おしえたい人 ごとぅー

このいもけんぴ、
味の決め手は塩なんです。

串鶴「いもけんぴチップス」「いもけんぴ(細)」

これは会津(福島県)の「串鶴」という
串かつのお店が出しているいもけんぴで、
薄いチップスと細いタイプの2種類です。

出会いが15年前とかかな。僕はほぼ日に来る前、
百貨店で食品まわりを幅広く担当してたんですけど、
当時、串鶴さんのとても美味しそうな
アスパラの串かつが目にとまり、
是非催事に出ていただきたく、
お声がけしたことがきっかけです。

最近はお菓子にも力を入れられてて、
茨城のシルクスイートとか、
時期に応じて美味しいサツマイモを
使ったお菓子を作られるようになったら、
これまたおいしくて。

特にいいなと思っているのがこのいもけんぴで、
食べたらやみつきになる感じなんですよ。
ほどよい塩気に次から次へと手がのびて、
けっこうすぐに1袋食べきっちゃうんです。

理由はなんだろう?と思ったら、
いもけんぴって、砂糖の甘みを
最後まで感じる印象だったのですが、
串鶴さんのいもけんぴ、
実は砂糖をほんの少ししか使っていないんです。

串鶴さんの味の決め手は、砂糖でなく、
素材のあまみと、塩なんです!
塩がとても美味しくて。

塩って普通は海塩で、しょっぱいわけです。
だけどこのいもけんぴは、
会津の磐梯山(ばんだいさん)からの温泉水を煮詰めた
まろやかな味わいの塩を使っているから、
サツマイモの甘味とのバランスがめちゃくちゃいいんです。

また、全部手で揚げてるから、食感もいい。

店主の鶴水さんの売り文句としては、
砂糖もあまり使ってないし、添加物も入ってないので、
子どもからおじいちゃんまで食べてもらえる。
油もたしか米油かな。
そういうのが、やっぱり自分もいいなと思ってて。

こういうものって、ちょっと「罪なお菓子」
みたいな感じがあるじゃないですか。
夜に食べると「あっ、食べちゃった」みたいな。
でもこれはサツマイモを食べてる感じで、
あまり気にせずいけるんですよね。

手みやげにもよくて、ホームパーティーとかで
ボンと出すと、インパクトもあるし、
誰もが好きな味だから、すぐになくなる。

家族の団らんの場にもよくて、ポンと出すと、
みんなで「おいしいね」ってつまめる。
自分も家族に買って帰っても、
やっぱり子どもが好きで食べてますね。

2種類あって、チップスのほうは、薄いから
小さな子どもでもバクバク食べられちゃう。
甘さも感じやすいから、若い女性にも人気。
うちの小学生の娘もこっちが大好きで、いつも食べてます。
細いほうはちょっと硬さがあるから、大人向けかな。
でもこの食感が癖になりますよね。

あとは「串鶴」さんはやっぱり、
串かつもすごいおいしいんですよ。
素材感がしっかり出てるタイプの串かつで、
アスパラもぶっとく甘いアスパラだし、
会津地鶏も、豚も、素材のおいしさを感じるんです。
このいもけんぴも素材を活かしつつ、
インパクトがありますけど、そういったものが
すごく得意なお店という印象がありますね。

INFORMATION

  • 商品情報

    串鶴
    「いもけんぴチップス」100g
    897円(税込)
    「いもけんぴ(細)」100g
    648円(税込)

  • ほぼ日での取り扱い

    なし

  • どこで買える?

    串鶴 飯盛山参道入口の店舗(福島県)
    百貨店での催事
    各地イベント

  • 記事掲載日

    2025.7.23