第9回 フランクに、なりえない!
群馬県は、
バンカラのふりをしている人たちの
集いみたいで、いまだに、そういうのが
残党のように、残っているみたいですね。
大半が、
モテないから女ギライをよそおって‥‥。
(笑)そうです、そうです。
「女なんて‥‥」は
モテないから、ですよねぇ。
100%そうですね。
モテないし、モテるまでの道筋が、
入口さえもわからないという。
そうですよね。
だからもう‥‥女性に対して
フランクになりえないんですよね。
(笑)

「フランク」って言葉、いいですねぇ‥‥。
今の人たちは、
対等にしゃべっているでしょ?
うらやましいですよね。
社会的関係のある人、
たとえば、タイムキーパーとかとは、
大丈夫なんですよね?
うん。
女性、という存在が、ダメなんですよね?
それは困ります。

「女性だけ」という存在は、
いちばん、困ります‥‥。

だからぼくは、
銀座のクラブとか、いけないんです。
めんどくさいですよねぇ‥‥。
めんどくさいです。みんな、よく、
フランクにしゃべっているなぁと思う。

‥‥たのしさが、わからないもん。
(笑)

実際にその場に座ったら、
なんとかするのでしょうけど、
それは「ほんとのオレ」ではないんですよね。
うん。

だから
クラブではフランクになりえない‥‥
たのしめないですね。
(笑)そうですよねぇ。
昔、鶴太郎とふたりで
「こうではいけない。芸能人なんだから、
 クラブなんかへっちゃらにならなければ」
と、クラブにいこうとしたんだけど、
「だいたい、クラブって、
 何時からやっているの?」という‥‥。
(笑)
「何時からだろう?」

そこから、鶴太郎と、打ちあわせですよ。
(笑)
「やってるんだろうけど、
 早くいったらナメられるんじゃない?」

ふたりで出したのが
「8時半」という、よくわからない結論で。
(笑)
だいたい、そのぐらいで、イイだろう、と。
(笑)それは、ジーンとしますねぇ。
明日に、続きます
前へ 次へ

2007-01-04-THU

(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN