こんなタオルを探してたんだ!
<やさしいタオル>

<やさしいタオル>は
どれくらい出来ているのかしら?


<やさしいタオル>の注文受付から
約1ヶ月がたちました。
このひと月の間、愛媛県今治市にある
タオルメーカーの『花椿テリー』の工場では、
毎晩遅くまで織機を動かして、
急ピッチで
(だけど、ミスがないように丁寧に)
<やさしいタオル>を作ってくださってるんですよ。
注文受付時に、
「お届けは7月中旬以降」とお伝えしておりましたとおり、
7月20日から発送作業を開始できることになりました。
<やさしいタオル>は、7月20日から27日の間に、
今治から東京へと運ばれてきます。
先に着いたものから順に、どんどん発送していきますよ〜。
(直前になりましたら、またこのページでお知らせしますね。)

じゃあ、今は<やさしいタオル>はどこまでできてるの?
気になりますよね!
本当ならほぼ日乗組員が今治まで行って
取材をしてきたいところなのですが、
お忙しいところに
暢気に出かけていってお時間を頂くのも心苦しいので、
専務のヤマダさんに状況をおたずねすることにしました。


愛媛県今治市にある『花椿テリー』社屋。


ヤマダさん。
ヤマダさんは、会社の専務としての仕事で、
日本各地を飛び回るのはもちろんのこと、
納期がせまってきて、工場が忙しくなると、
自ら織機の前に立ったりもするそうです。


「作ってる途中の様子を教えてくれっていうのは、
 本当に、『ほぼ日』さんだけですよ。
 でも、作っているところまで関心をもってくださるのは、
 うれしいことですね! 」
と言いながら、現在の状況を教えてくださったヤマダさん。
(かえって、時間をとらせたのではないか?
 という疑惑もあるような‥‥‥。
  ありがとうございます、ヤマダさん!)

では、どうぞ。



ほぼにちわ。
花椿テリーのヤマダともうします。
今回で<やさしいタオル>を作るのは、
3回目になりますが、
楽しみに待っていてくださる方々の
期待を裏切らないように、
初心にかえってミスのないようがんばっています。
できあがりまで、もうしばらく待っていてください!

では、早速ご説明していきましょう。



<やさしいタオル>をつくる時は、

・糸を染める工場
・糸からタオルを織って成型する工場
・織る時に糸につけたのりを洗う工場
・タグなどをつける工場
・最後の仕上げをする工場
 (裾、耳の縫製、たたんで、パッケージにいれ、
  検針器でチェック)

と、
できあがるまでに、
今治のいろいろな工場での作業があります。
そして、 糸からタオルを織って成型する工場であり、
最後の仕上げをする工場である
わたくしどもが、
その他の工程の工場に仕事を依頼していく、
という仕組みになっています。


もちろん、もうすでに仕上げの段階まできて、
パッケージに封入しているものもあるのですが、
現在のメインは、 うちで
「タオルを織って成型しているところ」です。
片面ガーゼ、片面パイルのタオルを織り出す織機は、
フル稼働中です。
ナイトシフトを組んで、夜も織機を動かしています。

織機の前には、「台持」と呼ばれる
役割をもったオペレーターが常時ついています。



織機が確実に動いているか、
糸の調子がスムーズか見守りつつ、
ヨコ糸やタテ糸が切れたときにそれを修復する作業をします。
その他、綿ボコリの除去なども彼らの仕事になっています。


こちらは織機の後ろ側。

機械をほったらかしにしておけば、
じゃんじゃんタオルができあがるのだと思われがちですが、
そうではないんです。
織機を注意深く見守る人の目がないとだめなんですよ。


こちらが、織り上がっていく<やさしいタオル>です。
スポーツシリーズのSuperWhiteと、
ホームシリーズのラテが織り出されています


この織り上がったタオルは、
このあと、のりを抜くために洗浄して、
裁断して、端の始末をする、
仕上げの工程へと送られていきます。



これが、今の<やさしいタオル>の状況です。
おわかりいただけたらうれしいです。

最後に、<やさしいタオル>に関わっている
スタッフを紹介します。

工場長の柳原

織機保全係の野間

生産管理の丸山

縦糸を揃える森川

台持の角田

台持の越智

台持の福岡

仕上げの山内

仕上げの高岡

仕上げの秋山

仕上げの渡辺

仕上げの徳島

出荷担当の八木
     

ほかの工場でも、まだまだたくさんの方々が、
<やさしいタオル>製作に
関わっています。
そちらは、また別の機会に、ご紹介できたらと思います。




「あとは、梅雨が梅雨らしくあってくれることを
 祈っているんですよ」
と、最後の最後にヤマダさんがつぶやくので、
「?」と思って、聞いてみましたら、
「タオルを作るときには、
 染色やのりを落とすための洗濯などで、
 かなり水を使うんですね。
 だから、きちんと雨が降ってくれないと、
 水不足になって、
 いろんなところに支障をきたしてしまうんですよ。
 いくら、工場ががんばっても、こればかりは、
 私にもどうしようもありませんからね〜。 」
この原稿を書いている今の東京の空は、
ピカピカの快晴。
「雨、ちゃんと降れよな〜」と、
青空にケンカを売りそうになってしまいました。

それでは、到着までもう暫くお待ちくださいませ!

また、<やさしいタオル>でわからないことがありましたら、
ご遠慮なくtowel3@1101.comにメールをお送りくださいね。

このページへの激励や感想などは、
メールの表題に「タオルについて」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2004-06-16-WED

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