ほぼ日手帳世界一物語。

第十六回 大幅増刷決定!
     なんと、6000部に!!



ほぼにちわ、あややです。

信じられないような怒濤の展開をつづける
「ほぼ日手帳2003」。
昨日お話ししました、
手帳カバーの衝撃の急展開に、
読者のみなさまも、おどろかれたと同時に、
とってもよろこんでくださっております!
みなさまのあたたかい反応に、
わたくし、正直、ほっとしました〜。
だって、あの話、あまりに衝撃的すぎて、
信じてくださるかどうか、心配だったんですもの〜〜。
しかも、「応援してます!」なんていう
激励のメールまでいただいたりして、
darling、はじめ「ほぼ日」スタッフみんなが、
しみじみと、みなさまのあたたかさに
感激しておりますっ!!
ほんとうに、ありがとうございます。

おっと、でも、しみじみしているだけでは
いけませんでしたっ!
「ほぼ日手帳2003」の追加販売に関するお話は、
はっきり言って、
ほぼリアルタイムでお伝えしております。
なので、毎日、何が起こるかわからない、
大決定の連続なのです!!

毎日が怒濤の展開、「ほぼ日手帳2003」、
本日も、しかり、でございます。


●思い切って、増刷決定しました!

カバーも含めて追加販売することを発表してからの、
読者のみなさまのよろこびのメールを読んでいるうちに、
わたくし、また新たな心配が起りました。

今回の追加販売でも、買えない方々が
 いらっしゃったらどうしましょう??


今回の追加販売の心は一つ。

欲しいと思ってくださる
 なるべくたくさん人に、お届けしたい!


もう、はっきり申しまして、この1点に尽きるんです。
なので、その心配について、darlingに相談してみました。

「そもそも、本体のみの販売で3000部にしましたが、
 カバーもありということで、1000部増やして
 4000部ということで、昨日発表しましたが・・・」

すると、darlingは・・・・

「この際、もっと、思い切ろうぜ!
 もう、在庫が出たっていいじゃない。
 それよりも、買えない人が出る方が、
 よっぽど、こわいもん。

 よしっ、6000部だ!」

きゃー! 
またもや、なんて、男気炸裂なの〜〜。
そうだわっ、できる限り、
買えない人が出ないようにするのが、何よりも大事。
在庫リスク?
どーんと来い! ですわよっ。


これで、買えなくなる人が出る可能性も、
限りなく、少なくなるにちがいないわっ!!

というわけで、このままの勢いで、
わたくし、今回の手帳の印刷をおねがいしている、
超ご近所の図書印刷さんに
6000部おねがいしちゃいましたっ!!
(図書印刷さん、いつも、
 急な変更にも、こころよく対応してくださって、
 ありがとうございます!)

とにもかくにも、今度こそ、
欲しいと思ってくださるみなさまに
無事、お届けできように、大幅に増刷いたしました!

そして、前にもお伝えしましたように、
前回の販売で、アクセスが集中してしまったために、
注文ページになかなかたどりつかない、
という問題が起らないように、
「ほぼ日」のサーバー管理などをしてくださっている
キールネットワークスのみなさんが、
現在、全力で、システム作りを進めてくださっています。

「ほぼ日手帳2003」の追加販売は、
11月19日お昼の12時
から開始します!
どうぞ、お忘れないよう、おねがいいたします。
また、気になるお値段のことなどについては、
後日、あらためて、お知らせします!!

追加販売についての奇跡的なストーリーを
まだお読みになっていらっしゃらない方は、
ぜひ、この下↓の「第十五回」を読んでみてください!!
なお、語られていることは、すべて、“ただの事実”です。

2002-10-30-WED

第十五回 急展開!本体だけでなく、
     手帳カバー(B版)も販売します!!


ほぼにちわ、あややです。

ここ数日の『今日のダーリン』で、
darlingがちょこっとふれておりましたが、
実は、先週の金曜日の夜、
「ほぼ日手帳2003」にまつわることで、
急展開がありました。
「ほぼ日手帳2003」、はっきり言って、
毎日が、怒濤のドラマです。
あらかじめ、宣言しておきますっ!
はっきり言って、本日お話することは、
ただの事実”なのですっ。脚色・ゼロ。
信じられないという方がいても、事実。
(バカにされるかもしれない話なんですけどね)
「ほぼ日手帳2003」にまつわる“完全実録”です!!


●みなさまのお気持ちにお応えしたい!

先日、このページで、11月19日より、
「ほぼ日手帳2003」の本体のみ追加販売することを
発表しました。
これに対して、postman@1101.com宛には、

来年は、ほぼ日手帳なしで生活しなきゃいけないんだー
 とあきらめていたので、
 追加販売の決定、とってもうれしいです!!

僕は買えたのですが、
 ともだちは買えなくって、
 とってもがっかりしてたんです。
 だから、今回の決定、僕もうれしいです。


という、うれしいメールがたくさん届いております。
このようなメールをいただけると、こちらも
ほんとうにうれしくって、とても元気が出るんです!

でも、そんなうれしいメールの多くには、

(ほんとうは、カバーも欲しいんだけど・・・)
 せめて本体だけでも・・・・


というみなさまの正直なお気持ちが
かなり遠慮がちに書かれておりました。
ほとんどの方が、メールの終りのところに、ちょこっと。
う〜〜ん。
そのお気持ち、とってもわかるだけに、何とかしたいっ!
今回の「ほぼ日手帳2003」の販売で
あらためて、感じたのですが、
「ほぼ日」の読者のみなさまは、
「ほぼ日」の事情みたいなことまで、
すごく親身になって心配してくださったり、
とにかく、もう、ほんとに、
ありがたすぎるほど、やさしい方ばかりなんです。
こうなると、ますますご期待に、お応えしたいっ!!
一度は、本体のみ追加販売に決定したのだけれど、
それは、いろんな業者の方と話し合った結果の、
せいいっぱいの決定だったのだけれど、
でも、何とかあっと驚くような方法はないものかしら?!


●手帳カバーを作り直すのは、むずかしい。

というわけで、手帳本体のみの販売に決定した後も、
もしかしたら「第三の道」はないものかと、
ちょっとだけ雑談のふりをしたりなんかしながら、
手帳カバーを作ってくださっている
おなじみフィールドドリームさんに
相談してみることにしました。
フィールドドリームの「ほぼ日」担当は、
かつては、ダンディ松本さんという方でしたが、
この夏から担当が
ステテコ西川さんという方に変わりました。
西川さんは、“ザッツ・関西人”という感じで、
とっても、気さくで、話しやすい、
面白い方なんですよ〜!

「あのー、先日もお訊きした、
 カバーをいまから急いで作りなおしたら
 どうなります??
 っていう件ですけれど、・・・・・。
 出来上がるのが年内はきびしかったり、
 ロット(1色あたりの生産枚数)のこととかがあって、
 一度は、断念したのですが、
 なんというか、やっぱりあきらめきれないんです!
 むずかしいとは思いますが、なにかその、
 中国の奥地に新しい縫製工場が見つかったとか、
 男度胸の超人的バイヤーが登場したとか・・・・
 そういう奇跡はないのかなぁと思いまして」
 
と、かなり強引なお願いに、西川さんも困りながらも、

「うーん、きびしいですなあ。でも、もう1度、
 あっちの生産工場の人間と話してみますよ」

とのこと。
が、しかし・・・・
翌日西川さんからいただいた答えは、
やはり、前回の回答と同じく、

「もう一度、作るとなると、
 生地の色染めからはじめるから、
 やっぱり年内に出来上がるのはむずかしくて
 どうやって早くしても1月ギリギリなんです。
 旧正月にかかったりするともっと遅れるかもしれないし。
 あと、カバーの4色は、
 どれも、ある程度の大きさの生地からじゃないと、
 色染めをしてくれる工場がないんですよ。
 4色あわせて万単位の枚数じゃないと、
 ちょっときびしいんです。」

とのことでした。
とほほ。
前にも、同じことを言われて「ありがとうございました」と
うなだれた日のことを思い出しました。
追加販売で、もう一度、
1万枚以上のカバーを作るのは、
実現できそうにありません。

これは、やはり、どうにもこうにも、
追加販売で、カバーを売ることは、
不可能なのかしら・・・・。
はあ〜。

と、そのとき、フィールドドリームの西川さんから
おどろくべき発言が!

