糸井 この公園で写真を撮られるわけだな。
こっち? あ、ここね。
糸井 横たわるのとかは、ヤだからね。
原田 ははははは。
(黙ってマドロスポーズを決める)
糸井 はははは、なにしてるの。
(なおもマドロスポーズを決める)
原田 はははははは。
ミト (苦笑)
伊藤 (微笑)
糸井 そういうふうに、
苦みばしればいいの?
原田 こうかな(苦みばしる)。
ミト え、ぼく、真ん中?
ど、どうすれば?
伊藤 (ポーズを決める)
ミト なんか、ずいぶん、
コンセプチュアルな写真に(笑)。
糸井 こういう写真は、
打ち合わせしても、なかなか撮れないね。
原田 撮れない、撮れない(笑)。
ミト なんか、ぼく、
いじめられてるみたいじゃないですか?
いいんじゃないかな。
原田 すごい、このうちとけ具合。
まだお会いして10分ぐらいなのに(笑)。
一同 (笑)
糸井 はーい、みなさーん、
ちゃんと苦みばしってくださーい!
原田 ははははは。
あ、ごめん!
オレ、いま苦みばしらなかったかもしれない。
一同 (笑)
糸井 大丈夫、大丈夫。
けっこう、苦みばしってたよ。
あ、そう?
なら、いいんだけど。
ミト けど、あきらかにぼくら3人、
苦みばしりの完成度が低いですね。
原田 プロ2人と、素人3人(笑)。
糸井 やっぱり年の功ですよね。
なんていうかなぁ、たとえばその人が
たんなる学校の教頭先生だとしてもさ、
押し売りを撃退した思い出とか
それなりにあるんですよ。
ミト ??? 教頭先生?
あ、混乱してるみたいだよ。
糸井 だからさぁ、なんていうかなぁ、
あの先生はやさしい先生だと
思われてるような人でもね、
「生徒の手前、そういうことはできません!」
とか言って押し売りを撃退した経験とかが
過ごした年月の分だけ蓄積するわけでさ。
ミト ?????
(急に公園の遊具を見ながら)
あの、青いクマはさぁ、つくった人は
白クマのつもりだったと思うんだよ。
ミト え?
あそこにある、クマ。
糸井 ああ、青く塗られちゃったわけね(笑)。
白クマのつもりでつくられたのに。
そうそう。
ミト し、白クマ?
糸井 というか、どうやら、
青と赤と黄色のペンキを
大量に買っちゃったみたいだね。
ミト わ、ほんとだ。
同じ色が使い回しされてる。
糸井 だから、まず、そういう条件だったんだね。
ミト ??? 条件?
お、混乱してるみたいだね。
原田 ふふふ。
伊藤 (微笑)


(つづきます、もちろん)


2010-05-20-THU