レポトゥリちゃん 2009年制作 Serial Number/N-024

体長=約42cm 座高=約30.5cm
素材=羊毛、コットン、ポリエステル(中綿)
   鈴/押し笛/金属ボタン/目=羊毛
フィンランド産の毛糸でつくられた、
きつねの女の子のあみぐるみです。

細いブラウンの毛糸から生まれた
「フィンランドの森にいるきつね」。
そのアイデアは、
とても自然に浮かんだといいますが、
じつはタカモリさんがきつねを編むのはこれが初めて。
ご本人にとっても、
たいへん愛着のある作品に仕上がりました。

ちなみに、タカモリさんのあみぐるみは
「こま編み」という手法で編まれることが多いのですが、
この作品は「長編み」という編み方でつくられています。

ワンピースの背中の部分にはふたつのボタンが。
これはタカモリさんがたいせつにしていた
ふるいカーディガンのボタンを使っています。
そして、ポケットとして使われているのは、
フィンランドで生まれた「マリメッコ」の生地です。

作品名の「レポトゥリ」は、
ふたつのフィンランド語、
「Repo(レポ)」と「Tuli(トゥリ)」を
タカモリさんが、組み合わせた言葉です。
「Repo」は、フィンランドの古語で「きつね」、
「Tuli(トゥリ)」は「火」を意味しています。
これをふたつ並べた「レポトゥリ」は、
すなわち、「きつね火」となるわけですが、
じつはこれにはもうひとつの意味がこめられています。
というのは、そのふたつの言葉が語源となり、
現代のフィンランドで使われている
「revontulet」という言葉があるのですが、
それは「オーロラ」を意味しているのです。

フィンランドの自然のなかに生き続ける、
きつね、きつね火、そしてオーロラ。
そんなイメージが、この作品に、こめられています。

協力/森下ヒルトゥネン圭子さん



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