TB2009・サルミアッキ 2009年制作 Serial Number/C-067

体長=約56.5cm 座高=約27cm
素材=羊毛、化学繊維、コットン(鼻)、
   革(リボン)、ポリエステル(中綿)、
   鈴/押し笛/目=プラスチック
「タカモリさんは仏像を彫るように
 テディベアを編み続けるといいよね」
という糸井重里のひと言がきっかけとなって、
タカモリさんは、
あみぐるみ作家としてデビューしたころに
よくつくっていたテディベアのあみぐるみを
2008年から再び制作するようになりました。
そのテディベアたちには、
「Tomoko Bear」もしくは
「Teddy Bear」の頭文字をとって
TBシリーズと冠されています。

今回のテディベアは、
いままでになく野性的な印象に仕上がりました。
ここしばらくタカモリさんは、
テディベアをつくるときはすこしうつむき加減に
頭をつけるようにしていたそうです。
そうすると、上目遣いのかわいい表情になるから。
「でも、このコは少し上向きにつけてあるんです。
 編んでいる途中でそうしたくなりました。
 最初から決めていたわけではありません」
とタカモリさん。
すこし上を向かせて頭をつけたことで、
やる気満々でワイルドなクマが誕生しました。

この作品には、革のリボンが首に巻かれています。
この革のリボンをタカモリさんは
ずいぶん前に購入していましたが、
これの似合うあみぐるみがずっといなかったそうです。
革の質感が重たい印象になってしまうので。
でも、このコにはしっくりと、革が馴染んだとか。
たしかに、これだけワイルドなクマさんに、
ひらひらのリボンは似合いません。

作品名の「サルミアッキ」は、
フィンランドで愛されているキャンディーの名前です。
その味は、かなりクセがあるとか。
くわしくはこちらをご覧ください。
ワイルドで個性的なこの作品に、
ぴったりな名前かもしれませんね。



(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN