ほぼ日の水沢ダウン2019 秋の抽選販売

いまをさかのぼることおよそ2ヶ月前の、2018年2月。
トミタ、ハサダ、スギモト、3名のほぼ日乗組員が、
韓国に行くことになりました。
めざすは平昌(ピョンチャン)。
そう、冬季オリンピックを生で観に出かけたのです。
「ものすごく寒いんだって」
「寒いところは-10℃だって」
「風が吹くと、体感はもっと寒いって」
事前に聞いた現地のあまりの極寒ぶりに
生命の危機を感じた3人は、
わたしたち(水沢ダウンチーム)から借り受けた、
水沢ダウンのサンプルを身にまとって出発しました。
わたしたちは、ひそかにほくそ笑みました。
これは水沢ダウンの性能をためす絶好のチャンスでは?
こういう人体実験、もとい実体験による検証は、
やろうと思ってもなかなかできないのでは?
水沢ダウンの威力が証明されちゃうのでは?
はたして水沢ダウンは、
極寒の平昌でも役に立ったのでしょうか。
3人の実録レポートをおとどけします。

あたたかい」は、
心の平穏につながるんですね。

到着初日の夜、開会式を見るため、
パブリックビューイングの会場に行きました。
予想よりもあたたかい-1℃だったので
まあだいじょうぶだろうと思っていたのですが、
外に出たとたん、
「水沢ダウンで守られているところと、
そうでないところでは、
あたたかさがぜんぜんちがう!」
と、すぐに気づきました。
フードもふくめて、水沢ダウンにおおわれているところは、
しっかりあたたかいのです。
ともに旅をたのしんだハサダさん、スギモトさんと、
なんども、なんども「水沢ダウンすごいね」と
話していました。

防寒対策ばっちりということもあり、みんなにこやか。

この日以降、防寒のレベル調整は
水沢ダウンに守られていないところをどうするか、
ということに終始しました。
どういうことかというと、カイロを貼る量がちがうのです。
スキー会場に行った日は-10℃で、防寒対策もマックスに。
暴風のためさまざまな競技が中止になるほどで、
それはそれは寒い日でした。

寒さをこらえきれないスギモトの表情にご注目ください。
手袋から手を出してカメラをかまえると、
3秒で手が痛くなりました。

この日の装備を手帳に書いておいたのですが
7つ使ったカイロのうち、
水沢ダウンでおおわれている部分は1つですみました。

この寒さと対策は記録しておかないと!
と思って書きました。

ふつうの寒い日は(0℃から-2℃ぐらい)、
水沢ダウンのジッパーの開け閉めで
温度調整をすればOKでした。
寒さにおびえることなく
オリンピックをたのしむことに集中できたのは、
ほんとうにありがたかったです。
「あたたかい」って、心の平穏につながるんですね。

水沢ダウンのズボンがほしい」と、
なんどもみんなで話しました。

平昌はたしかに寒かったです。
飲んでいたお湯を地面にこぼしてしまったとき、
一瞬で氷になり「ひえっ」と怖くなりました。
でも、これはお世辞でもなんでもなく、
水沢ダウンのおかげでほんとうに助かりました。
トミタさんも書いているように、頭からお尻まで、
おおわれているところがすごくあったかいんです。
しかもわたしには、なかのダウンもあるので無敵です。
観戦場所によって防寒レベルの上げ下げができたことで、
寒さを気にせず、競技を思いきりたのしめました。

ちなみに、防寒レベルがふつうの0℃くらいでは、
上半身はヒートテック、フリース、ハラマキ、
なかのダウン、水沢ダウン。
下半身はジャージ、スキー用ズボン

じゅうぶんでした。
スノーボードを観た雪山では、防寒レベルマックス仕様に。
上半身はヒートテック×2、フリース、ハラマキ、
裏起毛トレーナー、なかのダウン、水沢ダウン。
下半身はヒートテック、ジャージ、スキー用ズボン。
靴下は6枚重ねばき
です。
そうそう、水沢ダウンのフードが実は大活躍で、
フード on ニット帽子は最強でした。
それでも‥‥下半身が寒い!
「水沢ダウンのズボンがほしい」と、
なんどもみんなで話しました。
現地で知り合ったかたは、寒くて到着早々
風邪をひいてしまったとおっしゃっていました。
「健康第一、おもしろ第二」という
ほぼ日のスローガンを思い出しながら、
せっかくのたのしいオリンピックも
体調万全でなければたのしめないんだなぁと、
身をもって実感しました。

水沢ダウン貯金をはじめようかと
計画中です。

水沢ダウンがいかにあたたかかったかということは
ほかの2人がたくさん語ってくれたので、
わたしは別の視点から。
防寒はもちろんのこと、個人的にすごいなと思ったのが、
水沢ダウンの温度調節です。
極寒の雪山でスノーボード競技をみたあと、
のぼせそうにあたたかいシャトルバスに乗り、
冷たい風が吹き荒れるスタジアムで聖火をみて、
また暖房ががんがんにきいた高速電車にのって
ホテルへもどる‥‥といった感じで、
日々寒暖差のはげしい場所を行ったり来たりしていました。
そんなとき、脇下のジッパーの開け閉めや、
前立のジッパーをとめる位置を変えたりして、
かんたんなひと手間で、快適に過ごせたことが
とてもありがたかったです。

レストランで休憩するときに
水沢ダウンを脱ぐこともありましたが、
軽くてコンパクトにまとまるし、
日本でいつも着ているウールのコートよりも
格段に軽く、扱いやすかったです。
その意味で、
着ていないときも、とてもよかったです。
そして、機能のことではないのですが‥‥
シルエットがかっこよくて、着ていてうれしかった!
会場にいたお客さんは
防寒対策のためみなさんもこもこでしたが、
水沢ダウンを着たわれわれは、
比較的スマートだったかと思います。
極寒の場所でも、
防寒ばっちりのうえにおしゃれでいられたことが、
とてもうれしかったです。
以上のような理由で、
「水沢ダウン、ありがとう‥‥!」と
旅の途中に何度も思いました。
4年後の北京オリンピックも
ぜひ観に行きたいなと思っているので、
水沢ダウン貯金をはじめようかと計画中です。