体長=約42cm
座高=約33cm
素材=アンゴラ毛糸、カシミヤ毛糸/ポリエステル(中綿)
目=キャッツアイ(プラスチック)
『ひつじちゃんはごきげんななめ』
という絵本のために制作された作品。
絵本には“ヒツジのことが大好きなカシミヤヤギ”
という準主役の設定で登場しています。

カシミヤの名にふさわしいボリューム感で、
ベースとなるボディはアンゴラ毛糸ですが、
ふさふさしているフリンジの部分には、
実際にカシミヤ毛糸を使用。

現在、この作品は樋口可南子さんがオーナーとなり、
たいせつにされています。

「樋口さんちの子になると聞いた途端に、
 カシミヤくんの顔が立派にみえてきたんですよ。
 やっぱりほんとに、そこの家の顔になるんですね」
(タカモリ・トモコ談)

特徴的な目は、以前見た映画『アルタード・ステイツ』で
印象深かった「ヤギの目」がヒントになったとか。
その後タカモリさんは『世界家畜図鑑』という本で
ヤギを調べますが、
あまりにも種類が多すぎて参考にならず、
結局はイメージで編み進めたそうです。
「ヤギの目」は、ネコのあみぐるみに使われる
「キャッツアイ」を横向きにつけることで表現されています。



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