われら、スジナシ応援団!笑福亭鶴瓶の即興ドラマに酔え。

アフター『劇場スジナシ』#03 イッセー尾形さんとの『ライトハンズ』
本番の日が近づいてきてね、
ほんとうになんにもしようもないし、
どうしようかなあ、とか思いながらも、
舞台は近づいてくる。
人はいっぱい入ってる。
こんなもんねえ、ヘタ打たれへんしなあ。
神さん、助けたってくれへんかなあ、
思いながら、その日が来てね。
ほんで一日目イッセーさんでしょ。
一日目がアレだからねえ(笑)。
一日目がアレやもん。
イッセーさんなんか、
ぜったいうまいこと行くと思たよ。
オレも(笑)。

プレイバック『劇場スジナシ』その1

イッセー尾形×笑福亭鶴瓶
『ライトハンズ』

舞台は深夜の街。歩道橋の下。
鶴瓶さんは、携帯電話を片手に
緑のジャージ姿で登場。
一方、イッセーさんは性別年齢不詳の格好。
歩道橋の階段の上から開口いちばん、
「バカヤロー!」と叫ぶ。


あんなもん、あんなボルテージで来られたら
かなわんわ。
(笑)
いや、がんばろう思たんやろね。
やさしい人やわ。あんな格好してね。
あれ、はじめ違う衣装で来てはったんやからね。
ああ、そう。
もともとふつうの格好で来はったみたい。
そしたら、イッセーさんの奥さんが
いらんこと言わんでええのに、
「あなたねえ、舞台よ!
 もっと考えなさい!
 衣装もっと持っていきなさい。
 そのなかから選択しなさい」
って言うて、よけなことなったんや(笑)。
ぼくのことを思ってね、
「鶴瓶さんが呼んでくれたのに
 ちゃんとしなさい!」
みたいなんがあって、
イッセーさんはおとなしいから
いちばんの自分の得意な、
ひとり芝居のときの
得意芸のやつで来たでしょう。
あんなんね、ほんまにね、こっちが
「この衣装でお願いします」言うたら
ぜったい来えへんやろね。
そうだろうね(笑)。

プレイバック『劇場スジナシ』その2

イッセー尾形×笑福亭鶴瓶
『ライトハンズ』

本番前、この日はじめて
イッセーさんと鶴瓶さんが顔を合わせる場面。
相手がどういう格好でくるのかが、
ここではじめてわかる。
舞台裏ですごい格好をしているイッセーさんを見て、
絶句する笑福亭鶴瓶。


しばらく会いたないわ、イッセー尾形に(笑)。
(笑)
しばらく会いたない。
あれでもさ、あんだけこう、
いっぱいいっぱいになってると
せめるわけにもいかないしね。
そうや。そんなんねえ。
た〜だ、ヒラヒラしてるんですもんね。

プレイバック『劇場スジナシ』その3

イッセー尾形×笑福亭鶴瓶
『ライトハンズ』

どうやらイッセーさんの役柄は、
「占いのできる、夜の女」といった感じ。
しかし、ときおり
前後の文脈を無視した奇行をくり返し、
鶴瓶さんは対応に四苦八苦‥‥。


でも、(話のまとめ方としては)
ええこと考えたな、思たんや。
占い師やし、霊的なことがあったらええな、
思うから、ああして考えたんやけど。
できてはいたじゃないですか。
できたよ。できたでしょ。
だから、飛び込んじゃった片割れが
あの女だということでしょ。
そうそうそうそう。
でもそのへんは、あいまいにお客さんも
見ていたような気もするんですけど(笑)。

プレイバック『劇場スジナシ』その4

イッセー尾形×笑福亭鶴瓶
『ライトハンズ』

紆余曲折あったが、終盤、話は、
「昔、歩道橋から飛び降りた男の話」
をきっかけに収束に向かう。
その男の右手が、鶴瓶さんの右手に
いまも乗り移っているという
とんでもない展開に‥‥。


後で、DVDのパッケージに
いろいろ書いてほしいわ。
じつはこんな話やった、とね。
それはゼイタクってもんです(笑)。
せやしあれやんか。
22歳の女は、ぼくのヒモの相手で
それがニートのアレやったんや。
つなげよう、つなげようとしてんのよね。
いやあ、よくやった。
よくやったけども、
それは映画を撮った人がね、
「いい解説を書いてね」
って、みんなに頼みに行くようなもんだから、
それは無理ですよ(笑)。
ぐふふふふふ。
おすぎとピーコさんに解説してもらいたいわ。
‥‥ぼろっかす言うやろなあ。
ぼろっかす(笑)。
「こんな映画は、見ないほうがいい!
 (おすぎさんのモノマネ)」
言われるわ、たぶん。ほんまに。
でも「最悪」とまでは言わないんでしょうね。
最悪って言うと、
ちょっといいような気がするからね。
「最悪のつぎに、つまらない映画です!
 (おすぎさんのモノマネ)」
ふっふっふふ。

(続きます)

2006-08-23-WED