本日は、チェコ在住の工芸作家のshino（シノ）さんという
大のハラマキ愛用者の方をご紹介します。
shinoさんがふだんからつけているハラマキに、
チェコの人たちもものすごーく興味津々で、
いまでは、すっかりハラマキに
はまっているそうですよ。

shinoさん。
この日は、ハラマキをヘアバンドにしてご登場。
子供サイズのハラマキが、
ヘアバンドにおすすめだそうです！

ほぼ日	shinoさんは、ほぼ日のハラマキを ずっと巻いてくださっているそうですね。
shinoさん	はい。 ふだんもつけているのですが、 飛行機で旅するときに、とくに重宝しています。 ちょっと寒いなあと感じたら、 ハラマキをさっとつけるようにしています。 ハラマキって、 微妙な体温調節ができるところがいいんですよね。 あと、飛行機の中は乾燥しているので、 お腹だけでなく、首まわりにつけることもあります。 ハラマキは小さく折りたたむことができて、 持ち運びしやすいので、 移動中の防寒アイテムとして、とても便利です。
ほぼ日	チェコでもハラマキをしているんですか？
shinoさん	もちろん、チェコの日常生活でもハラマキはしています。 すごくあったかいです。 チェコの冬は、だいたい平均気温がー５℃くらいで、 寒い時はー10〜15℃くらいまで下がるのですが、 私自身、ハラマキをするようになってから、 １枚、薄着になりました。 以前なら外出時は、暖かい下着を着てから ウール系の洋服を重ね着して、 さらに ジャケットをはおっていたのですが、 いまでは、家の中では、 Ｔシャツ＋薄手セーターですごして、 外出時はそれにハラマキを足して、 ジャケットをはおるだけの、 信じられないような薄着ですごせるようになりました。
ほぼ日	shinoさんのまわりのチェコの人たちも、 ほぼ日のハラマキを愛用しているんですよね。
shinoさん	そうなんです。 私が、ときどき洋服の下から、 ハラマキをチラッと見せていたら、 あるとき、チェコ人の友だちが、 「それ、何？　何？」って食いついてきたんです。
ほぼ日	チェコの人たちは、 最初にハラマキを見たとき、 すぐ、何に使うものなのかわかりましたか？
shinoさん	ハラマキというものはないのですが、 チェコには、もともと 「腰をあたためる」という概念はあるんです。 なので、わりとすぐに理解したようです。
ほぼ日	そもそも西洋には 「冷え」という概念はないんですよね？
shinoさん	冷えは、東洋医学のものなんですよね。 でも、チェコには温泉療法があって、 お医者さんに処方箋をもらって、 「あなたは、どこどこの温泉に行きなさい」 って言われるんですよ。 チェコは、東洋医学的な療法が割とさかんで、 お茶（ハーブティ）なども発達しているんです。 チェコの人たちは、自分たちの健康を守るために 日常生活から気をつけましょうという意識は 高いほうだと思います。
ほぼ日	自分の体を守るアイテムのひとつとして、 shinoさんのまわりのチェコ人のお友だちも、 ハラマキに興味を持ったということですね。
shinoさん	はい。 わたしから彼女たちにすすめたわけではなく、 向こうから、「わたしも、つけてみたい」って 言いはじめたんです。 チェコの人たちは、 冬も、ダウンジャケットの下にTシャツ１枚だったり、 けっこう薄着なんですよ。 ハラマキをつけていると、 体の要の部分は、あたためることができるというところが、 気に入ったみたいです。 薄着なんだけれど、 守るべきところは、ちゃんと守ります、 という感覚ですね。
ほぼ日	ちなみに、現在、shinoさんのまわりで、 ハラマキを巻いているチェコ人のお友だちは、 どれくらいいらっしゃるんですか？
shinoさん	10人以上はいます。 建築家やアーティスト、お医者さんといった いろんな職業の人たちが、ハラマキを巻いています。 最初に私が持っていたものを ある友だちに１枚あげたら、すっごくよかったみたいで、 彼女が、いろんなところで、 「これいいよ、これいいよ」って おすすめしていたそうです。 そうしたら、彼女のお母さんや友だちも、 「ほしい！」と言い出して、 どんどん広まっていきました。 ほぼ日のハラマキの販売は年に数回のペースでしょう。 だから、みんな販売がはじまるのを ずっと待ちわびているんですよ。 また、みんなでわいわい柄をえらびながら、 まとめて頼もうと思っています。 shinoさんのチェコのお友だちにも、 ハラマキは大人気！

shinoさん、どうもありがとうございました。
ハラマキは、やっぱり世界に通じる、
よいものなんだなあとつくづく思いました。