第14回 もしもオレが鎌倉だったら。
糸井 もしもオレが鎌倉だったらどうしようかな。
なに?
糸井 もしも、オレが、鎌倉だったらどうしようかな。
ああ、うーん、どうだろうな。
糸井 混むしね、夏なんかは。
そうだね、考えたくないね。
「自分が鎌倉だったら」なんてね。
糸井 だけどね、考えるタイプなのよ、オレ。
だいたい、なににつけても、
「もしもオレが‥‥」っていうので
生きてるからね。ふだんから。
ははははは。
糸井 ほんと悩むね。
「もしもオレが鎌倉だったら」とさ、
「もしもオレが銀座だったら」だとさ、
銀座のほうが、圧倒的にラクでしょ。
うーん‥‥そう?。
糸井 伸坊だってさ、
「鎌倉だったら」よりも
「銀座だったら」のほうがラクでしょ?
どうかなぁ。
‥‥あんま、考えたことなかったな。
一同 (笑)
糸井 だからさ、いま、考えたとしてだよ。
いま、考えたとして、ね。
いま、考えるよ。ええと、銀座だったら。
糸井 うん。もしもオレが銀座だったら。
♪イェー、オレが銀座だったころー。
(松鶴家千とせさんのマネ)
♪妹は‥‥戸越銀座かな。
一同 (笑)
糸井 ♪イェイェイェーイ。
♪ヘヘイ、へーイ。
(くどいようですが松鶴家千とせさんのマネ)
糸井 松鶴家千とせさんってさ、なんていうか、
「師匠」っていう呼ばれ方が似合わないね。
そういう芸人さん、いるよね。
なんで芸人さんたちってさ、
縁もゆかりもない人までが
「師匠、師匠」って言うの?
糸井 なんだろうね。
そういうことになっている業界、
っていうことなんだろうね。
うーん‥‥。
糸井 ♪ソバソバー、イェーイ。
♪ヘヘイ、へーイ。
糸井 だからさ、銀座と鎌倉、どうする?
まだ、続いてたんだ、その話(笑)。
一同 (笑)
糸井 ♪オレが銀座だったころー。
銀座といえばさ。
糸井 うん。
(つづくんですよ)

2008-05-14-WED


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