ピマコットン100%のパイル
<やさしいタオル>
選び抜かれた超長繊維綿ピマ・コットンに、
糸をふっくらさせるLA加工をほどこしました。
一般的なタオルでは“ありえない”贅沢です。

最高ランクのコットン、ピマ・コットン


<やさしいタオル>のパイル面は、
“いつまでもさわっていたい”ふわふわの感触。
パイルを織るコットンは、けば立ちが少なく、
滑らかな糸を使いたいと思いました。
そこで選んだのは、
普通のタオルではあり得ないほど贅沢な
最高級の超長繊維綿のピマ・コットンです。

ピマコットンが作られているのは、
アリゾナ州一帯の、太陽が燦々とふりそそぐ、乾燥地帯。
この地域に住んでいたネイティブアメリカンの「ピマ族」が
昔から栽培していた種を改良して作られたので、
「ピマコットン」という名称になりました。
品種改良を200年くらい続けてきて、
いまの種ができあがりました。


ピマコットンの原綿(糸に紡ぐ前)

そのピマコットンは、綿の中の最高級のランク、
「超長繊維綿」という種類の綿です。
綿のランクは、一つ一つの繊維の長さで決まるのですが、
他に、このランクの綿といえば、
ピマコットンと並び称される高級綿、
「エジプト綿:ギザ45」や、
カリブ海でとれる「海島綿」があります。

この「超長繊維綿」というコットンは、
なんと、全世界のコットンの生産量のなかの、
0.5%にも満たないという、とても貴重な綿なのです。

ふんわりと緩く縒った糸

ふわふわの糸をつくるために、
縒り(より)をうんとゆるくしました。
繊維が長い「超長繊維綿」を使うからこそ、
撚っている途中で切れたり、
けばだったりすることが少なく、
緩くゆったりと撚ることができるんです。
そしてその糸を2本あわせ「双糸」に
することによって、
糸に加わるねじれの力を封じ込め、
ふんわりとした糸をつくりだします。

糸を体質改善・LA加工。

ふつう、綿の繊維は、水分を吸うとふくらんで、
乾燥するとぺっちゃんこに潰れてしまいます。
一般的な綿製品は、洗濯のたびにそれを
繰り返しているのです。
でも<やさしいタオル>は、
糸を液体アンモニアに浸す
「LA加工」を施しています。


LA加工前
(綿繊維の
 一本一本の断面)

LA加工後
(綿繊維の
 一本一本の断面)

LA加工前(側面)

LA加工後(側面)
加工後に糸がふっくらしてるのがわかります。

コットンが植物として生きていたときと
同じような、
繊維がぷっくりした状態を、乾いているときも、
濡れているときも保つことができます。
細胞ひとつひとつがハリをもったままなので、
糸自体にもハリとこしがでて、
つややかで滑らかな糸になっています。
この加工をすることで、ふんわりした手触りが
長く保てる、という効果もあるんです。
LA加工をしていない
糸でつくるパイル地
LA加工した糸でつくる
パイル地

目のつんだパイル。

片面がガーゼなので、どうしても
両面がパイルのタオルのふかふか感にはかないません。
でも、
・良質のコットン
・緩いよりの糸
・LA加工
をすることによって、
厚さでだすもこもこ感に負けないくらいの、
ふわふわ柔らかいけど、
弾力のある手触りのパイル面を実現しています。
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