シェフ まな板の上の猫帽子(仮)

最近、帽子のことを聞かれることも多くなり
ますます意欲に燃える、たかしまです。
どうぞよろしくお願い致します。

朝の4時すぎまでチクチク縫った猫帽子(仮)。
うれしくて何度も何度もかぶってみた猫帽子(仮)。
足が顔にかかるうっとうしさ加減もバッチリな猫帽子(仮)。



そんな愛おしい猫帽子(仮)を
スソ先生にチェックしてもらうときがやってきました!
この真っ白けっけな(仮)の帽子は
型紙のくるいを浮き彫りにするためにつくったわけで、
むしろくるいが発見されたときには
「でかしたぞ」と誉めてあげるべき存在です。
しかしながら、
やはり手塩にかけた猫帽子(仮)には
ダメ出しがありませんようにとも願ってしまう親心。
そんな複雑な心境にドキドキしているすぐ横では、
すでに山下さんのかわいい「うさぎ帽子」が
予想以上に厳しいチェックを受けています。
ドキドキドキ…。



「さ〜て、次の獲物はお前だジョー!」(台詞はイメージです)
と、スソ先生が猫帽子(仮)を手に取られました。



帽子の裏表をひっくり返して縫い目をむき出しにし、
てっぺんから順番にパーツの合わせ部分を見ていかれます。
縫ってておかしなところはなかったかとの問いに
「はい、ありませんでした!」とキッパリ答えた矢先、
スソ先生の手がピタリと止まりました。
「ムムッ、ここが波打ってるジョジョジョー!」(イメージ)
縫い合わせた2枚のパーツの長さが違っていたために
長い方のパーツがたるんでしまっていたのです。



型紙のくるい、あっけなく発見されてしまいました。
でかしたぞ、猫帽子(仮)。グスン。

さっそく型紙を直します。
長い方の型紙に3つの切り込みを入れて
それぞれ1.5mmくらいずつセロテープで詰めました。



修正した型紙をスソ先生にチェックしてもらい、
こうなったらとことん直しまくりますぞとばかりに
さらなる指摘のお言葉を待ちます。
「はい、他は大丈夫そうなので、これでOKですね」
え…? 口調(イメージ)が優しいスソ先生に戻ってる!?
いやいや、おどろくポイントはそこじゃなくて、
型紙の修正はこれだけでいいんですか??
まわりでは他の生徒さんたちの(仮)帽子が
糸をほどかれてバラバラになったりしてますけど…。

この日は別件の予定が入っていたため、
またもやスソ先生が差し入れてくださった
例のおいしいみたらし団子をちゃっかりほおばった後、
そそくさと教室を早引けさせていただきました。
あっけなくもらえてしまったOKに喜びつつも、
ぼくは何か勘違いしてるんじゃないかと
心配になったりもしつつ…。

スソ先生のアドバイス
そろそろ本番で使う布を考えておいてくださいね。
裏地用の布も忘れずにね!

とじる