読みきれてない」 だってさ。 ダンナとの距離:残り3冊分 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 新年会会場までダンナを迎えに行った。 酔うとなおのこと優しいダンナ。 交差点ではシートから身を乗り出して 安全確認をしてくれる。 女房の立場としては その心遣いは大変嬉しい。 だが、ハンドルを握る立場としては 助手席で大きな体が前後に揺れると 視界が妨げられて大変困るのだ。 ダンナ、頼むから、 安全確認はシラフの女房にまかせて、 おとなしくちゃんと座っていてね。 ダンナとの距離:無事故無違反(推定)。 観察人(イギリス・サクラソウ・30代) 紅茶が飲みたくなったので、 ダンナに「ねえ、紅茶飲む?入れようか?」 と聞いたところ、 「いらない。」との返事。 でも、お茶をわかしている最中に気が変わって ココアを作ってリビングに戻った。 途端にダンナが 「えー!ココア飲むの。 紅茶って言ったじゃん。 僕がココア好きなの知ってるでしょ。 ずるいよ!」(←和訳してみました。) ・・・ごめんね。 でもさ、そんな泣きそうな顔で 抗議することなの? ダンナとの距離:スプーン3杯分のココア 観察人(愛知県・モカッチャ・32歳) 何十年かぶりに歯医者のお世話になったダンナ。 朝の歯磨き後、 「何か舌までおかしくなってるよ〜。 食べてないのに カレーの味がしてくるんだよぉ」 と情けない顔で、言っている。 それは、友達に貰った 『カレー味の歯磨き粉』だよ。 ショックなのは分かるけど、 目を覚まそうよ。 ダンナとの距離:めがね一つ分。 観察人(東京・さるぽ・30歳) 「今日の晩御飯なにがいい?」 ときくと必ず 「何ならできるの?」 とそっけなく聞き返すのはやめてよ。 そりゃ、たしかにさぁ・・・。 ダンナとの距離:? 観察人(神奈川・漆花・36歳) 私はチョコレートが大好きです。 なので、バレンタインデー後の数日は、 家に高級チョコがあって、とても嬉しいです。 でも、かりにもダンナの貰い物なので、 日中ダンナのいない隙に完食しては いけないと自制しています。 帰宅して、 2粒残っているチョコを見てダンナは、 「よく頑張ったね (=完食の誘惑に負けずに耐えたね)」 と褒めてくれました。 ダンナとの距離:年々減るけど何とか3箱分 観察人(静岡・A子・?) 美味しいご飯のため、電気代節約のため、 電気炊飯器から 土鍋炊飯に変更して5日目、 ダンナ曰く 「ご飯に芯があるようなきがする、 もち米を1割入れると 美味しくなるらしいよ。」 再び電気炊飯器に戻り、 もち米も1割いれて炊飯、 ダンナ曰く 「歯にご飯がくっつくような気がする」 三度変更して、 うるち米のみの電気炊飯に、、、、、。 これって元の木阿弥。 ダンナとの距離:30年食事係り 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) ダンナの皮膚の温度はとても高い。 一緒に布団に入ると 程よい弾力の大きな湯たんぽになる。 冷え性の女房は風呂上り直後に 布団にいるダンナの横に潜りこみ 皮膚温勝負を試みたが ダンナのほうがあたたかかった。 …負けた。 ダンナとの距離:平熱はほぼ一緒。 観察人(神奈川・なの・32歳) アメリカ人のダンナは高校生の時、 ベッキーという女の子と付き合っていました。 その頃、田舎で高校生をしていた私は 別木(べっき)君という男の子を 思い続けていました。 今、ダンナと私は 仲良く暮らしていますが、 なにも、実らなかった 恋の相手の名前まで 一緒じゃなくてもいいのに、 と思います。 ダンナとの距離:当時は6千マイル 観察人(岡県・八朔・38歳) 朝、犬の散歩から帰ってきた夫に、 「うんちっちは、しましたか?」 と、聞くと、うれしそうに 「うん!」 と言った後、やや間があって、 「あっ、ポチはしてないよ」 と付け足してくれました。 君の便通については基本的に 関与しないつもりだけど。 ダンナとの距離:トイレットペーパー2枚重ね分 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 帰宅するとコートは脱ぎっぱなし、 カバンは置きっぱなしのダンナ。 昨晩は珍しくコートをハンガーにかけ 今朝その所在を忘れて探し回っていた。 