VERMEER ICHIKO UEMOTO

スコットランド・
ナショナル・ギャラリー

COUNTRY
スコットランド
/ エディンバラ
COLLECTION
マルタとマリアの家の
キリスト

植本さんの日記から

昨日の夕方にロンドンからエディンバラ入り。
飛行機からは綺麗な夕焼け空が見えた。
21時すぎにエディンバラに着いたので、
空港内のスーパーで惣菜を買って宿へ向かう。
今回は毎日のように飛行機で移動しているため、
いつも時間がなく、こうして買って来て食べることも多い。
到着が夜になってしまうと、
街並みがよく見えないのが残念。
一体どんな街にフェルメールがあるのだろう、
といつも気になっている。

植本さんの日記から

空港へ向かう車の中で、
つい先月(4月)まで雪が降っていたと運転手さんが言う。
北海道より緯度が高いこともあるが、
それでも異常なことらしい。
車の窓を開けて景色を見ていると、
八重桜のような花が満開で、
風が吹くたびに盛大に散っている。
赤信号で止まると、交差点につむじ風が吹き、
花びらがわっと舞い上がるのが見えた。
フェルメールを追ってこんなところまで来たけれど、
まさかエディンバラで満開の花を見ることになるとは。
この街には今、遅い春が来ている。

ルーヴル美術館

COUNTRY
フランス / パリ
COLLECTION
レースを編む女
天文学者

植本さんの日記から

午前中にエディンバラで撮影をし、
午後の飛行機に乗ってパリへ戻って来た。
空港から市街地にあるホテルまでUberで移動し、
荷物を置いたらすぐに歩いて美術館へ。
外はまだまだ明るいが、時刻はすでに18時過ぎ。
ルーヴル美術館が21時45分まで開館しているので、
こんな強行スケジュールでも行くことができるのだ。
こうして全ての絵が見られるのは贅沢なことだが、
フェルメールに対して
どこか後ろめたい気持ちも湧いてきている。
気力と体力、そして集中力には限界があり、
わたしはちゃんと見ることができているのだろうかと思う。

植本さんの日記から

美術館を21時過ぎに出ると、
遠くの空が紫色に染まっている。
美術館の周りは開放されていて、観光客はもちろん、
チケットのダフ屋やエッフェル塔のキーホルダー、
ペットボトルの水を勝手に売っている人までいた。
こんなに自由を感じる場所が日本にはあったっけ。
そんなことを思って密かに感動しながら、
セーヌ川の橋の真ん中まで歩き、遠くに沈む太陽を眺めた。
これでヨーロッパ編は終了。
パリの夜はこれから、という感じだ。

このつぎに植本さんは、
パリからニューヨークへ移動します。

2018. 12.02 SUN