郡上おどりに行くたびに
いつも買ってくる、岐阜の味。
明宝特産物加工「明宝ハム」
岐阜県郡上市の、食べごたえのあるおいしいハムです。
ぼくはこのところ毎年、日本三大盆踊りのひとつである
「郡上おどり」に通っているんですが、
行くと必ず現地でここのフランクフルトを食べて、
帰りにこのハムを買って帰るんです。
家に帰ったあと、ちょっとずつ焼いて食べては
「あーー、今年の夏も楽しかったなあ」みたいに、
祭りの記憶を振り返る、そういうハムです。
味は「昔なつかし系」というか、
素朴なんだけどうまみがしっかりある感じ。
満足感が高くて、1センチとか厚めに切ったものを
フライパンでこんがり焼いて食べると
「ハム食べてるなあ!」という気分になれます。
切った断面の見た目もよくて、ピンクと赤と、
脂の白いところと、大きなかたまりがごろごろしてて、
口の中でいろんな味がするんです。

ぼく自身はごはんのおかずで食べることが多くて、
このハムを3枚くらい焼いて、キャベツとか添えて、
あとはお漬物、お味噌汁みたいな。
郡上おどりに行くと、岐阜の赤かぶら漬けとか
お味噌とかもおみやげで買ってきたりするので、
そういうのと一緒に並べて、
旅の気分を思い出したりもしています。
もちろんお酒のおつまみにもバッチリで、
家でビールを飲むときに、ちょっと添えたりとか。
郡上には「こぼこぼ」というクラフトビールがあって、
これもけっこうおいしいんですよ。
だからまだやったことはないんですけど、
こぼこぼと明宝ハムを両方買ってきて、
とかも絶対いいですよね。

郡上おどり、めちゃくちゃいいですよ。
お祭り期間自体は2か月とかあって、
郡上の人たちは夏のあいだ毎日おどってるんです。
ぼくが行くのはお盆の時期の「徹夜おどり」なんで、
夜20時とかから明け方4時5時まで、
みんながほんとに徹夜でずーーっとおどってて、
すばらしいんです。
生唄生演奏なのも最高だし、ほぼ全員浴衣を着て、
下駄を鳴らしながらおどってるので、
ものすごくトリップ感があるんです。
基本的には行くとほとんどの時間
おどってるんですけど、疲れたら列をさっと抜けて、
ビールを飲んだり、カフェに入ったり、
小川に足を浸けて休んだりするんです。
そういう休憩のタイミングで、おどり会場の通りに
明宝ハムを売っている精肉店があるので、
フランクフルトとビールを買って、
「ああ、今年も無事来れたなあ‥‥」
なんて噛み締めたりしてます。

で、終わると徹夜明けのクタクタの身体で
東京に戻るんですけど、旅の終わりに
明宝ハムを買って帰るという。
ちなみに、ほぼ日社内ではむっちゃんが岐阜出身で、
郡上おどりにいつも参加しているので、
現地でよく、ばったり会うんですよ。
特に予定をあわせるとかしないんですけど、
会場で見つけて
「あ、今年もいた。おーい!」みたいな(笑)。
そういうたのしい思い出と一緒になった、
郡上おどりに欠かせない、大好きな岐阜の味です。