HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN

yacmii刺繍展 しぜんなふしぜん

「yacmii(ヤクミィ)」という名前で刺繍をしている
ひとりの女性がいます。
彼女がつくる刺繍は、
何色もの糸が何重にも重ねられるのが特徴です。
なにもそこまで‥‥と思わせるほど何針も、
縫い固められてうまれる作品のなかには
立体的にたちあがり「自立」するものもあります。
丹念に、繊細に、
刺繍という表現・技術と向き合う彼女のことを
勝手ながら敬意を込めて、
「刺繍人(ししゅうびと)」と呼びます。

そんな刺繍人との出会いについて、
まずは糸井重里が話します。
続くインタビューは、浜松にある刺繍人のアトリエにて。
たっぷりと、うかがってきました。
どうぞゆっくりと、お読みください。

yacmii プロフィール

yacmii(ヤクミィ)

静岡県うまれ。多摩美術大学大学院 彫刻科卒業。
2011年よりyacmiiとして刺繍作品を制作。

作家名、yacmiiの由来は
「じぶんのつくる作品が日々の“薬味”になれば」という思いから。

これまでの展覧会には
「ひびの ことこと」展(2013 京都 恵文社)
「うみ の むれ」展(2014 京都 mina perhonen arkistot kyoto)
「けだま」展(2014 東京 銀座月光荘)
「おやすみ おはよう」展(2016 岡山 倉敷意匠アチブランチ)
などがある。

yacmii HP:http://yacmii.com/