谷川俊太郎、kissなどを語る。
しかも、新作『kiss』を、「ほぼ日」で
1000枚限定特典付きで発売します。

谷川さん、サインやってます。

「ほぼ日」を通して販売された「kiss」のために、
1000枚のサインをはじめた谷川俊太郎さん。
今回は、サインのほかに、
「手から手へわたる」というメッセージをこめて、
指の型(通称指ハンコ)を
押してくださいることになっています。
はじめる前は
「1日100枚やっても10日かかるな……(ポツリ)」と、
おっしゃっていたのですが、さてさて、
どんなふうにサインをしていらっしゃるのか、
ちょっぴりのぞいてまいりました。

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ドドーンと、「kiss」のサイン入れ用ジャケットが
積み上げられています。これで、1000部です。


「スキをみてね、チョッチョッとやってますよ」
なんと、ペンやスタンプパッドも、
ご自分で買いに行ってくださったそう。
「スタンプパッドはね、速乾性のものをさがしたんだけど、
 最近はいーっぱいあるのね、色の種類が!
 でも、拇印ってったらやっぱり赤系でしょ。
 だから、ピンクにしたの」


ご自身で東急ハンズに赴き、
購入したカラーペンとスタンプパッド。



「さ、今日もやりますか!」

ここで、「kiss」ピアノ担当の、谷川賢作さんが登場。
賢作さんにもサインをお願いしているのであります。
よろしくお願いします!!
「たくさんあるね。終わるかな。
 いつまでにやればいいの?」
バレンタインまでにみなさまにお届けしたいので、
発送準備を考えると、
6日にいただきたいのですが。
「じゃあ、5日の夜にぜんぶやればいいのね」
賢作さんは、夏休みの宿題を
始業式の午後にやるタイプだったんですね……。


そう言いながらも、賢作さんも
サインをはじめてくださいましたよ。



サッサッサッとサインをしていく俊太郎さん。
一方、賢作さんはスルスルスル、というかんじです。


さて、いよいよ指ハンコを押すターイム!
あれれ、俊太郎さんの指が、もうすでに赤く光ってる。
もう染みついちゃってるのですね、すみません。


指先が常に赤くなっちゃったまま。

ところで、指ハンコは
どの指で押してくださってるのですか?
「最初は親指にしてたんだけどさ、
 ほら、見てよ。たんなるマルになっちゃって」


指紋が見えない??

でも、指ってわかりますよ。
「けど、指紋がないと、ねぇ。
 年をとると指紋がすり減っちゃってねー
そんなことないですよ!


「じゃ、気をとりなおして親指で」ペタッ。


ひとつひとつ、ていねいにサインを
入れてくださってます。
ペンの色も、いろいろ変えているんですよ。


「1日200枚で5日かかりますねぇ」
と、至極カンタンな割り算をくり返す親子です。
ここで俊太郎さんがサイン&指ハンコ100部を終えました。
「今日はここらへんにしときますか」


100部終わってひと息。余裕の笑みの俊太郎さん。
いっぽう、マイペースの賢作さん。



賢作さんも、今日は100枚サインを入れましたよ。

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こんなかんじで、ちゃくちゃくとひとつひとつ、
サインは入れられていきます。
はたして賢作さんは5日、夜なべになるのでしょうか。
みなさまにはどの色のサインが届くでしょうか。
どうぞどうぞ、おたのしみに!!

2003-01-30-THU


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