おしえたい人 みちこ

撮影時に重宝する、カラフルで
かわいいおこしのお菓子。

篠原製菓「キャラメルアーモンドプラリネ」

撮影の仕事のときなどに、めちゃくちゃよく
買わせてもらっているお菓子です。

撮影って、けっこう長時間なんです。
あいだに待ち時間が発生することもあるし、
どんなつまめるものを置くかで
現場の空気が全然変わるから、
お菓子がないのはあり得ない。
「おいしいお菓子と撮影するものを
しっかりと用意して、あとは遅刻しなければ、
仕事の8割はできたも同然」
っていう気持ちでいつも撮影に臨んでいます。

だから撮影のときのおやつは、いつも悩むんです。
あまりにありふれたものだとつまらない気がするし、
おいしくても、常温で時間がたつと
状態が悪くなるものだとダメ。
大袋だと「開けて食べていいのかな?」みたいになるし。
前によかれと思ってみかんを置いてたら
「実家みたいですね」って言われたり(笑)。
撮影ってちょっとハレの場で、
喜ばれるものじゃないと、ってところがあるんですよね。

そのときにこれが、ほんとにちょうどいいんですよ。
まず個包装されてるのがすばらしくて、
1個ずつ置いとけて、
みんなが自分のタイミングで気軽に食べられる。
ナッツや果物が入ってて健康的な感じもするし、
見た目もかわいいし。
ちょっと大人がうれしい感じのおやつなんですよね。
紀伊國屋で買えるんですけど、
意外と知らない人がたくさんいるから、
「これなーに?」みたいに会話がはじまるのもいいし。

しかも、めっちゃおいしいんですよ。
ナッツがゴロゴロ入ってて、
アクセントのクランベリーもいいし。
前に、食に詳しい作家さんから
「あれおいしかった。どこで買えるの?」
と言われたこともあって、そういう人にも
喜ばれるのってすごいなと思ってます。

さらにこれは、どんな遠くでの撮影でも
絶対に形が崩れないし、軽いし、すごい気楽。
雨でも風でも大荷物でも安心。
日持ちもするから、ちょっと早めに買っておけるし、
余っても無駄にならない。
「ちゃんとおいしくて日持ちするもの」って
案外なくて、重宝してます。
余って自分がもらって帰るとしても嬉しいし。

あとはこのプラリネ、なんだかちょっと外国風ですけど、
今回ホームページを調べてみたら、
実は足立区の篠原製菓っていう、
東京の下町の会社が作っているものだったんです。
「おこし製法」って買いてあるのは知ってたんですけど、
もともとほんとに渋い、昔ながらのおこしだけを
作ってた会社だったらしいんですね。
けど、ページに
「この製品ができて、初めてスーパーマーケットに
卸せるようになりました。
自分たちが今後もお店を続けていける勇気が出ました」
みたいなことが書いてあって、会社のみなさんに、
商品に対する思いがすごくあるんですよ。
読みながら、わたしもすごい
「ああ、よかったな‥‥」みたいに思って。
愛情持って作られているお菓子って、
なんだか、すごくいいですよね。

撮影って、けっこういろんな人が参加するので、
共通の話題が毎回あるわけでもないんですよ。
だからお菓子って、そういうときに
場を和ませてくれる、いいきっかけなんですね。
「こういうのってどこで買うんですか?」
みたいな話でも盛り上がるし、
自分の行かないお店でのセレクトだと面白いし。
お土産みたいなものを買ってきてくれた人がいたら、
みんなが沸くし。
お菓子っていいな、とよく思ってます。

あとこのプラリネは、撮影のほかにも、
長時間の会議の途中とかにサッと出すのにもいいんですよ。
食べたい人はその場で食べられるし、
持って帰りたい人は持って帰れる。
大きさとかもみんなが気をつかわずにもらえる、
ちょうどいい感じじゃないですか。
「あ、なんかありがとうございます」みたいな。
苦手な人もあまりいなそうだし、
ほんのり甘くて元気も出るし、
会議の空気をちょっとよくしてくれます。

だからほんとにさりげないんだけど、
いろんな場面ですごく使い勝手のいいお菓子です。
いつもお世話になってます、という感じです。

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