夏の朝に飲みたい、
格別な風味の水出し紅茶。
Uf-fu「アンバー」
紅茶専門店「Uf-fu(ウーフ)」さんの
「アンバー」という名前のブレンドティーです。
ダージリンのファーストフラッシュ(春摘み)に、
ローズの精油とカモミールを
ブレンドしたものなんですけど。
香りがとっても良くて、大好きなんです。

ウーフさんは「生活のたのしみ展」をはじめ、
ほぼ日でも何度もご一緒させていただいているんですけど、
代表の大西泰宏さんが、本当に天才なんですね。
個人的に紅茶の師匠だと思っているんですけど、
味覚と嗅覚が、ものすごく優れていて、
教えてくださるお茶が、みんなすばらしいんです。
ご自身でインドや中国などの生産地に行って、
お茶を買いつけてこられるわけですけど、
感覚を研ぎ澄ませるために、
すごくストイックな生活をされているらしくて。
いいお茶は飲んだ瞬間、
身体全体でわかるらしいんです。
お店では、そんな大西さんやみなさんが
本当に好きなものだけを厳選して売っているから、
ほんとにハズレがないんですね。
ブレンドティーも見事で、どれもおいしいんですけど、
なかでもわたしはこの「アンバー」が大好きで、
飲むと「ハァーー」ってうっとりするんです。
一口目、口に入れた瞬間はそうでもないのに、
花の香りが後からワーッと来る感じが格別で、
しあわせな気持ちになるんです。
中の茶葉はこんな感じです。

まぁ、紅茶って、季節ごとに
飲みたいものが変わるんですけど、
これは春から夏にかけてのイチオシです。
さわやかで、さっぱりしていて、
夏前ぐらいの季節に毎日飲んでいるお茶ですね。
飲み方は水出し。
おやつと食べるときはホットでいれますけど、
これについては断然、水出しが好きですね。
そしてこれは朝のおたのしみでもあって、
わたし、夏も朝も苦手で、
夏の暑いのは嫌いだし、
朝もなるべく起きたくないんですけど、
これを夜仕込んでおけば、
このために起きようと思えるんです。
朝、起き抜けにまず一杯飲んで、
「ハァーー、天才!」みたいな(笑)。
「生活のたのしみ展」で販売したときも、
このお茶を飲んだ人が
「ふわって目が開いて、目がさめるねー」
みたいな感じで言っていて、たしかに!って。
とはいえ朝にぜんぶ飲むともったいないから、
水筒に入れて会社に持っていくんです。
だけど500mlの水筒だから、すぐ飲み干しちゃって、
半日もたないくらい。
飲み干すまではすごいゴキゲンなんです。
だけど、なくなると
自動販売機でアイスティーとかを買って
「うーん、ぜんぜん違う‥‥」みたいな。
これが飲みたくて飲みたくて仕方がなくなるんです。
ウーフさんって、推奨される茶葉の量が
けっこう少なめなんですよね。
「薄めに入れてゆっくり長く飲む」イメージ。
最初は「こんな少なくていいんだ!」みたいに
思うんですけど、苦みが出てこないので、
時間をかけて、ずっと飲んでいられます。
使う量が少なめだから、茶葉の量が少なく思えても、
実はけっこうたくさん飲めます。

あと、この「アンバー」は
ローズのかけらとかも入っていて、
見た目もきれいなんですよ。
だから茶葉を出しただけでも嬉しい気持ちになるし、
ホットにすると、お湯を入れた瞬間から
茶葉がひらいていく様子もきれいです。
そしてやっぱり、すばらしい香り。
袋を開けた瞬間、ハァーってなります。
夜、準備するときもしあわせだし、
朝起きてもしあわせだし。
もう、このお風呂に浸かりたいぐらい(笑)。
プールいっぱいにこの水出しを作って、
そこに飛び込んで大量に飲めたら
きっと最高だろうな‥‥と思うくらい好きです。