ようやくコートを探し当てたダンナは 女房の目の前でハンガーをひらひらさせ 自分がコートをハンガーにかけたことを 盛んにアピールする。 「えらいねー」とほめたら 「えらいだろー!」とふんぞり返った。 ダンナとの距離:えらい…。 観察人(京都・Hiroko・46歳) 「アカン!風邪引いたみたい。ヤバイ。」 と言いながら、ごはんもそこそこに 8時頃お布団に入ってしまったダンナ。 とあるサッカーチームの メンバーであるダンナ、 その二日後に試合を控えていたのです。 翌朝 「どう?しんどかったら明日行けないね」 と聞いたら、 ゴホンゴホン咳きながら、 「治った」と言う返事。 そうです、試合をパスするなんて、 耐えられないのです。 サッカーのこととなったら、 遠足前の小学生みたいに嬉しそうに、 新しいスパイクを家で履いてみたり、 「あんた平和でええな」と つっこみたくなるほど。 でも、一生青春!で頑張ってね、 応援してるで〜、ダンナ様。 ダンナとの距離:近づいたり、遠ざかったり。 (観察人、沖縄県、シマコ、36歳) 植えてもないのに庭に生えた カラシ菜のような野菜。 3株くらいぐんぐん成長しているので、 その葉を料理に使っている。 私は鳥のフンが葉っぱの種を 運んできたと思っているが、 ダンナは宇宙からの贈り物だと言う。 なのでダンナは、 この野菜を使って野菜炒めを作ったとき 「宇宙野菜炒め」と名づけていました。 ちゃぶ台の小さな食卓が、 無限に広がる感じがしました。 ダンナとの距離:10万光年くらい 観察人(長野県・津波・30代) この6月にグアム旅行を計画しています。 なのに、毎晩ダンナさんは ハワイの本見てる。 ・・・ハワイ大好き人間だってゆーのは 知ってるけど、 それってグアムに 失礼じゃないかい?! ダンナとの距離:至近距離 観察人(名古屋市・カチノリ・34歳) 他のゴミはきっちりと処分するのに ティッシュとバナナの皮は いつも放置するオット。 今朝も1セットをテーブル上に発見。 歯磨き中だった為 ジャスチャーで (あれを捨ててね)とやってみたら 「うん、バナナ。皮むいて食べたよ?」 「えっと、味が濃くっておいしかったよ?」 …オット、答えがわからず 真剣に困っていた。 ダンナとの距離:ジェスチャーは得意な方 観察人(長崎・ひな・31歳) 「ママ」「わんわん」「ねんね」 「じいじ」「ばあば」と 続々と言葉を 言えるようになっている娘(1歳半)。 次こそ「パパ」の番か? と思っていたら 次に覚えた言葉は なんと「ギョーザ」だった。 大爆笑しながら、 ギョーザに負けて ちょっと寂しそうなダンナであった。 ダンナとの距離:ギョーザの皮一枚ほど 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 最近お疲れモードのダンナのところへ 献血の際の血液検査結果が届いた。 極めて健康的な数値が並んでいるのを見て ダンナは途端に元気になった。 そのあと女房の検査結果を覗き込み コレステロール値が 女房よりも低いのを確認して さらに元気になった。 ダンナとの距離:血気盛ん。 観察人(千葉県・mm・45歳) 単身赴任中のダンナ 風邪をひいたと言って帰ってきました。 たくさんくしゃみして、咳をして そのわりに、たくさん食べよく眠り 元気に赴任先に帰っていきました。 残された家族全員、ただいま発熱中。 お土産をありがとう ダンナとの距離:くしゃみ3回 観察人(神奈川・おたふく) 長いこと海外に単身赴任していた うちのダンナ。 帰国してからは久しぶりの日本の生活を 目いっぱい楽しんでいる。 今日は節分のお豆を買っておいたら、 「おー、今日は節分だぁ。 久しぶりに豆まきしよう。豆まくぞー! ほんと、久しぶりだなー。 いつ以来かなぁ。」 と、はしゃぎながら豆まきをした。 多分15年ぶりくらいかしらね。 いつもいないんだもの。 時々「美味しいね。」と ポリポリお豆をかじりながら 「おにわぁ〜そとぉ〜〜、 ふくわぁ〜うちぃ〜〜」 還暦近いダンナに、 まだこんな無邪気な面があったのね。 それにしても天井に向かって 豆を投げつけるのはなぜ? ダンナとの距離:豆6つぶ 観察人(愛知・ぶうふううう・42歳) すんごく久しぶりに マカロニグラタンを作ろう、 と買出しに行ったスーパーで。 