〈うさぎ豆知識〉

羽じゃないと思う

うさぎの数、どうやって数えます?
一般的には、「一羽、二羽」ですよね。
ほ乳類なのに、なぜか鳥類を数える単位です。

何故そういうことになったのでしょう?
3つほどの説がありました。

1)
獣の肉を食べることが禁じられていた時代に、
「うさぎは獣ではなく鳥である」とされて
食肉にされていたことがありました。
このとき「一匹、二匹」ではなく、
「一羽、二羽」と数えられたことから、
うさぎの単位は「羽」になった。

2)
獣の肉を食べることが禁じられていた時代、
「うさぎは、鵜(ウ)と鷺(サギ)だから、鳥」
という理由で「一羽、二羽」になった。

3)
獲物のうさぎの耳を束ねてつかむときに
「一把(いちわ)、二把(にわ)」と数えたことから、
「羽」で数えるようになった。

なるほど‥‥。
いずれにしても「うさぎを食べる」ことから
そうなった数え方なのですね‥‥。
ちょっと、かわいそうですね、うさぎのその歴史。

ことばの決まりは大切にしたいと思いつつも、
個人的には、
「一匹、二匹」もしくは「一頭、二頭」と、
うさぎを数えていくことにします。
「羽じゃないよなぁ」と、感覚的に思っているので。

(ほぼ日・山下)
タナカカツキさんの、うさぎ絵。

画像をクリックすると拡大します。

イラストのお願いをして、約1時間後、
「おそくなりました~~~~!
 まだ間に合うかなーー!」
というメールとともに届いたのが、
こちらの作品。
うしろ姿‥‥
じわじわ愛らしく見えてきます。
すごい!

●   ●   ●   ●   ●   ●
タナカカツキさんプロフィール

1985年、マンガ家としてデビュー。
マンガ以外にも活躍の場を多岐に広げ、
とくに映像分野では叙情的かつユニークな作風で
日本屈指のビジュアルクリエイターとしての
地位を確立する。
2011年現在は、水草水槽に夢中。

カツキさんのHPはこちらからどうぞ。
●   ●   ●   ●   ●   ●
お世話になっている「ほぼ日」のコンテンツ

「はらよわ男のハラマキづくり。」
「はらよわ男の座談会(ジュエリー仕様)」
「バカドリルインタビュー」
「TAROの遺伝子。」