「だけど、あややさん!!
 新たに作ることばっかり言ってるけど、
 カバーは、もうすでにあるじゃないですかっ!
 しかも、いっぱい。



●封印されたカバーのこと、お話します。

「えっ?!それ、ほんとうですか」
「忘れようとしていたから、思い出せないんですね」
「忘れようとしていた・・・・?」
ああっっ!!そ、そ、それは、まさか、
あの、封印した、例のカバーのことを
おっしゃってるのですか!?
それだったら、たしかに、いっぱいあります!
でも、それは、何というか、
いったん、お蔵入りしたものであり・・・

「ご推察のとおりです。
 でもね、あややさん、よく考えてみてください。
 あのカバーたちは、お蔵入りになってるけど、
 不良品ではないじゃないですか!」

さて、ここで読者のみなさまの頭の中には、
「???」
という?マークが、いつくも浮んでいることでしょう。
事情をご説明いたします。
実は、「ほぼ日手帳2003」のカバーの製作段階で、
早い時期に、
一度、できあがっていたカバーがあったのですが、
全部、一から作り直しをしているのです。
その理由は、ずばり、

ペン差しの太さを間違えて、
 おまけの3色ボールペンが入らなかったから。


だったのであります。
そもそも、そのお蔵入りしたカバーというのは、
“おまけのボールペン”が3色ボールペンで、
ふつうのボールペンにくらべて、太さが太いゆえに、
ペン差しに、おまけのボールペンが入らなかったのです。
カバーそのものの機能としては、
まったく問題はなかったのです。
っていうか、ふつうの、ほとんどのペン類に合わせて
ペン差しの太さを決めて縫製されていたために、
「ボツ」にせざるを得なかったというものだったのです。
要するに、新品バリバリの最高のカバーができたのに、
1万本以上製作中の「おまけのボールペン」が、
差せなかったという問題があって、
泣く泣くお蔵入りにしたものだったのです。
ペン差しも、ふつうのボールペンやシャープペンだったら、
ふつうにペン差しとして使えるんです!!

ただただ1点の、今回の問題が、

おまけの3色ボールペンが入らない!

ということだったのです。

いちばん損害を被ったのは「フィールドドリーム」さんで、
ステテコ西川さんの上司にあたるタフ篠塚さんが、
「ま、これをボツにするのが我々の誠意です」と
にっこり笑って涙したという話もあるらしいのですが、
このあたりが、海外の生産工場とのやりとりをする
リスクというものらしいんです。
正直、カバーを作り直すということは、
その分、莫大な損害を覚悟しなければいけません。
わたしたちも、“おまけのボールペン”を
発表前の段階でしたから、3色ボールペンから
ふつうの太さのボールペンに変更することも
検討したのですけれど。
でもね、今回の「ほぼ日手帳2003」は
製作するにあたって、何度も申しますように、
世界一の手帳”づくりをめざしてきたんです。
おまけの3色ボールペンは、
書き味、使いやすさ、
世界一(と言いたいくらい)のボールペン
なのです!
世界一の手帳”をめざす以上は、
たった1つの妥協も認めるわけにはいきますまいっ。
それくらい、徹底的に追求して、製作してきた結果が、
「ほぼ日手帳2003」だったのです!!

話は長くなっていますが、とにかく、
カバーは「すでにあった」んです。


●欲しい人にお届けしたい!

わたくし、この“カバー”の話を
darlingや「ほぼ日」スタッフのみんなに
相談してみることにしました。

すると、やはり、意見は真っ二つに分かれました。

一度、封印したものなのだから、
 いくら、カバーとしてふつうに使えるって言ってもさ、
 やっぱり最後まで封印しようよ


でも、欲しいのに手に入らなくって、
 悲しんでいる人がたくさんいるんだよ


そんなみんなの議論を聞きながら、
darlingが、言いました。

「これは、ただ話し合っていても、
 なかなか決まらないよ。
 オレたちは、今回のことで、
 “何を一番大切にしたいか
 ってことを考えて決めた方がいいと思うんだ。
 で、実際に“欲しいのに手に入らない”という人の
 メールを読んでるとさー、
 オレは、その人たちの気持ちを
 一番、大切にしたい
と思うんだけどなあ」

はい。
「ほぼ日手帳2003」の販売は、
予想以上の売れ行きで、ほぼ即日で完売しました。
そして、その結果、
買えなかった人も、たくさんいらっしゃったんです。
そういう人たちからの再販を待ち望む声は、
販売終了後も途切れることはなくって、
そんな人たちからのメールを読んで、
「ほぼ日手帳2003」を欲しがってくださる人が
こんなにもたくさんいるんだ、
ということを知りました。
うん、やっぱり、「ほぼ日手帳2003」を
欲しかったのに買うことができなかった人に
ぜひとも、お届けしたいわっ!