「子どもたちも たくさん食べるようになってきたし、 マカロニひと袋じゃ足りないけど、 ふた袋は多いし、 ハンパに残るのも嫌だし・・・」 とぶつぶつ言う私に ダンナは 「ごはん炊くのやめていいから 多めに作ってよ」 って。 あなたにとって マカロニグラタンは ごはんのおかずだったのね。 知らなかったわ。 ダンナとの距離:マカロニひと袋分 観察人(ロンドン在住・すむすむ・31歳) イギリス人のだんなさんは日本語を勉強中。 お出かけの日、メイクも髪型も バッチリ決めた私は 彼に感想を聞いてみました。 私「どうお? 似合う?」 夫「コワイー!!」 『可愛い』って 云ってくれてたらしいです…。 ダンナとの距離:キとクとケ。 観察人(福岡県・早苗・36歳) 最近「節約」に目覚めた夫。 トイレなどの電気の消し忘れを見つけては 「電気代がもったいない」といって 消している。 だけど、昨日もまた 朝までこたつで寝ていた。 ダンナとの距離:ほとんど夫婦別床 観察人(北海道・ZEN・三十路) うちのオットはキレイ好き。 一回着た服はすぐ洗濯。 もちろんバスタオルも一回使ったら洗う。 そして下着は一日二回取り替える。 お風呂上りはわかるけど、 一晩寝て朝また下着一式取り替えるのが いまだに謎。 夜の間に何が? ダンナとの距離:洗って干してたたむのは私…。 観察人(兵庫県・まると・35歳) 夫は極度の近眼。 私は眼もいいが、鼻もとってもいい。 朝、眼鏡がないとウロウロすれば私に探させ、 ちょっと時間のたった食べ物のにおいを 安全かチェックさせる。 ある日、私が出張で買ってきた 長崎カステラにカビが生えてないか 見て欲しいと言ってきた。 それ、抹茶カステラなんです。 困難です。 ダンナとの距離:? 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) ダンナにテーブルを拭いて欲しいと頼むと 「ふーっ」とテーブルに息を吹きかけ 「吹いたよー」と言います。 ちゃんと拭いてね、と頼むと 「ふーっ、ふーっ、ふーっ」と 多めに息を吹きかけて 「ちゃんと吹いたよー」と言います。 そのあとおもむろに台布巾を持って ちゃちゃっとテーブルを撫でるダンナです。 ダンナとの距離:風力3。 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 黄身時雨を作った女房は 遅めの夕食の後でダンナにすすめてみた。 女 房「ひとくちいかが?」 ダンナ「お、いいねぇ」 女 房「お茶もいれてくるね」 ダンナ「ねえ、食べ始めてもいい?」 女 房「どうぞ」 それから数分後。 台所から戻った女房が目にしたのは 黄身時雨のかけらさえ残っていない皿。 ええっとね、ダンナ。 確か夕食食べたあとだよね。 お皿の上には確か4つか5つ 黄身時雨がのっていたはずだよね。 でもって、確かダイエットの最中だよね。 ダンナとの距離:別腹。 観察人(北海道・ZEN・三十路) 乾燥対策においてある ストーブの上の鍋に水を入れたとき、 少しこぼして 「バンッ!」とすごい音がした。 オットは物凄く驚いて倒れ一言。 「……撃たれたかと思った……。」 あのー、深夜のド田舎一軒家、 部屋にいるのは 私と あなたしかいないのに 誰にどうして撃たれるのよ? 謎。 ダンナとの距離:実はしょっちゅう言ってる。 観察人(北海道・ペル・57歳) TVから聞こえてきた『B型肝炎』の 言葉に、聞いていた 血液型がBのダンナ。 「あのさ〜、俺の血液型Bだけど 俺がなるってわけじゃないんだよね?」 じゃぁ、何かい? C型肝炎になる 血液型Cの人がいるんだね? ダンナとの距離:遥かかなたの空遠く 観察人(愛知・ぶうふううう・42歳) TVを見ていたダンナ。 「会社の○○さんって ダイエットした “つのだ☆ひろ” みたいじゃない?」 と言うとニコニコしながら 「忘れないうちに・・・」と 手帳に書き込んでいる。 いぶかしげにそれを見ていた私に 「いやぁ、会社の人の 図鑑を作ろうと思ってさっ♪」 ちゃんと仕事をしているのだろうか・・・ ダンナとの距離:むずかしい 観察人(?・ちいどんぐり・?歳) 毎日会社から帰る前に 帰るメールをくれる夫。 いつも「今から帰る」と一言だけ。 夫曰く「『い』の文字を押せば 『今から帰る』って文字が出るんだ。」って。 「そんな手抜きのメールじゃさみしいじゃん。」 と言ってはみるものの 毎度同じ。 それが、今日に限って 「今からかえるから待っててね。」