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── 本の角に被せるしおり、
というアイデアが面白いですよね。
この形は、
どうやって考えられたのですか?
寺沼 折り紙で似たようなものがあって
しおりにしたら面白いんじゃないかと
思ったのが、きっかけです。
もともと切り絵をやっていたので
そこに切り絵模様を入れてみました。
── 切り絵は、
長いことされているんですか?
寺沼 働き始めた頃から、趣味で続けてます。
影絵作家の藤城清治さんをテレビで見て
すごいなあって圧倒されて。
ちょうどその頃、
ひと続きの絵を描いていたので
それなら切り絵にできるんじゃないかと
思ったのが原点です。
── (作品集を見せていただきながら)
確かに、デザイン画が
すでに切り絵のようですね。
人物や風景が入り混じって、
おとぎの国みたいです。
これを切り絵に発展させて、
いろんな作品を制作されてきたわけですね。
寺沼 そうですね。
紙に描いた絵と、できあがりの印象が微妙に違う、
そんな切り絵の面白さに惹かれてしまって。
あと、細かい作業が好きなのと
できあがったときの達成感も、
気持ちがいいんです。
── しおりの制作プロセスを
うかがえますか?
寺沼 まず、しおりの形と模様を
紙にまとめて印刷します。
そのあと、カッターを使って、
しおりをひとつずつ切り出したら、
今度は模様の線に沿って
切り込みを入れていきます。






しおりができるまでを実演していただきました。
カッターをくるくると自由自在に操り、
細かい模様を切り抜いていく寺沼さん。
── 1つ1つ手作業で作り上げるのですね。
ところで今回の作品、
花と植物と動物の3つ模様がありますが
モチーフはどのように決めているんですか?
寺沼 特に何の花、何の植物ということはなく、
頭に浮かんだ模様を、そのまま描きました。
見た人、使う人それぞれが、
いろんな花や植物を
感じていただけたらと思っています。

── なるほど。
使い方に関しても、そうですね。
本に限らず、手帳でもノートでも使えますし、
紙を挟む部分に余裕があるので
数ページ一緒に挟んだりもできます。
使い人それぞれの用途に合わせて、
お使いくださいという感じですね。
寺沼 実際にどういうふうに使ってくださるか、
みなさんの感想を聞いてみたいです。

見たいページがパッと開け、
なんとも気持ちの良い便利さです。
── しおりって味気ないものが多いですけれど
切り絵模様のしおりだと
本や手帳のワンポイントになって
使っているだけで、嬉しい気持になりそうです。
寺沼 そうやって、いっぱいの人に
使ってもらえたらと思います。
── カラフルな8色展開。
用途や気分に合わせて使えるところもいいですね。


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