ワールドシリーズ

メジャーリーグのプレーオフというのは
少々複雑なシステムになっています。
まず、メジャーリーグは、
アメリカンリーグとナショナルリーグという
ふたつのリーグから成り立っています。
それぞれのリーグには、3つの地区があります。
西地区、中地区、東地区です。
つまり、「2リーグ×3地区」ですから、
6つの区分があることになります。
基本的には、この6つに分かれて
レギュラーシーズン162試合が行われます。
そうすると、シーズンの終わりには
6つの優勝チームが決まりますよね。
この6チームが、世界一を決める
プレーオフに自動的に進出することになります。
プレーオフに進めるのは全部で8チームです。
では、残りの2チームを
どうやって決めるのでしょう。
「2リーグ×3地区」の優勝チームが抜けたあと、
「2リーグ×3地区」の
2位のチームが残りますよね。
その2位のチームの勝率を比べて、
アメリカンリーグでもっとも勝率の高いチームと
ナショナルリーグでもっとも勝率の高いチームが
2位なんだけど、特別にプレーオフに出場できます。
この2チームのことを「ワイルドカード」と呼びます。
長い説明になってしまいましたが、
もう少しおつき合いください。
なんなら、コーヒーでもいれてきてください。
さて、8チームが出そろいました。
その8チームのうちわけはというと、
アメリカンリーグが4チーム、
ナショナルリーグが4チームです。
まずはその4チームが、
「リーグ準決勝
 (3勝したらリーグ優勝決定戦へ)」と
「リーグ優勝決定戦(4勝したらリーグ優勝)」を
戦いまして、アメリカンリーグと
ナショナルリーグの優勝チームが決まります。
つまり、ようやくここで2チームになりました。
もうちょっとで解説が終わります。
ていうか、
なんの用語を解説しているか覚えてます?
そのコーヒー、冷めてるんじゃないですか?
ともかく、ようやく2チームになりました。
アメリカンリーグの優勝チームが1チーム、
ナショナルリーグの優勝チームが1チームです。
その2チームが対戦するのが
「ワールドシリーズ」なのです!
ここで、4勝したチームが世界一なのです!
おつかれさまでした! 本文にお戻りください。