と、 少しやわらかい言い回しに変身してて、 ちょっと嬉しくなった。 家に帰ってよく聞けば 「あ、昨日むすめに打った メールの言葉だった。」 だと。 手抜き過ぎだっちゅうに! ダンナとの距離:電波3本分 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 空模様が怪しい朝の出勤時。 傘持った?という女房の問いかけに ダンナは胸を張って答えました。 「大丈夫。学校に置き傘あるから」 が、学校って…。置き傘って…。 女房が突っ込むより一瞬早くダンナは 「あ、学校じゃなくて会社だ」と 訂正していましたが 朝から大笑いさせてもらいました。 言った本人も笑いすぎて腹筋苦しそうでした。 ダンナとの距離:いまだ学生気分。 観察人(東京都・女王・27歳) おばあちゃんの家に行くため、 QUEENのCDをガンガンにかけ、 「DON'T STOP ME NOW」を 熱唱しながら東名高速を突っ走るダンナ。 すると、後ろから覆面パトカーが。 真剣な顔で「今の俺を止めちゃダメなのに…」 って、警察の人には通じるかな? ダンナとの距離:浜名湖のウナギ一匹分 観察人(岡山・ようこ・31歳) 私は常々ダンナさんを 「かわいい−!」「かっこいい−!」と 誉めている。 昨日ダンナさん曰く、 「いつも”かわいい”って 言ってくれるから、 ちょっとだけ自分でも そうかなと思ってた。 久しぶりに鏡で自分の顔を見たけど、 全然かわいくない。 妻夫木聡にも似てないし」。 「妻夫木聡に似てる」って言ったのは、 世の中の男性全てを 彼に似てるor似てないの 二つに分けた時だから。 変に意識しないように。 ダンナとの距離:? 観察人(兵庫県・スイ・31歳) よくうなされてるし、 仕事の夢らしい寝言も多いうちのダンナ。 疲れてるんだなぁと 心配になることもしばしば。 しかし昨日の明け方は、突然大爆笑し、 そして微笑みながら 「また来週ぅ〜」 ・・・アンタ、 どこのテレビの司会者だ? ダンナとの距離:? 観察人(新潟・メルコ・28歳) 家の夫は疲れていると 寝言がすごいんです。 それも仕事関係の寝言。 この間は布団をはいでいるので 「風邪引くよ」と言ったら 「大工が来るからいいんだよ」 と言われました。 大工さんを布団にいれてやるのか? 「ダンプを手配しろ」 と言われても困る。 ダンナとの距離:? 観察人(千葉・サバイバル) ひとりっ子育ちのダンナ。 夕飯で、 最近よく食べるようになった子供達は ものすごい勢いで食べていた。 突然、ダンナが叫んだ。 「あっ、オレの食べようと 思ってたおかずが… もう、ない!」 半べそ状態。 ダンナよ、 自分の食料は自分で確保しろ。 ダンナとの距離:大皿1枚分 観察人(沖縄県・あずきあらい・37歳) 今朝出張から帰るときに、 空港から自宅へ電話した。 ダンナは 「着いたら電話して。迎えに行くから」 と言った。 それで、飛行機が着いて モノレールに乗る前に電話した。 話し中だった。 今度はダンナの携帯に電話した。 留守電になっていた。 自宅、携帯と何度か交互にかけたけど 誰も出ないので、 多分誰かと 長電話でもしているのだろうと思い、 降りてからもう一度電話した。 自宅は話し中、携帯は留守電のままだった。 しかたなく、タクシーで帰宅すると、 ダンナが玄関から出てきて 「電話しなかったの?待ってたのに」 何回もかけたのに つながらなかった、 と言うと、あわてて家の中に入り、 寝室へ。 朝私が電話したとき、 ダンナはまだ寝ぼけていたらしく、 電話を切らずにそのままにしていたらしい。 そして、連絡無いなあ、 と 不思議に思うこともなく、 もくもくと庭掃除をやっていたので 気がつかなかったそうな。 ダンナとの距離:? 観察人(イギリス・サクラソウ・30代) イギリス人のダンナが、 学生時代の仮装パーティの 写真を見つけたらしく、 思い出にひたりながら 「見て見て」と、持って来た。 そこには緑色の服を着て 緑色に顔を塗って、 頭に花の植わった植 木鉢をくくりつけたダンナが。 テーマは「地球環境」だったらしい。 「ほら、僕の口元のペンキが取れて、 隣に写ってる女の子の口元に 緑のペンキがついてるでしょ。 これ、同じ格好をしてた友達の彼女で、 友達がキスした時についたんだけど、 まるで僕がしたみたいって からかわれたんだよ。」 「そうなんだ。で、あなたは誰としたの。 ペンキはがれてるよねぇ。」 「・・・・・。」 語るに落ちたな。 ダンナとの距離:環境破壊一歩手前 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 体調不良を乗り越えるべく スクワットをしている女房をみて ダンナは一言 「色気のない乗り越え方だなぁ」 ふ、ふん。 体調不良を乗り越えたら 思いっきり色気を振りまいてやるぅ。 ダンナとの距離:スクワット3セット分。 観察人(千葉・3だんごの母・?) 出張・徹夜・休日出勤・・・と、 激務続きの夫。 身体的にはもちろんだが、 精神的に、大丈夫なんだろうか? と心配になる。 日曜日の午後、4日ぶりに帰宅した夫が 昼寝の体勢に入ったところで、 私が手渡したのは 「言いまつがい」。 「あン!?」 (何だよ、こんな時に・・・) ちょっと迷惑顔で受け取った夫だが、 10分後には 涙を流して笑っていた。 まだまだ大丈夫のようだ。 ダンナとの距離:? 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 夜、ダンナとケンカした。 朝になってもまだ怒りのおさまらぬ女房は ダンナに宣言した。 「今日はお弁当、作らないからね!」 途端にダンナはうろたえ始めた。 朝食の支度をする女房の後ろを 行ったり来たりして、 洗濯物を洗濯機の中に入れて、 それからまた女房の後ろにやってきて、 小さな小さな声でひとこと 「…ごめん。」と謝った。 珍しく謝罪の言葉を口にしたダンナの姿に 前言撤回して女房は弁当を作ることにした。 無事弁当が作られると ダンナは途端に元気になり 満面の笑みをたたえて女房を抱きしめ 「おべんとー、ありがとー!」と言うと 弁当を抱きかかえるようにして 出勤していった。 ダンナとの距離:愛妻弁当一個分。 観察人(?・きのきの・?) うちでは、健康のために 白米に雑穀を入れて炊きます。 時々、主人にごはんを 炊いておいてくれるように頼むと、 必ず雑穀を入れるのを忘れます。 そうしてその晩はいつもより たくさんごはんのおかわりをして おいしそうに食べます。 ダンナとの距離:? 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 結婚記念日の夜。 祝杯をあげてまもなく女房は 寝息を立てていたらしい。 目覚めたら食器が洗ってあった。 結婚記念日の翌日の夜。 晩酌の途中で女房は 寝息を立てていたらしい。 目覚めたら食器が洗ってあった。 結婚記念日の翌々日の夜。 夕食後、後片付けもせずそのままPCに 向かった女房をみて ダンナは嬉しそうに 「お、今夜はまだおきているね」と 台所の流しに食器を運んでいった。 ダンナとの距離:新婚16年目に突入。 観察人(神奈川・漆花・36歳) 花粉症の治療は、 花粉シーズンが始まる前から 開始するのが有効だそうですね。 しかし夫は、 「今年こそ治っているかもしれない」 という淡い期待の下、 けっして早々に病院に 行ったりはしません。 そして毎年3月になると、 「敗北宣言・・・」と 言いながら、 初マスクの日を迎えます。 ダンナとの距離:お徳用マスク60枚入り1箱分 観察人(横浜市・ひぐ・37歳) 平日仕事の時間のせいで すれ違いの多い私たち夫婦。 私はいつもホワイトボードに 「◯ーちゃんへ:今日のご飯はカレーです。 ビタミン剤も飲んでね。」 などとメッセージを書いて出かけるのです。 いつもメッセージを書き直すのが面倒なので 「◯ーちゃんへ:」 とだけ消さないで残しておいたら ある日、下の余白に 「なに?」と小さく書かれておりました。 チャットじゃないんだから‥‥。 でもそんなダンナを ちょっとかわいいと思ってしまった。 まだ愛はあるな。 ダンナとの距離:ホワイトボード余白分 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 夜も更けてこどもたちはそろそろ 眠りにつかなければならない時刻。 ダンナはこどもたちに とんでもない一言を発してしまった。 「シャー少佐って10回言える?」と。 こどもたちは大喜びでダンナと一緒に 「しゃーしょーしゃ」「しゃーそーさ」 「さーしょーしゃ」などなど 熱心に発声練習を続けた。 そして数分後、ダンナとこどもたちは 「いいかげんにしなさいっ!」