ミーシャママ 2009年制作 Serial Number/N-022

体高=約46.5cm 座高=約36cm
素材=化学繊維、チロリアンテープ、ポリエステル(中綿)
   鈴/ボタン/目=化学繊維
タカモリ・トモコさんがちいさいころに読んだ
ロシアの絵本のイメージをこめた、
やさしい顔をしたおかあさんクマのあみぐるみです。

「ミーシャママ」は、
手にカゴを持っています。
カゴの内側にはギンガムチェックの布が敷かれ、
そこにちいさな赤いハートが入っています。

モールの毛糸2本とファーの毛糸1本を合わせ、
合計3本を1本にして編まれているため、
全体にしっかりとしたたたずまい。
手に取ると、ずっしりとした重みが感じられるます。
なお、今回のヌーヴォー作品3体は、
顔と手足が同じ毛糸で編まれています。

「ミーシャママ」のスカートには、
飾り刺繍を施したチロリアンテープが配されています。
ボディには、
タカモリさんがいつも使用しているものとは
ちがうタイプの鈴が入っています。
「コロンコロン」というなつかしい響き、これは、
赤ちゃんのオモチャ、ガラガラに使われている鈴です。

今回展示している
「ミーシャ」「ミーシャパパ」とは同じ家族。
森のおうちで、いっしょに暮らしているというイメージです。
作品のオーナーが決まれば、
この家族は別々の家に届けられることになりますが、
いつか展覧会が現実になったときには、
家族が再会する機会が、来るかもしれませんね。

ちなみに2月会場ヌーヴォー作品の
オーナーになったかたには、
3匹がいっしょに写っている「家族写真」を
それぞれにお付けすることになりました。



(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN