伊賀の窯元「土楽」の福森家で愛用しているスプーン。このスプーンでシチューをすくって口に運ぶと、とくべつな力をくわえることなく、ひとくちの料理が口の中にそっと置かれたあと、スプーンじたいが「するっ」と唇から離れていきます。お皿からシチューをすくうときにも、とても使いやすい形をしています。ホテルやレストランの業務用の食器のシリーズ「ノリタケ　カウンティス　E.P.N.S.」のスプーンで、洋白という純銀によく似た重量と質感を持つ合金製です。空気にふれていくなかで変色が起こるため、長らく「手入れがめんどう」と思われてきましたが、じっさいは、毎日使っていくことで渋く、いい色合いに変化をしていきますし、逆に、金属みがきを使えばぴかぴかに保つこともできます。この、ホテル・レストラン用の洋白銀器のスプーンを仕入れました。