●この話、信じてくれるのだろうか・・・

そもそも、
この作り直すことになってしまったカバーのお話を
なぜこれまでの「ほぼ日手帳世界一物語」の中で
一度も、触れてこなかったのかと言いますと、
何と言いますか、正直に申します。

またまた失敗した。素人だからなぁと思われる。

わざわざ隠していたというよりは、
やっぱり、一回出来上がってるものを
もう一回作り直すというのは、
いくらなんでも、
そうそう言えることではなかったのです。
お客さまに迷惑をかけずに、スカッといいものを出せば、
それにこしたことはないわけですから。
コストにはね返らせたらイケナイのは当然ですしね。
(それで意地でも、去年より価格を下げようとしました)

そんなわけで、このことは、
フィールドドリームさんと「ほぼ日」との間で、
“・・・・忘れましょう”と決意して、封印したのでした。

で、でも、今回、追加販売にあたって、
このお話をみなさんにすることになるんだわっ。
なんだか、あまりに、唐突すぎるし、
しかも、もうすでに、
「本体のみの追加販売でいきますっ!」
って堂々と宣言しちゃってるし、
読者の人は、はたして、信じてくれるのかしら??

匿名いろはさん
「奇跡的にカバーがどっかから
 フッて湧いてきたって言えばおもしろくていいね?」

そんなの怪しすぎるじゃないですかっ!

匿名にほへさん
「いっそ“超特急で作った”ってウソついちゃえば?」

ウソは、よくありません。(きっぱり)

匿名とちりさん
「でもそのウソはためになるウソかもしれないよ。」

うーん、たしかに、この話、
あまりに、出来すぎていると言えば出来すぎているし、
この話をストレートにお話しても、
かえって、信じてくださるかどうか、ちょっと心配。
そんなわたくしの迷いに、darlingがきっぱりと。

本当のことを言ったほうが、簡単だよ。
 いままでだって、そうやってきたじゃない。
 たしかに、オレも『あああ、そうか!』って
 びっくりしたくらい奇跡みたいな展開だけど。
 信じるかどうかは、人それぞれの自由だしさ、
 いやだと思った人には、ぼくらの信用がもともとなかった
 ってことになるんじゃないの。
 あとでウソの上塗りをして苦労しないためにも
 ちゃんと正直に話すってことをしようよ」

そうです!
もう、これまでだって、ドジもミスもヘタもマヌケも、
何でもかんでもぶっちゃけてきたんだわっ。
ここまできたら、正々堂々と、いきますわよっ!
しつこいようですが、
このカバーのお話は、ただの真実なのです!!
だけど、「カバーをほしいけれどあきらめていた人」に、
ペン差しの太さだけちがう、
バリバリ新品のカバー

手にしてもらうことができます。



というわけで、11月19日からはじまる
「ほぼ日手帳2003」の追加販売は、おそるべき急展開で、
手帳本体のみならず、
カバー
も同時に販売することになりました!!

(ただし、このカバーのペン差しは、
 ふつうのボールペンやシャープペンは差せるのですが、
 “おまけの3色ボールペン”は差せません。

 あらかじめ、ご了承ください)
そのペン差しのこと以外は、
まったく、問題なく、
正真正銘、「ほぼ日手帳2003」のカバー
です。
まったく同じものと思われると困るので
ほぼ日手帳カバーB版」と呼ぶことにします。
レコードなどのA面B面の発想で名付けました。

*「ほぼ日手帳カバーB版」
  見た目はまったく同じ!


それでもよろしければ、
ぜひ、11月19日の追加販売で、
お申込みいただければと思います!!
よろしくおねがいいたします!!

追加販売について、現段階で決まっていることを
お知らせしますね。

・手帳(本体)
 :4000部からさらに増刷検討中
 
・手帳カバー(B版)
 :ペン差しの太くないバージョン。
  色は全色そろってます。
  (これでもまだSOLDOUTになるような場合は、
   もう怒らないで祝っちゃってください)
  
・おまけのボールペン
 :もうしわけありません。
  今回の追加販売では
  おまけのボールペンはつきません。

  

また、販売方法やカバーB版の値段についても、
現在検討中です。
後日、お知らせいたしますので、
いましばらくお待ちください!!

それでは、また!

2002-10-29-TUE

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