ことしの「海大臣」は8種類。
これまでのシリーズで最多のラインナップです。
こんなにたくさんあったら選べない‥‥!
というかたも、おおぜいいらっしゃると思います。
そんなかたに、ぜひお伝えしたいことがあります。
「だいじょうぶです。どの海苔も、おいしいです」
そう、ことしも、海苔の当たり年。
海苔は海の農作物ですから、海況や天候に左右され、
いつも同じ品質のものが揃うとは限りません。
これから先、もしかしたら
「ことしの海大臣は、1種類だけです」
ということもあるかもしれません。
せっかくのおいしい年なのですから、
思い切って、たくさん選ぶことにしたのでした。
(有明3県[福岡・佐賀・熊本]で生産される
たくさんの海苔を試食してきた相沢さんが、
ことし「海大臣」候補に選んでくださった海苔は、
有明3県でシーズン数回行われる入札のうちの1回、
1月上旬に行われた入札のなかでも、わずか0.122%。
さらに選考会で「海大臣」として選ばれた海苔は、
0.066%です。)
どれも、海苔単体で試食をしての採点が
すべて“S”レベルまで行ったものです。
極端な個性を持った海苔は、候補からはずしています。
「これは、すごく好きな人もいるけれど、
きっと苦手な人もいるだろうな」
ということがあるからです。
全種類、どんなふうに使っても、
おいしく召し上がっていただける自信があります。
それぞれの解説は、個性を強めに書いていますけれど、
それは、全種類を食べくらべてみての、
ほんのわずかな違いだともいえます。
つまり、ひとつだけ選んでいただいても、
「おいしい!」と感じていただけるはず。
選考委員のひとりである糸井重里は
「ど・れ・に・し・よ・う・か・な、の数え歌で
選んでもらっても、大丈夫」と言っていますよ。 |