経済はミステリー。
末永徹が経済記事の謎を解く。

第52回 ちょっとばかり宣伝を


「ほぼ日ブックス」発行以来、ほぼ一ヶ月ぶりの更新。
そのわけは、新刊のお知らせ。
本の宣伝の時にしか更新しないなんて、
我ながら、なんて現金なヤツなんだろう。

ちょっと言い訳をさせてもらうと、
さいきん、とっても忙しいんです。
11月はこの新刊のゲラ直しをやってました。
12月は「中央公論」の連載を
まとめて2月に出す(予定)本のために「1章」書き足し。
それと並行して、
(編集者は3月に出ると信じている)
経済用語辞典の原稿も書き始めなければ。

まあ、世の中の標準からすれば
大した労働量ではないのですが、なにせ、
ここ五年ほどプー暮らしをやってたもので、
疲れやすくて、というか、飽きっぽくて、遅れ気味。
ときどき「明るいビル」のジムにも行ってるしね。

で。ちょっと厚かましいけど、

「コーヒー一杯からわかる新しい経済の見方」
というバカ長いタイトルの本の宣伝をさせて下さい。
バカ長いタイトルも、
湯村タラさんにイラストをお願いしたハデな表紙も、
ピンクのオビも、ぜんぶ、担当編集者のMさんが
「まず、書店で目立って、
 手に取ってもらわなければ、話にならない」
というストラテジーで企画したものです。

内容は、「経済はミステリー」と共通するところもあって、
「みんなが自由に自分の幸福を
 追求できる社会が、いい社会なのだ」
という経済学の基本的な考え方を述べてあります。
それを、「経済はミステリー」は
経済ニュースを題材にして、今度の本は
架空の小さな喫茶店を題材にして書いたわけ。

それに加えて、今度の本では、株式投資、資産運用など
ノウハウ的なことについても書きました。
ちゃんと読んで理解してもらえれば、
「株で大儲け」はできないにしても、
あなたの個人資産の運用効率が
年に1パーセントくらい高まるかもしれない。
それだけで、定価1500円分の価値は
十分あるでしょう。

というわけで、
よろしくお買い上げのほどをお願い申し上げます。

PS 「経済はミステリー」をお読み下さり、
    御感想をお寄せ下さった方々、
    本当にありがとうございました。
    御返事を欠く失礼をお許し下さいませ。

2001-12-18-TUE

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