おれボテ志が
単行本になりました





その名も













ど ん な 本 ?
つか、本を紹介しろって話ですね。はいはい。

とりあえず3歳までをまとめたいと思ったんですけどね、まあなんです。
膨大なんですよ。
1年365日描き続けてるわけですから、
3歳までで1,095ページになっちゃうわけです。
4桁ですよ。なんだよその「, 」は?本屋に置けねえよ。
電話帳じゃあるめえし!

そんなわけで、流れのいいところはまとめて1ページにしたり、
それでも入らないところは泣く泣く割愛しまして、
なんとかまとめました。
おおよそ400ページ。
本の厚さ3cmです。豪華ですね。デラックスです。
というわけで、書名は・・




と決まりました。しつこいですね。すいません。

厚さは3cmですけど、正面から見たサイズは小さいんです。
ボテ志の本を作るなら、
連載の小さなウィンドウのイメージをそのまま生かしたかったんです。
デザイナーに相談して、いい感じに仕上がりました。
実寸は13cmx15cmぐらい。
お手元にCDケースはありますか?
それを縦に見たぐらいの大きさです。
こんな感じ↓




CDケースぐらいの、厚さ3cmの本。これはすごくかわいいですよ。本を「持つ」というより「つかむ」って感じです。ぜひ書店でつかんでください。 12月6日には書店に出回るはずです。

写真ではわかりにくいですが、
これ、真っ赤な表紙に虹色の帯が巻いてあるんです。
帯の方が太い本なのです。
その帯には、もちろん今回も、
糸井ダーリンにコピーを書いて頂きました。
この原稿をいただいたとき、爆笑しました。
たった4行で「おれボテ志」を言い表しちゃうなんて、さっすが!
おかげでますます楽しい本になりました!

中 身 は ?
さて、本の中身です。メインはやっぱり、この連載のイラスト&テキスト。紙にして大量に並べてみるとWEBとは違ったよさがあります。だいいち重さが違う。ずっしり来ます。

内容もずっしりです。1ページずつは軽くて読みやすくて、クスッと笑ったりしながら、あっという間に最後まで読んじゃう。
でも、ハタと気づくと、3年という時間の重さがじわ〜っと来ます。
一度読み終わったら、3歳に近いころと生まれたてを較べてみてください。
たった3年でヒトってこんなに育つんだ!とびっくりしますよ。

ほぼ日で連載していた日記だけでもお腹いっぱいなのに、
書き下ろしでコラムもたくさん書きました。
「新生児とは?」「ザ・大泉門」など、
まじめなものからふざけたものまで、たくさん書きました。
例えば、ちょっと見えにくいですが、
下の図は厚生労働省が発表している赤ちゃんの成長グラフに、
ボテ志の記録を重ねてみたもの。
見事に重なっております。
プロの赤ちゃんと言えるでしょう。


おれボテ志は
「いつでもどこでも、紙と鉛筆さえあれば描けるように」との考えから、
ずっと白黒で続けてきました。
でも本にするなら、豪華なカラーイラストのひとつやふたつ、
欲しいじゃないですか。

ええ。描きましたとも。カラーのボテ志イラスト。
これがまたいいんですよ。
見たことない新鮮さがあります。
それに、イラストを描くだけじゃなくて立体も作りましたよ。
これがまた・・本を開いたらいきなり・・ムフフ・・。
内緒にしとこっと。

カラーと言えば、0歳・1歳・2歳で紙の色を変えてみましたよ。
これで見たいところをサッと開けます。
それに本を閉じたときの横っ面、専門用語で小口と言いますけど、
ここがすごくきれいなんです。

1歳は水色 2歳は緑色 3歳は黄色

上の図にちょっとだけ見える丸い吹き出し。
これは、普段は絵にしか登場しない
「えみちゃん」「幡ヶ谷の女」などのコメントです。
私たちにも言わせろとうるさいんですわ。
連載にうるまでるび以外の視点が入るのは初めてのことですね。
皆さんも吹き出しを書き込んでみてはどうでしょう?
ご自分の子供のことを書いてみたりとか。