ボーズ アニは音楽が大音量で鳴ってても
寝るときは寝るもんね。
こないだも、ラップが
YO〜YO〜いってるとこで寝てたもん。
アニ ほんとうはいつも音楽かけながら寝たい。
安斎 YO〜YO〜の横で(笑)。
ボーズ YO〜YO〜の横でグーグー。

アニ でもさあ、音楽かけながら寝ても、
CDなら止まるけど、
いまはほら、iPodの時代だから。
ボーズ 延々と鳴りつづけるんだ(笑)。
アニ 「うるさい!」って起きちゃうんだけど。
ボーズ やっぱうるさいんだ(笑)。
なんだよ、それ。
ほぼ日 眠れずに困ることはないですか?
安斎 ほとんどないです。
アニ 俺は逆に、寝なきゃいけないときほど、
寝られなくなっていくなあ。
ボーズ それはあるね。
「もう、これ、明日まで起きちゃう?」
って、布団から出ることもありますよ。
アニ でもさ、
「起きちゃおう」と
思った瞬間に、
眠くなんない?
一同 爆笑

アニ 「よし。もう寝ねえ!」と思ったら、寝てた!
じゃあもっと早く、それを思ったほうが
よかったんじゃないか!
ボーズ 僕は休みの前日に、
なんだかあがっちゃって(笑)、
寝られなくなっちゃうときがあります。
やりたいことがメキメキ増えてきて、
「うわ〜、もうなにすりゃいいんだ!」状態で、
「もう6時?」なんてことになってる。
で、翌日は眠くて眠くて、
せっかくの休日1日を棒に振っちゃう。
安斎 それも、すげえなあ。
ほぼ日 ところでみなさんは、
定期的な就業時間のご経験はありますか?
ボーズ 僕は2〜3年はあります。
安斎 僕は6年ぐらいやってましたよ。
ボーズ 朝、ちゃんと通勤できました?
安斎 ぜんぜんダメ。
総務の人となかよくなって(笑)、
かわりにタイムカードを
押してもらったりしてました。
ボーズ 代返と同じですね。
安斎 そしたら、ばれちゃって、たいへんでした。
すっごい怒られた。
ほぼ日 遅刻の理由をごまかすこともありますよね?
ボーズ 僕らミュージシャンでも
遅れる人ってけっこういるんだけど、
入ってくるなり、ネタを持ってくる人がいます。
ドアを開けるなり
「いや〜見た? あそこですごいのあってさ。
 聞いた?」
みたいなことから入ってくる。
安斎 ドア開けるなり唐突に
「捕まったねえ、犯人!」
ボーズ あとは、最初からキレてくる人。
「マジ、チョ〜、警察腹立つ!」
みたいなかんじで。

一同 爆笑
ほぼ日 いろんなパターンがありますね。
ボーズ 「すいません。すいません」
と謝っても
「すいませんじゃねえよ」
って言われたり。
安斎 それを言われるとつらいね。
「すいません」以外にないのに。
ほぼ日 安斎さんは、言いわけはせずに、
ストレートに謝るんですね。
安斎 基本的にはそうです。
ギミックは通じない、
ボーズ それはやっぱり、
コンスタントに
打ってるから
ですよ。
「今日のヒットは
 どういうかんじで出たんですか?」
「ただ打っただけです、すいません」
と言うしかない(笑)。
安斎 そう。
いっつも謝ってるからねえ。
ボーズ 僕は基本的に
5分や10分は早く行くから、
「ちょっとのあいだにできる何か」を
いつも持ってますよ。
ゲームとか、本とか。
安斎 さすがだなあ。
でも俺の場合は、早く行って、
ゲームをしたりすると、
夢中になって遅れそう。
ほぼ日 前もって行ったことが仇となって(笑)。
安斎 以前、すごく早く
現場に着いちゃったことがあって、
しょうがないからあたりを散策してみたんです。
そうしたらバーゲンやっててさ(笑)、
買って、手続きしているあいだに
遅れちゃった。
ボーズ そのときは、なんて言いわけしたんですか?
安斎 「洗濯機買ってて遅れました」と
正直に言ったんですけど。
ボーズ そりゃ、その場の人は意味がわかんない。
安斎 うん。わかんなかったみたい。
一同
安斎 でもね、俺は
飛行機と新幹線に対しては
わりと遅れないんだよ。
ボーズ そうなんですか。
安斎 例えば新幹線に100回ぐらい乗ったとして、
そのうち2回ぐらいしか遅れてないよ。
飛行機は絶対待ってくんないから、がんばる。
だから
「そういうパターンの考え方でいけばいいんだ」
ということがわかりました。
ボーズ ということは、ですよ、
やっぱり「ほんとうに待ってくれないとき」は
遅れないんですね。
安斎 そうなんです。だから、
「なんだよ、自分」と思った。
ボーズ つまり、相手を見て
決めてるってことですね。
安斎 というより、状況をね。
一同 爆笑
安斎 一度、グアムに行くときに
「飛行機の出発時刻に成田に着くかどうか」
みたいなことがあったんです。
ボーズ それはもう、その時点で
やめたほうがいいぐらいですね(笑)。
安斎 だから、電話して「行けません」って
言ったんだけど、
そのときの代理店の担当の人が泣きながら
「とにかく来てくれないと」って。
ボーズ もしかして、撮影だったんですか?
安斎 そう。
ボーズ それはヤバイ。
安斎 空港に着いたら、荷物持ったまま、
飛行機のマークのピンクのでっかいシールを
胸ににペタン! と貼られて。
ボーズ 本人に貼るんですか?
安斎 うん。
一同 爆笑
安斎 「走ってください!」と言われて、
女の人がブワーッと走り、
先導してくれました。
スーツケースが左右になびいて
ガラァンガァランなりながら
「すいません、すいません」って言って、
空港の裏の裏、
あらゆるところを通って行きました。
そして、なにも調べられずにそのまま
飛行機に乗りました。

ボーズ うおお、すげえ。
アニ 俺も走った経験はあります。
安斎 あの女の人たち、
けっこうしなやかな走りなんだよ。
アニ 走り慣れてんじゃないですか、空港の中を。
ボーズ 俺にはそんな経験はありません。
(つづきます)



2007-12-28-FRI


(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN