今日から3日間お申し込みを受け付けます!


ほぼにちわ。
酒粕と聞いて「ああ、あれね!」とご存じの方、
お久しぶりです。
ご存じない方、「上越市吉川区」「有りがたし」「酒粕」と
説明が必要な言葉がどんどん出てきてしまって恐縮です。
順を追ってご説明する前に、簡単に申し上げますと、

darlingが命名した、とってもおいしい日本酒
「有りがたし」の酒粕が手に入りました!
お酒を造っている
「新潟県の上越市吉川区のみなさん」にお願いして、
200袋分けてもらいましたので、
抽選販売でお分けしますよ〜〜〜!


ということなのです。


↑こちらがお届けする酒粕。
一袋500グラム入り


今日から21日の15時まで
申し込みを受付けし、
抽選結果は25日(月)まで
メールでお知らせ、
そして、5月10日(火)から発送を開始
という段取りでございます。

さてさて、概要を頭にいれたところで、
落ち着いて『「有りがたし」の酒粕』についてのご説明を
お読み下さいね。

酒粕を説明するならば、まずはその元になる
お酒の話をしなければなりません。

「有り難い」から「有りがたし」


3年ほど前に、「ほぼ日」は、
「永田農法」の、永田照喜治先生を通じて、
永田農法による米づくりを実践している
米どころ・新潟県上越市吉川区のお米を
いただく機会にめぐまれました。



明るいビルに送っていただいたそのお米は、
ちょっと他にないおいしさでした。

このおいしいお米が、実際にどういう場所で
どんな風に作られているのかということに、
私たちは興味をもちました。
それを自分たちの目で確かめよう! と、
ほぼ日乗組員は 、社員旅行ならぬ社員農業研修に、
上越市吉川区まで出かけました。
(そのときのようすは、こちらをごらんください。)

その吉川区で「ちょっとマネができないぞ」
と言われるような日本酒がつくられていました。
これが、また、すばらしいものでした。

皮つきぶどうでつくる赤ワインの発想でした。
流行の、米粒を削ってつくっていく「吟醸」の
まったく逆の方法でできたお酒です。

この酒の名付けを頼まれたdarlingは、
「有りがたし」と命名しました。

そのネーミングには、こんな思いがありました。

これだけたっぷりの天然の恵みをいただいて
有りがたい、と言う気持ちが第一にありました。
ありがたい、という言葉は、もともと「有り難し」。
この酒が有ることそのものへの驚きが、表現されてます。
さらには、この酒をつくる人と時に対しての感謝も。
そして、誰かに感謝の気持ちを伝えるときに、
この酒を携えて行けたら、いいなぁと思いました。
(糸井重里)

●有り難い「お米」
●有り難い「水」
●有り難い「杜氏の技術」

この3つが合わさって、
存在することにビックリしてしまうくらいの
日本酒ができあがっているというわけなのです。

さてここで、具体的なことを、
実際に「有りがたし」を作っている
吉川区の「よしかわ杜氏の郷」の山本さんに、
鼻息もあらく、自慢のお酒を解説していただきましょう!

それぞれの項目をクリックすると、
山本さんの詳しい解説が読めますよ。

有り難い「お米」


山本さん
 
「吉川区の自然環境」+「永田農法」
だからこそできるお米です。
肥料をほとんど使わずに育てるお米には、
お酒の「雑味」をつくりだす
タンパク質をほとんど含みません。

だから、お米を磨かずに、
糠や胚芽までも一緒に
お酒に仕込めるんです。
 


有り難い「水」


山本さん
 

「有りがたし」の仕込みに使う水は、
吉川町にある「尾神山」からの伏流水。
鉄分を含まない
お酒づくりにもってこいの
清浄な水。
「軟水」ですから、やさしく
まろやかな味のお酒が出来ます。
 


有り難い「杜氏の技術」


山本さん
 
ほとんど玄米に近い状態で
酒の仕込みに使えるお米と
酒づくりに適した水。
でも、このふたつだけじゃ
うまい酒はできません。
ここに、杜氏の技術がなくちゃ。

とくに、「有りがたし」は、
通常の日本酒とは違って、
お米を磨かず、
ほとんど丸ごと使いますから、
杜氏の知識と経験がモノをいいます。
吉川区には、
その経験と知識をもった
杜氏がいるんですよ!

 

本さん、ありがとうございました。
「有りがたし」の「有り難し」であるゆえん、
お分かりいただけたかと思います。

そして!! そんなお酒から、
絞ったあとにうまれる「酒粕」。
それが、今回、分けていただいた酒粕です。

もはや言うまでもないことかもしれませんが、
「有りがたし」の酒粕はやっぱり
「有り難い」味の、酒粕です。
なかなかこんなにおいしい酒粕は
手に入らないと思います。

とくに、
酒どころではないところにお住まいのかたには、
「へえ!」と思っていただけるものだと思います。
──といっても、
「酒粕の概念が変わる!」というような
大げさなことを言うつもりはありません。
きちんと、おいしい、酒粕です。
おいしいお酒の、しぼりたての、酒粕。
それ以上でもそれ以下でもありませんが、
これを試食した「ほぼ日」乗組員一同、
「うん、すごくおいしいですよ!」と、
自信をもって、おすすめできるものです。

※おいしい酒粕は食べたいけれど、
 ふだん料理しないからな〜。
 なんていう方、ちょっとお待ち下さい!
 鍋が1つあれば、焼き網が1つあれば、
 電子レンジさえあれば、など
 ふだん料理をしなくても、
 あっという間にできる酒粕のおいしい食べ方を
 明日、ご紹介しますよ〜。

ここまで読んでいただいて
「よっしゃ! 申し込むぞ!」と思われた方、
ありがとうございます。

ここから、申し込み方法について、ご説明しますね。

いろいろ、ご不便おかけします。

■数量について。

「有りがたし」は新潟にある小さな酒蔵のお酒です。
たくさん作られているものではありません。
そのため、できあがる酒粕の量にも限りがあります。
そのなかから、わがままを言って200袋を、
「ほぼ日」に分けていただきました。
(この酒粕は吉川区の「よしかわ杜氏の郷」の店舗でも
 販売される予定です。)
今回も、抽選となることが予想されますので
どうぞご理解くださいますようお願いいたします。
(1人、1袋のみのお申し込みとさせていただきます)

■送料と値段について

酒粕の値段は、500グラム入り1袋で、250円(税込)。
代引き手数料と送料は、全国一律で、810円。
つまり、合計すると、1060円かかるという計算です。

送料が商品代金の3倍以上!! となります。
前回販売したときにも、
もうしわけないと思いながら、
「通信販売の宿命と思し召しくださいな」
ということをお願いしましたが、
やはり今回もそのお願いを
みなさんにしなければなりません。
どうぞよろしくお願いいたします。

おっしゃ、250円の酒粕、
810円の送料払ってでも食べたい!
と思われる方、ぜひぜひお申し込みください。

そしてダブルチャンス。

「よしかわ杜氏の郷」の山本さんが、
抽選に外れてしまった人にも
さらに楽しみをつくってあげたい、ということで、
プレゼントを2つ用意してくださいました。
3名様に日本酒「有りがたし」を。
そして、10名の方に
「有りがたし」の酒粕を原料とした
コンペイ糖をプレゼントします!
こちらに当選した方には、個別にメールを差し上げますね。
酒粕の発送よりも少々遅れるかと思いますが
ご了承くださいませ。
2005-04-19-TUE
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