と 女房に叱られるのであった。 ダンナとの距離:今夜はねむらせて。 観察人(兵庫県・まると・35歳) オットは大変に真面目な性格です。 オットは鼻がちょっと悪いです。 ポケットティッシュは 必ずお店で買っています。 ある日、コートを クリーニングに出しておいて欲しいと 言われたので オットの出勤後に ポケットの中を点検すると、 左右のポッケから手袋が出てきました。 右ポケットからは、 さらにティッシュが一つ、二つ、 三つ、四つ出てきました。 自分が手品師になったような気分で、 楽しくて笑いが止まりませんでした。 あんまり楽しかったので、 帰宅したオットに伝えたら 「ごめんなさい」って そこは一緒に笑うところだったのですよ。 ダンナとの距離:? 観察人(東京都・はまち夫人・35歳) 最近、筋トレに励んでいるらしい。 「らしい」というのも、 自営業の旦那は 私が会社に行っている昼間に、 自宅で腹筋やら 腕立てをしているようだ。 そして私が帰宅すると毎日のように 「ここんとこちょっとさわってみ」 「腹筋付いたと思うやろ?どうや?」 などとうるさい。 仕事の合間なのか、 合間に仕事なのか。 身体を鍛えることは 悪い事でもないのだが。 ダンナよ、 ちゃんと仕事もしろよ〜っ! ダンナとの距離: スクワットは毎日100回 観察人(さいたま市・まるの・34歳) 昨年家業の工務店を継いだばかりのダンナ。 商売を繁盛させて店を増やして、 と夢は膨らむ。 そんなダンナの野望は、日経新聞の 「私の履歴書」に載ること。 「そうなったら “今あるのは妻のおかげ”って書いてね」と 私が頼むと、 「もちろん書くよー。 第1番目の妻は・・・」って、 第2、第3の妻を持つのも野望だったのね。 ダンナとの距離:1番目から2番目の間 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) コーヒーに砂糖を入れる ダンナのために スティックシュガーを用意した。 でも、長年の習慣は そう簡単には変えられないものらしい。 ダンナは今日も スティックシュガーの存在を忘れ、 弁当を作る女房の頭越しに 調味料が並ぶ棚から 砂糖つぼを持ち出し、 両手で抱え込むようにして 砂糖つぼから山盛りの砂糖を カップにつぎ込んでいる。 ダンナとの距離:砂糖大匙山盛り一杯分。 観察人(大阪府・ふゆこ・25歳) 夏の暑い日に帰宅してすぐ 入浴した夫。 着替えを置きに行くと 楽しげな歌声が聴こえました。 「きたない〜 からだを〜 ごしごし・あら〜う〜♪ ごし♪ごし♪」 主人にはこの他にも 『原チャリ地獄』 『不意打ちネコ』 という持ち歌があります。 ダンナとの距離:測ってみたい 観察人(静岡市・組長・29歳) うちのダンナはタオルが大好き。 常に口元に当てたり、 手に持っていたいらしい。 枕元には常にタオルが3枚。 結婚当初、「なんで?」 と聞いたところ 「あおむけの時のために1枚、 右向いた時のために1枚、 左向いた時のために1枚、必要なの。」 とのこと。 お前はハムスターか、とあきれたけど 今では慣れました。 ダンナとの距離:タオル3枚分 観察人(愛知・ぶうふううう・42歳) 発泡酒のCMを見ていたダンナ。 「この女の人、なんかで見たなぁ。 誰だっけ?」 「チャーリーズ・エンジェルに 出てた人だよ。」 と私。 するとダンナは 「やっぱりっ! どっかで見たと思ってたんだよなぁ! チャーリーズ・エンジェルかぁ♪」 別にいいけど、もう5・6回目だよ。 どうしてそのたんびに そんなに新鮮に嬉しがることが出来るのか、 不思議・・・。 ダンナとの距離 :今のところ発泡酒半ダース分 観察人(?・mm・?) 朝、着替えていた夫が「あーっ」と叫んだ。 「どうしたの?」 「大変なことがおこった」 しゃがんだ拍子に トランクスのお尻が裂けたのでした。 ショックを受けながらも穿き替える夫。 私が破けたほうを小さく丸めて 「じゃあ、これは」 と捨てようとすると夫は古いトランクスに 「ご苦労さまでした」 と手を振っていました。 ダンナとの距離: 新しいの買っておいたでしょ 観察人(まむう・53歳) エイプリルフールの朝、 出かけるダンナの背中に向かって、 「今日、○○ちゃん (長女・前日8年勤めた会社を退職)と 飲みに行くから、 帰ってきてもあたしいないよ」 と言ったら、 「ええーっ、わしは、わしは・・・?」 