個人的なユニクロ主義。
柳井社長に至近距離でインタビュー。

第11回 ぼくは、おとなしい子でした。


糸井 柳井さんについて、
いろいろな人がいろいろと論じているけど、
ぼくはいちばんわかりやすい方法で
お話を聞いていきたいと思っているんです。
まずは、小さい頃、どういう子どもだったか、
っていう話をするとわかりやすいかもしれない。
学校のクラスでは、どういうお子さんでしたか?
柳井 ぼくはおとなしい子でしたね。
みんなが騒いでも、あまり騒がないタイプの子。
ただ、自分の意見は持っていて。
糸井 「頑固でおとなしい」という感じですか?
柳井 頑固かどうかは知りませんが、
ぼく、小さい頃、「山川」というあだなだったんです。
「山」って言われたら「川」って言うからだそうで。
糸井 あだなが「山川」って、おかしい(笑)。
ふつうの名前みたいで。
柳井 ぼくのおじさんとかおばさんは、
「山川」ってぼくのことを言ってたですね。
だから、オトナに対して、きっと、
反対意見のようなことを言ってたんでしょう。
「それはちょっと違うんじゃないか」
と感じたら、違うと言いたがるような子かな?
糸井 人と違うことを言って
いじめられていた覚えとかは?
柳井 ないです。いじめられてはないですね。
糸井 ようするに、付和雷同みたいなことが嫌だったと。
柳井 それは嫌でしたね。
糸井 小さい頃に楽しかったのは何ですか?
柳井 体育の時間。
・・・と言うよりも、
「勉強以外の時間」ですね。
糸井 勉強好きな子ではなかったんですか。
柳井 勉強は基本的に嫌いでしたね。
だって、おもしろくないでしょう?
糸井 (笑)いやあ、そのとおりです。
柳井 給食とか、中学校の頃は弁当が好きで。
糸井 「できない子」ではなかったですよね?
柳井 成績は、中の上ぐらいだったんじゃないですか。
糸井 そうですか。
・・・「山川」というあだな以外は
きれいに埋没していますね。
柳井 そうですね。
糸井 いまのような職業は
「二代目」ということになりますよね。
そうすると、お坊ちゃんみたいな感じでしたか。
柳井 でも、商店街の店ですから、
坊ちゃんとまではいかないですね。
だから「普通の子」っていう、
なんかそういう感じでした。
糸井 その頃、将来どうなりたいとか、
そういうものは、あったんですか?
柳井 いやあ、まったく考えてなかったでしょうね。
糸井 (笑)・・・いいなあ。
(つづきます)

2001-10-31-WED

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