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ほぼ日事件簿・こんなことでした

第18回(1月16日の暮らし)
腸内洗浄レポート
〜とりあえず銀座までは来たの巻


こんちは。(脱力ぎみ)
ROCK西本です。

1月16日、素晴らしい晴天のこの日に
「レポート楽しみです・!!」
という、皆様のメールにどんどん気が重くなりながら
シネスイッチ銀座の吉澤さんとの待ち合わせ場所である、
東銀座に向かいました。
当日、ぼくの体調は絶不調。
なぜなら前日、
「今日は早く家に帰って、明日に備えるのだ!」と
帰宅途中に前の会社の後輩と再会。
「にしもっさん、久しぶりっすから飲みましょうよ。」
ときた。
「いや、ちょっと明日早いし、」
誘いを断ろうとすると、
「酒の誘いを断るやつは男じゃない!ってにしもっさん
 いつも言ってたじゃないっすか?!」

後輩よ、悪かった。
そんな後輩に育てたのはぼくだ。
「わかった!ならとことんいくぞぉう!着いて来い!」
「そう、こなくっちゃ。」

後悔。

そのおかげで朝6時まで痛飲。
更に、午前中から銀座で打ち合わせもあった。
待ち合わせ場所での吉澤さんの第1声は
「西本さん、太りました?」

「いえいえ、違うんです。単に飲み過ぎで
 むくんでいるんです。」

と、どうしようも無い会話を繰り広げながら
今回お世話になる銀座メディカル&デンタルクリニック
に入っていく。


銀座メディカル&デンタルクリニックに
着いたぞ!


クリニックの中は当然のように、女性ばかり。
やはり、金髪の男性はぼく独りでした。
男性が一人でもいると、
「御同輩?」
と気分が落ち着くもんです。
看護婦さんから手渡された健康状態と普段の便通についての
アンケートを記入し終わって診察室へ案内されました。
診察してくれたのは牟田先生。
アンケートを元に色んな質問をされました。
「今日のお通じはどうでしたか?」
とかそんな質問だったのですが、
『未知との挿入』に不安いっぱいのぼくですから
もう、ほとんど覚えておりません。
なかば虚ろに質問に答えていたんですが、
これじゃ、レポートにならんやんけ?!
とこちらから質問を投げてみました。


牟田先生に説明を受ける。

質問1:どんな人がこの腸内洗浄をされるのですか?

牟田先生:やはり日本では便秘に悩まされている女性が多い
     ですね。男性の方でもストレスがたまって
     便が出にくいサラリーマンの方が最近増えて
     来ました。

質問2:欧米ではダイアナ妃を始めセレブな方に人気がある
    らしいですね?

牟田先生:これは欧米諸国では大腸癌の発生率が高いから 
     なんです。腸を洗浄してきれいにしておくことに
     より腫瘍の元になる腸にこびりついた不純物を
     取り除くのです。
     ですから、美容というより、癌予防に対しての
     身体のメンテナンスという意味合いが高いです。

質問3:浣腸とどこが違うのですか?

牟田先生:浣腸は直腸までの便は取り除けますが、
     腸内洗浄と違って腸全体の便を取り除くことが
     できません。
     同じような効果として下剤がありますが、
     体中の水分を腸に集めて流し出す下剤は
     身体に負担が大きく、肌あれや、副作用を起こす
     原因となります。
     腸内洗浄はそういうことが無いんですよ。

質問4:これって痩せるんですか?

牟田先生:身体に残っていた宿便が無くなってしまう
     わけですから、体重は減ることになります。
     ですが、身体を健康にするということで
     ダイエットではありません。
     腸内にある不純物が取り除かれて腸内がきれい
     になってしまうわけですから、吸収力が極めて
     良好になり、逆に、太ってしまう方も
     いらっしゃいます。
     ですから、西本さんも今日だけはお酒は控えて
     ください。特にアルコールの吸収力は飛躍的に
     増大しますから。とんでもなく酔いますよ。

そうかぁ、禁酒だなぁ。


禁酒を言い渡されたおれ。

とちょっとがっかりしたけど、腸内洗浄については
理解できた。
しかし、頭で理解できても身体はそうは理解できないもの。
「でもねえ?」
と考えさせる時間もなく、ベットと機材の並ぶ個室へ。
ベットの横にネットでみた腸内洗浄器が置かれている。
まん中にある透明な管を
これからぼくの便が流れていくのだ。
ソリューションフローって摘みがあるんだけど、
これってやっぱあれをソリューションするんだろうなぁ。
と思ってみたりなんかした。


これが腸内洗浄器だ!

看護婦さんから
「こちらで全裸になって、この服を着てください。」
と部屋においてあった紙で出来た割烹着みたいなものを
着ることになる。


こんなの着るの。

「うんじゃ、これから治療ですから吉澤さんとはここで」
と吉澤さんにやんわりと退出をいいわたすと。
「あらあ、何いってんのよ。私も興味あるから
 横でみてるわよ。」
おいおい、ちょっとまて、確かに取材だとはいえ、
あんた女やぞ!
これから、恥ずかしいことがいっぱい待ち受けてるのに。
わしゃ、どうすればええねん。


見てるわよ。

「いいのよ、気にしないで」
「いや、気にするっちゅうねん。わしも婿入り前やぞ!」
「俺はケツの穴と便を見られるとしたらどちらが嫌って、
 便だけは見られたく無いね。」
darlingも言ってて「ぼくもそうだぁ」
と思っていたけど、今回は両方だぞ!

「勘弁してよ!」と押し問答している内に、
部屋中に映画「ホテル・スプレンディド」のポスターを貼る
吉澤さん。


宣伝、宣伝。

仕事とはいえ、
「東京のおなごは、おそろしかバイ。」
と改めて思い知らされたですバイ。

と思ったところで次号へ続く!
次は挿入偏だ!


次回をお楽しみに。

映画宣伝の為なら他人の便を見る事もいとわない
吉澤さんからのお知らせ。
「ホテル・スプレンディド」の公開は
2月10日からですが、
2月14日のヴァレンタインデーには
「ホテル・スプレンディド」を
観に来て頂いた方に「腸内洗浄」招待券
(初診料10000円&18000円)を10名様
初診料10000円OFFの、
ご優待券500名様にプレゼントをします。

2001-01-18-THU

TORIGOOE
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