と血相を変えるので、 笑いをこらえて 「お父さんはよばれてないし、 なあ・・・」 すると本気でしょげた。 可哀想になって、 エイプリルフールだと言ってあげた。 今朝、ダンナは 「朝からショック与えないで」 と気弱に言って出かけた。ごめん。 ダンナとの距離: 玄関三和土(たたき)分 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 年度がかわったが ダンナの机の上はあいかわらず紙の山だ。 我慢したくはないが、まあ我慢しよう。 だが、その山の八合目あたりに 女房が2月中旬にプレゼントした チョコレートの包みが 未開封のまま存在しているというのは いかがなものか。 ダンナとの距離:賞味期限内(のはず)。 観察人(大阪府・もん・36歳) 食べた食器をそのままに ごろ寝モードに突入のダンナ。 「ダンナの分も片付けるエライ奥様なり〜」 と嫌味を込めながら片付ける私に 「奥さんのつくったご飯を食べる エライ旦那様なり〜」 とっさに返す言葉が見当たらず、 今日も敗戦。 ダンナとの距離: 嫌味なのか何なのか判らず微妙な所 観察人(イギリス・サクラソウ・30代) ジャガイモが 主食の国に生まれたダンナは そのゆで加減にとてもうるさい。 だから毎回チェックを頼んでいる。 今日もお願いしたら、 「ジャガイモの神様、 降りてきてくださ〜い」 と、しっかりした日本語で 神様にまで手伝ってもらっていた。 ダンナとの距離:天上と地上 観察人(青森県・匿名希望・32歳) ダンナとケンカした日の夜。 そしてダンナはとうとう 布団に入ってこなかった。 どうやら1階で寝た模様。 光熱費節約の為にホットカーペットや ヒーターの付けっぱなしは 鬼の首を取ったかのように怒る私が怖いのか 次の朝、目覚めて1階に下りていってみると 新聞紙を布団代わりにし、 ソファーの上で体を思いっきり丸めて 寒そうに寝ているダンナを発見した。 可哀想な事したな‥‥と思う前に、 思いっきり笑ってしまった。 でも、でも、やっぱり私から ごめんなさいをして仲直りしました。 ダンナとの距離:? 観察人(奈良県・みどり豆・30歳) 腰をひどく痛めた夫。 ソファーに深くもたれて テレビを見ていた。 興味のある内容だったので、 傍らに立って一緒に見ていたら、 夫は突然「ビクッッ!!」と すごい勢いで両手両足を垂直に上げ、 人間「クの字」を作った後、 「イタタタ・・・」と顔をゆがめた。 隣に立っていた私に気づかず、 とても驚いたとのこと。 「まさかそんな所に 人が立っているとは・・・」 人間、驚いた時は、あんな風に 突如神がかりになった蛙 のような動きをするものなのか・・・。 とはいえ、結婚4年目、 すでに2歳の子持ち。 そろそろ慣れようよ。 ダンナとの距離:まだ慣れない距離 観察人(京都・マルチョー・?) 夕食後、急にプリンの味が思い浮かんで 食べたくなったが、 今冷蔵庫にあるのはヨーグルトだし・・ などと考えて立ちつくしてたら 寝そべっていたダンナがいきなり 「プリンあんの!?」 と聞いてきた。 結婚五年目でここまできたか・・・。 ダンナとの距離:遠くともテレパシーで会話してみたい 観察人(東京都・かっぱ・38歳) 我が家で耳かき棒は、 夫の文房具入れの 引き出し内にしまってあります。 仕事の合間の息抜きに、 耳掃除をするのに便利だからのようです・・・ ・・・と思っていたのですが、 そういうわけではなかったことが判明。 妻「よくよく考えると、 耳かき棒が文房具入れにあるのは 面白いよね。」 夫「そう?だって文房具だもん。」 知らなかった。 文房具だったんだ・・・。 ダンナとの距離: いつの間にか耳掃除は各自で。 観察人(兵庫県・まると・35才) それほどオープンな性格ではないと思う わが家のオット。 戸棚を開けたら開けっ放し ひきだしを開けたら開けっ放し お風呂の蓋も開けっ放し。 昨日はとうとう、トイレのドアを 開けたまま用をたしていた。 「閉めてよ!」と言ったのに 今朝もまた、 ドアはあいたままだった。 女房との距離:? 観察人(北海道・ZEN・三十路) 今日の晩ご飯のメニュー。 炊き込みご飯・おひたし・ みそ汁・煮物・焼き魚。 …ねえオット。 この「超和風」な献立で、 何故に一緒に「コーラ」を飲む? ダンナとの距離:私はお茶〜。 観察人(埼玉県・ちこりん・39歳) 我が家のオットも、 「小」の時にはトイレのドアを閉めません。 理由は 「学校でもデパートでも、 男子が『小』をする場所には、 ドアがないから」だそうです。 ダンナとの距離:ドア1枚分 観察人(兵庫県・ぬばたまの・妙齢) 輸入ビールを品定めしていたダンナ。 一緒に行った友人とある銘柄をめぐって なにやら討論している。 女房はちょっと離れてみていたのだが 一瞬険しい表情になった友人が 次の瞬間ふにゃけた表情になったので 一体何がおこったのか ダンナに事の次第を問いただしてみた。 ダンナ曰く。 「いやあ、彼がクアーズのことを かなり敬遠していたんだよね。 で、『しっかり味わう前にそうやって 風評などをもとに敬遠する人のことを なんと言うか知ってる?』って 問いかけてやったんだよ」 あぁ、そういうことだったのね。 はいはい。よぉっくわかったわ。 一呼吸おいて、 ダンナは嬉しそうに(女房は脱力しつつ) その答えを口にした。 「くあーずぎらい(食わず嫌い)」 ダンナとの距離: ダジャレの家庭外放出を禁じたい。 観察人(神奈川・漆花・36歳) 「今日、会社で良いことがあったよ」と、 嬉しそうな夫。 同じシステムを担当している若い人が、 「Kさん(=夫)と一緒に 仕事をするのは楽しい」 と言ってくれたそうです。 良かったね〜! ダンナとの距離:喜びを分かちあえるくらい 観察人(神奈川県・カイテリテリ・26歳) ブルガリア出身の琴欧州という力士。 ヨーロッパ顔で全然力士に見えない。 前からちょこちょこ TVに映ってて気になっていたので、 「私は応援するよ!」 と夫に宣言したところ、 「ありがとう、っていえばいいのかな・・」 と、なぜかちょっと照れるダンナ。 いや、君のことじゃないから。 そんなダンナはニュージーランド人。 ダンナとの距離:? 観察人(会津若松市・とらこ・42歳) 結婚前の話ですが、 デートの際に食事などして 1つだけ食べ物が残った時に 「ひとつの物は半分に、 半分のものは四半分に」 と言いながら 半分こにしてくれた彼でした。 そして結婚後のある日、 やおら板ガムを1枚取り出して 「このガム、 1枚しかないから、あげないね」 と言って噛み始めた現ダンナ。 この人にして良かったのかなと ふと思った一瞬でした。 ダンナとの距離:? 観察人(名古屋・ぶーさん・いい歳) あすは釣りに行く、と支度をしていました。 玄関に置かれたのは、 つりざお1本、クーラーボックス、 そして、むぎわら帽子。 なんだか子供の夏休みみたいだね、と ふたりで笑いました。 ダンナとの距離: 私はオフィスで仕事です。 観察人(群馬県・ぷらむ・40代) 美容院に行ってきた日のこと。 今、髪を伸ばしているところなので 2〜3センチ程度しか 切ってもらわなかったのに 帰宅したダンナ、 こちらをジッと見つめて 「切った?」とおっしゃる。 ちょっと感心しつつ「うん」と言ったら ホッと小さくため息をついて 「これくらいが危険なんだよな」 ・・・って、そんなに用心しなくても 「わからなかったの〜!!」なんて 責めたことは、まだ、ないでしょ? ダンナとの距離:3センチ 観察人(福岡・純華・出花2回半) 飲み会の翌朝、 口中清涼剤を探していたダンナに いつものソフトカプセルタイプのではなく 薬用のシートタイプのを差し出した。 「赤チンの後に出た薬の味がする」 キズ薬の味をどうして知っているんだ? ダンナとの距離:オブラート15枚 観察人(宇都宮市・すおう・30歳) 昨夜、クタクタになって 寝た(らしい)ダンナ。 今朝、出掛けにダンナの顔を見ると、 鼻毛が出ており、 さらに、鼻水までも 固まって出ているのを発見。 これが夫婦たるアカシか… と思う結婚4年目の春。 ダンナとの距離:1m 観察人(千葉・momo・28歳) 今日の夕飯どきのこと。 私が「今度、陶芸始めるんだ〜」と ダンナに報告すると、 ダンナは無言のまま、ハンカチを取り出し 大きく広げると、 私の目の前でひらひらと振ってみせた。 「??」と思いつつもとりあえず 頭から突っ込んでみる私。 3回目で気づきました。 「・・闘牛?」 「そう!(笑顔のダンナ)」 いやいやいやいや、そうじゃなくて。 しかも私、ウシなんだ? ダンナとの距離:スペインまで。 |
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